「我々」や「しらずしらず」など、同じ言葉がふたつ重なって成り立っている日本語を「畳語」と呼び、意味を強めたり動作の反復・継続などを表したりするときに使います。
「度々申し訳ございません」の「度々」も畳語ですし、「きらきらしてる~」の「きらきら」も畳語です。日頃よく口にすること、ありますよね!
今日の漢字クイズは、そんな畳語から出題です。お題はこちら!
「縷縷」。
畳語でお馴染みの「々」を使って「縷々」と書くこともあります。
今回初めて見た! という人も多そうなちょっと画数が多いこの漢字。まずはどんな意味があるのか見てみましょう!
この漢字を小学館デジタル大辞泉で検索すると次の通りです。
1 細く長くとぎれることなく続くさま。
「次から次へ―として続いた」
2 こまごまと詳しく述べるさま。副詞的にも用いる。
「―として語る」「―説明する」
この意味を知った上で、筆者も例文を作ってみると…
・「煙突の煙が縷縷と立ち上っている」
・「夜空の星が縷縷と輝いている」
といった感じでしょうか!
また、中身のない話が延々と繰り返されるという意味の「縷縷綿綿」という四字熟語があります。
綿綿は「めんめん」。「縷縷綿綿と話を聞かされる」という感じで使われます。
■ちょっとだけヒント!
縷縷の読み仮名は「○○」。2文字です。
意味が分かったところで、さっそく正解を見てみましょう。
正解は…
縷縷の読み方、正解は「るる」でした!
「縷」という一文字だけでも“糸のように長いもの、細かく詳しいこと”を表すので、「縷縷」はその意味がより強調された言葉になります。日常であまり使わない漢字かもしれませんが、豆知識として頭に入れておくのもいいですね♪
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(Mai)
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