【4】スープにパンを浸して食べるのはマナー違反
スープはそのものを味わう料理なので、本来は、パンをつけていただくのはNG。お皿に残ったソースは皿に残さないように食べるのが美しい食べ方で、正式な席ではパンを使って“拭う”のは避けたいですが、カジュアルな席でならOK。TPOに合わせて使い分けを。
【5】美しく食べられる“ひと口”は横幅3cmを目安に
同席者との会話を止めないようにするのもマナーのひとつです。口に入れた料理をすぐに食べきれる大きさの目安は3cm幅。おつくりや筑前煮など、多くの和食が横幅3cm程度なので、口に入れる料理は、そのサイズを思い出しましょう。
“食べ方マナー”といっても、堅苦しく考えすぎたり、「キレイに食べる」ことだけがすべてではありません。
小倉さんいわく、「食べ物への感謝と周りの人への配慮、食事を楽しむことを考えるのが基本」と言っています。そうつまり、一緒に食事している人、あるいは周囲にいる人が、気持ちよく食事できるよう気遣いをすることがいちばん大切なこと!
自分が不快だなぁと感じることをやらないのはもちろんですが、この機会に、自分の食べ方も見直してみませんか?(さとうのりこ)
(『SAKURA』2015年春号)
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