冬のデート服、要注意です。スタイリストが教える、「コートを脱いだときの意外な落とし穴」

Xmasデート、何着ていく?|スタイリストが教える、「コートを脱いだときの意外な落とし穴」に注意! 

12月に入り、Xmasまであと少し。当日デートの予定が入っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。特別な日だからこそ、ファッションにはいつも以上に悩んでしまいますよね。

今回は、Omiaiレポートの調査から、Xmasデートのファッションについてピックアップ。Xmasが恋人の日として知られるようになった歴史についても併せてご紹介します♡

Xmasの理想ファッションには、男女間で違いが!

「Xmasで相手に求めるファッションは?」と質問したところ、女性は男性に対して「スマートカジュアル(38.3%)」を望んでいることがわかりました。一方、男性は” いつも通りの君が好き ”という傾向に。女性に対する要望は、「カジュアル」が 38.3%、「特にない」が 17.0%と大勢を占めています。

また「自分はどんな服装で相手に会いたい?」と聞いたところ、女性からはいつもより小ぎれいなスマートカジュアルで臨みたいという意見が。男性はカジュアル、つまり、いつも通りの服装を臨む声が44.7%と圧倒的に多い結果になりました。

特別な日というイメージが強いXmasですが、女性と男性の間では服装に関して認識の違いがあるようです。

スタイリストが考えるXmasコーデ♡ 

Xmasデートのファッションについて、スタイリストの村井素良さんにお話を伺いました。「外見だけでなくコートの下も気を抜くなかれ!」とのことですが、気になるその理由は…?

今冬のファッショントレンドとして、女性ならロングブーツやショート丈のシャツ、デニム、男性ではデニムやニットなどが挙げられます。ファッションが好きな人はそれらの要素を適度にミックスして自分なりの着こなしを楽しんでほしいです。

一方で服に無頓着な人にとって、トレンドを強く意識した服装は難易度が高すぎ。ただ、特別な聖夜はファッショナブルとまではいかずとも、最低限相手に好印象を与えるような小綺麗な着こなしを楽しみたいところです。女性であれば旬のカラーであるピンクやブルーを意識しつつ、相手のファッションやシーンに合わせてパンツやスカートをチョイスしてください。迷った時はジャケットを羽織っておけば、相当な肌の露出がない限り大抵のシーンに馴染むのでおすすめです。

男性はジャケットに白シャツ、濃いめのブルーデニム、スニーカーでOK。マジメさもありつつ、清潔感もあるのでどこで誰に会っても好印象を与えること間違いありません。ユニクロやザラなどでひと通り揃いますし、白スニーカーはコンバースのオールスターやアディダスのスタンスミスであれば手軽にネットでも購入できます。

また、注意して欲しいのは汗&匂いの対策。コートを脱いだ瞬間、脇汗がべったりついていたり、悪臭を放っては恋心も覚めてしまいますし、せっかくのXmasファッションも台無し。汗脇パットや香水を使うことをおすすめします。また香水を使う際はつけすぎに注意。両手首にワンプッシュして、耳の裏に軽くこする程度で十分です。

■教えてくれたのは…
スタイリスト 村井素良さん
1994 年、東京生まれ。文化服装学院卒業後、2016 年よりスタイリスト・上野健太郎氏に師事。2020 年に独立後、ファッション誌や CM、カタログなど幅広いフィールドで活躍。

 

ところで…Xmasが「恋人の日」になったのはいつ? 

日本では恋人の日というイメージが強いXmasですが、家族でお祝いをすることがメインの国もありますよね。イエス・キリストの誕生を祝うという海外の行事であったXmasは、どのようにして日本に根づいたのでしょうか。

一節によると、江戸時代に宣教師がミサを行ったことが最初とされています。その後少しずつ全国に浸透し、Xmasケーキでお祝いをするようになったのは、明治時代の後期。「不二家」が真っ赤なイチゴとクリームで装飾したケーキの販売を始めたことで、ケーキを囲み家族でお祝いするという慣習が広まったと言われています。

さらに時代は流れ、‘80 年代になると当時女性たちの間で絶大な支持を獲得していた「an・an」や「non-no」といった雑誌が“Xmas は恋人と楽しむための日”という、新たなスタイルを提案したことで、この文化が広く浸透していったとされています。その後「POPEYE」や「HOT DOG PRESS」といった男性誌もこのトレンドを大々的に喧伝し、より多くの男女に波及。家族団らんが当たり前であったXmasが、一気に恋人たちのものへと変貌を遂げ、今日まで続いているようです。

 

今回の調査では、男女間でXmasデートの服装に対する考え方の違いがあることや、日本におけるXmasの浸透にはいくつもの段階があったことがわかりました。Xmas当日は、ぜひ汗や匂い対策もバッチリして、素敵な一日にしてくださいね♡(平田真碧)

情報提供元/Omiaiレポート