離婚率4割を占める産後2年を乗り越えるためにできること
幸せに満ち溢れているイメージの産後2年ですが、厚生労働省の「全国ひとり親世帯等調査結果報告(2016年)」によると、離婚件数全体(死別を除く)の約4割が「産後2年以内」に離婚を決意していることがわかっています。
そこで11月22日のいい夫婦の日にちなんでコネヒト株式会社が全国の3,071名を対象に行なった調査を元に「”いい夫婦”としてパートナーに求めること」や「産後もいい夫婦でい続ける3つの秘訣」をご紹介します!
「いい夫婦」としてパートナーに求めることは?
夫婦のみ
まず初めに、夫婦のみ、妊娠中の方の「いい夫婦」に求めることを見ていくと、1位、2位と「夫婦の会話が十分にある」「夫婦間の意思疎通ができている」と夫婦間のコミュニケーションを大切に考えている人が多いようです。
子の年齢が0〜2歳
次に、離婚件数の約4割を占める「産後2年」を見てみると、1位が「パートナーの高い育児関与度」に変わり、「高い家事関与度」も3位にランクアップしています。一方で産前では上位を占めていたコミュニケーションに関連する理由はランクダウンしています。
子どものお世話や安全管理などに手が掛かるほか、第一子の場合は特に初めてのことだらけで不安になってしまうことも多いのではないでしょうか。そんな時に家事や育児を積極的に行なってくれるパートナーがいれば心強いですよね。反面、そんな時に産前と同じ感覚でいるパートナーを見ると離婚が頭をよぎってしまうのかもしれませんね。
年齢が5〜7歳
最後に、子どもの年齢が5歳〜7歳の場合を見てみると、再び「夫婦の会話が十分にある」がランキング1位に戻り、パートナーの高い育児・家事関与度が3位4位に続きます。
このように、実際に夫婦間のコミュニケーションが良好な夫婦関係のために重要であることは間違いありませんが、産後2年という期間は一時的に「パートナーの育児・家事への高い関与」の優先度が上がることが分かりました。
産後もいい夫婦でい続ける3つの秘訣
今回の調査結果も踏まえ、”産後クライシス”とも表現される産後もいい夫婦でい続ける秘訣を3つにまとめました!
- 産後2年はいい夫婦のポイントが「高い育児・家事の関与度」に変化することを理解
- お互いに納得できる家事育児分担
- 家事・育児を量的に担当
今年のいい夫婦の日は、夫婦で楽しく家事育児分担を振り返ろう!
いい夫婦の日にふたりのことや家事育児の分担を夫婦で振り返ってみるのがいかがでしょうか? 話し合いやすいよう項目を用意しましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- いい夫婦の日に伝えたい、パートナーへの感謝
- わたしたちってこんな夫婦
- “わたしたち”の家事育児の分担
夫婦両方が納得できる「家事育児分担」がいい夫婦の秘訣であることが わかりました。担当のバランスやサービスを利用するなど分担の在り方は夫婦それぞれです。 いい夫婦の日に、私たちの家事育児分担について話してみましょう!
【2人でやる】
1.優先的にやること
2.頻度を減らすこと
【2人ともやらない】
1.電化製品や外部サービス等を活用するもの
2.本当にやらないもの
お互いに協力していい夫婦、いい家族に♡
今回の調査で産後2年はパートナーの家事や育児への関与度が重要ということがわかりましたが、現在役割分担はどうなっているでしょうか? 気付いた人がやるようにしていると内容によってどちらかに偏っていたり、分担のバランスが取れているつもりでいてもどちらかが不満に思っていることも。ぜひいい夫婦の日をきっかけに、夫婦のことや家事や育児について話をしてみてくださいね。
情報提供元/コネヒト株式会社