夏から秋にかけての体の不調「秋バテ」予備軍の人多数! 今からできる秋バテ対策は?
今年も秋が近付いてきました。過酷な夏を乗り越え「冷え」や「疲れ」を残したまま、気付かないうちに「秋バテ」の症状が出ているかも。
そこでリンナイ株式会社が男女1,000名を対象にした調査を元に医師の石原新菜先生に「秋バテのチェックリスト」や「正しい秋バテ対策法」をご紹介します!
夏から秋にかけて7割の人が経験する体の不調。原因は何?
今回の調査で夏から秋にかけて身体の不調を感じる方はなんと約7割にのぼり、特に多い症状は「昼間の眠気」、「気分の落ち込み」「冷え」でした。
また、身体の不調を感じた7割の人に考えられる原因を聞いてみたところ、最も多い回答は6割が「気温差」、続いて3割が「運動不足」「冷房の効きすぎ」でした。
1日の中でも寒暖差が激しい日が多いほか、昨日と今日でがらりと変わってしまうことも。天気予報を気にしていても着る服に迷ってしまったり、気候の変化に体が追いつかない…と感じている人も多いのではないでしょうか。
秋の朝晩の寒暖差も不調の原因ですが、夏の間の冷房や冷たい飲食で身体が冷えて血行が悪くなってしまったことも不調の原因です。夏は暑いので冷房がかかせませんが、室内でできる運動や湯舟につかるなど、身体を冷やさない対策が重要です。(医師・石原新菜先生)
夏の過ごし方を総点検!
石原先生によれば、夏の過ごし方次第で身体にダメージを与えてしまい、そこに気温差が加わることで体調を崩してしまうこともあるようです。
夏に負担を感じる冷えや寒さについて聞いた結果、 5割が「屋内の冷房」と回答し、夏に冷えを感じている人が多いことがわかりました。
また、夏の過ごし方については8割が「半袖で冷房の中を過ごした」と回答し、冷房で体を冷えを感じていながらも対策をせずに過ごした人が多いことが判明しました。家を出る時には暑さを感じていたり荷物が増えるのが嫌で我慢してしまうという人も多いのではないでしょうか。
冷房で冷えを感じている人が半数いるにも関わらず、冷え対策をしていない人が多い現状から、夏の冷え対策の重要性を広める必要性があると思います。外にいるときは熱中症対策が重要ですが、室内にいるときの冷え対策も同じく重要であることを知っていただき、夏の不調、そしてその不調を秋に引きずらないことが、秋バテの予防につながります。(医師・石原新菜先生)
あなたの「秋バテ」の可能性は? 秋バテチェックシートで確認!
過酷な夏を乗り越え「冷え」や「疲れ」を残したまま、気づかないうちに「秋バテ」の症状が出ているかもしれません。「秋バテ簡易チェックシート」で秋バテの可能性がないかチェックしてみましょう!
秋バテの原因は寒暖差による自律神経の乱れと、寒暖差による冷え、そして夏の冷えをひきずっていることです。夏の冷えの原因は冷房や冷たい飲食で内臓が冷えているために起こる内臓冷え。内臓が冷えることで、胃もたれや食欲不振、胃痛、便秘・下痢などの胃腸の不調、むくみやすさ、生理痛・生理不順などの原因になります。(医師・石原新菜先生)
個以上チェックがついた人は、秋バテの可能性がありますので、適度な運動、毎日必ず湯船につかる、温かいものを食べたり、飲んだりすることを意識していけば、不調も改善されていきます。また、これらを行うことで自律神経が整えば、質の良い睡眠へとつながり、気分の落ち込みなども軽減していきます。(医師・石原新菜先生)
もしかして「秋バテ」予備軍かも! 正しい対策は?
気付かぬうちに秋バテになりやすい生活をしているなんて人も多かったのではないでしょうか。では、今からできる対策は何でしょうか? 正しい秋バテ対策テストでチェックしてみましょう!
「正しい秋バテ対策チェックテスト」に関して、石原新菜先生に解説していただきました!
身体が冷える原因は沢山あります。運動不足やシャワーだけの習慣、食べ過ぎや水分の摂りすぎ、南国のフルーツや夏が旬の野菜なども冷えますし、(陰性食品・陽性食品は漢方の考え方)、さらにストレスなども冷える原因です。
このことを知って、少し気を付けるだけでも、かなり変わってくるはずですので、冷えの原因と正しい冷え対策を知っていただけると、夏の冷え、そして秋バテの予防につながりますね!(医師・石原新菜先生)
秋バテ対策は食事の見直しから!
身体を温める食材としておすすめなのは、例えば、りんごのように冬が旬のものや、にんじんのような根菜類、そして、しょうがやネギなどの薬味や、シナモンなどのスパイスを活用するのがオススメです。
季節の変わり目で原因不明のだるさや体調不良に悩んでいる方は「秋バテ」の可能性が高いかもしれません。秋を気持ちよく迎えるために、石原先生に「秋バテ対策 3つのポイント」を教えてもらいました。
冷えにくい身体に近づくために簡単にできる運動が知りたい!
食事の見直しやお風呂に浸かる時間は取れても、運動は何をするのがいいのかわからなかったり、何か始めても続かない…。とお悩みの人も多いのではないでしょうか。そこで石原先生に、冷えにくい身体に近づくための運動方法を教えていただきました。
忙しい毎日でも、すき間時間を活用してどこでも簡単にできる運動なら、続けられそうですよね♪ ぜひ運動を習慣にして、秋バテに負けない身体をつくりましょう!
毎日の生活を見直して秋バテを乗り越えて
食事は外食中心だったり自炊は苦手という人には、体を温めるスパイスやりんご、根菜類が入ったハーブティーを取り入れてみるのも◎。簡単にできる対策からまずは取り入れて、本格的な冬に向けて体調を整えてくださいね。
石原新菜 先生
医師・イシハラクリニック副院長
2006年3月卒業後、大学病院で2年間の研修医を経て、現在は父、石原結實のクリニックで主に漢方医学、自然療法、食事療法により、種々の病気の治療にあたっている。クリニックでの診察の他、わかりやすい医学解説と、親しみやすい人柄で、講演、テレビ、ラジオ、執筆活動と幅広く活躍中。著書は 13万部を超えるベストセラーとなった『病気にならない蒸し生姜健康法』をはじめ、『「体を温める」と子どもは病気にならない』、『研修医ニーナの731日』等30冊を数え、韓国、香港、台湾、ベトナムでも翻訳され出版されている。テレビ東京「主治医が見つかる診療所」レギュラー出演中。
情報提供元/リンナイ株式会社