若い世代ほど冷え症が多い?冷え症改善に適した入浴方法とは

冷えを感じるのは「足先」が最多? 冷え症あるあるを調査! 入浴方法との関係は

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0度を下回る日も出てきて冬本番! 指先がかじかんで作業に支障が…なんてこともしばしば、冷え症の方にはつらい季節がやってきました。冷え症の原因は様々ですが、入浴方法にもポイントがあるんだとか。そこで今回は、全国の20代~60代男女1033人を対象に実施した「冷え症と入浴方法の因果関係」に関する調査をお届けします。

■あなたは冷え症? 冷えで悩まされる部位とタイミング調査

まずは「冷え症という自覚があるか」という質問から。全体でみると「ある」が約52%、「ない」が約48%と、二人にひとりが冷え症という結果になりました。年代別で見ると「ある」の割合は20代64.0%、30代61.0%、40代55.9%、50代43.4%、60代36.3%と、若い世代ほど冷え症に悩む人が多いことがわかりました。想像以上にみなさん冷えに悩まされているんですね。

次に「特に冷えを感じる部位」について聞きました。1位は「足先(80%)」で、2位は「手先(65.6%)」。次いで「脚(28.7%)」「お腹(16.7%)」「腰(14.8%)」となりました。多くの人が身体の末端部分の冷えを特に感じている様子。冷えによるつらい症状についてはこんな声が……。

・指先と足先の冷えが酷い  冷えすぎのせいか痛みを感じる時がある(20代/男性/愛知県)
・足首が1番冷えて、冷えから筋肉や筋が痛む(30代/女性/兵庫県)
・足先は入浴後でも冷える(40代/女性/北海道)
・手や足の指先はもちろん太ももも冷たいです(50代/女性/神奈川県)
・冷えてくると足の指が痙攣することがある(60代/男性/広島県)

さらに「冷えを感じるタイミング」については、「就寝前」がトップに。次いで「起床時」「勤務・授業・家事中(午前)」という結果に。就寝前に体の冷えがひどくて寝付けない…という方が少なくないようです。作業中の冷えは午前に感じる人が多く、午後にかけて体が温まる傾向にあるのがわかります。一方で本来は温まっているはずの「お風呂上り」に冷えを感じる人が約2割に上るという結果も。

■冷え症対策にはなにが効く? 入浴と冷え症の関係

ここからはみなさんがしている冷え症の対策についてお届けします。「ご自身が行っている冷え症対策を具体的に教えてください」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。

【冷え症の自覚がある方】
・毎日湯船に浸かる。靴下履いて寝る(20代/女性/神奈川県)
・身体を温める食材を積極的に取り入れる(30代/女性/大阪府)
・入浴剤やぬるめのお湯に長めに入浴(40代/男性/千葉県)
・入浴後は早く床につく(50代/男性/広島県)
・お風呂で全身を軽い力でマッサージする(60代/女性/北海道)

【冷え症の自覚がない方】
・入浴剤を利用する(20代/男性/埼玉県)
・湯船にしっかり浸かること(30代/女性/神奈川県)
・冷たい飲み物を飲まない(40代/女性/兵庫県)
・下半身を厚着している(50代/女性/徳島県)
・温かいお風呂に入る(60代/男性/埼玉県)

冷え症対策としては、食事や入浴に気をつかっている人が多いのが分かります。冷え症ではない人の中では、「特に何もしていない」という答えが多いという結果も。

入浴の時間や方法については、50%以上の方が湯船に浸かる時間は10分未満で、30分以上湯船に浸かる方はおよそ5%と、ほとんどの方が自宅では短時間の入浴をしていることが分かります。寒い時には湯船に浸かるという習慣があるものの、長時間じっくりと入ることは少ないようです。

では「湯船の温度」についてはというと、じつに7割以上の人が「40~42度」とやや高めの温度に設定していることがわかりました。さきほどの結果と合わせると、熱めのお湯に短時間浸かるという人が多そうですね。

入浴時に湯船に浸かる「頻度」についての回答がこちら。「毎日湯船に浸かる」が約半数という一方で、ほぼ浸からないという人も3割以上いることがわかりました。さらに湯船に浸かる際は、「毎回全身浴をしている」が7割以上に。半身浴と比較すると、圧倒的に全身浴をするひとが多いようです。はじめの質問と合わせると、毎回全身浴をしていても冷え症に悩んでいる、という人が半数近くいるという結果に。

■あなたも”隠れ冷え症”かも?無自覚冷え症の現状

半数が「冷え症ではない」と回答しているものの、「肩がこりやすい」「太りやすい」「疲れやすい」という回答をした人は2割を超え、隠れ冷え症の可能性があることがわかりました。さらに、これらの症状が一つでも当てはまる場合は隠れ冷え症の可能性がある、ということを知っているかについて、9割以上が「知らない」と回答! 知らず知らずのうちに冷え症に陥っている人が少なくなさそうです。

以下の症状のいずれかが当てはまる方は、実は無自覚の「隠れ冷え症」かもしれません。

体がだるい、痛い
肩がこりやすい(肩こりが酷い)
お腹を壊しやすい(胃腸が弱い)
太りやすい
手足がむくみやすい
ニキビや吹き出物ができやすい
疲れやすい
月経痛が酷い
寝付きが悪い
睡眠時間が短い(5時間未満)日が多い
朝は食欲がない
トイレが近い
イライラしやすい
落ち込みやすい
ストレスを感じやすい
低体温(平熱が36度未満)

 冷え症対策に入浴しても、短時間だと意外と効果が出ない様子。ぬるめでもしっかりと時間をかけて湯船に浸かることで、身体の芯から温めることが出来るんですね。寒い冬を乗り切るためにも、今週はゆったりバスタイムをとってみてもいいのかも♪

情報提供元/株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレット