恋愛で重視すべき価値観とは?価値観の不一致で別れる人は約7割!

 付き合う前に確認したい! 長く付き合うために大切な価値観は?

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恋愛では価値観の一致が重要といいますが、本当にそうなのでしょうか? 今回は、恋愛において価値観はどれくらい重要視されているのか深掘り。価値観の不一致で別れたことのある人の割合を調査しました。また、合っていないと辛い価値観や、譲れない価値観についてもご紹介します。

恋愛での価値観の一致は重要?

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まずは恋愛において価値観の一致はどのくらい重要だと思われているのかを確認してみましょう。株式会社バチェラーデートが全国の男女1,411名を対象に行なった調査を元に「恋愛で持続可能な関係を築いていくためのポイント」をご紹介します!

Q.付き合う時に重視することは何ですか?

情報提供元/株式会社バチェラーデート

【男性】
1位:価値観が合う 74.85%
2位:見た目がタイプ 69.61%
3位:性格が良い 54.94%
【女性】
1位:価値観が合う 77.39%
2位:性格が良い 69.99%
3位:見た目がタイプ 59.08%

付き合う時に重視したことを聞いてみたところ、約8割の人が交際時に相手の「価値観を重要視」していることがわかりました。理由としては「将来を見据え長く付き合いたいから」などの声が上がり、やはり持続可能な関係を築くためには自分と合う価値観を持っておいてほしいという思いがあるようです。

彼氏・彼女と別れた理由で多いのは?

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では別れた理由はどうでしょうか。同じアンケートの結果を見てみましょう。

Q.今まで彼氏・彼女と別れた理由で多いのは?

情報提供元/株式会社バチェラーデート

【男性】
1位:価値観の不一致 80.69%
2位:相手の束縛 9.43%
3位:相手の浮気 8.08%
【女性】
1位:価値観の不一致 85.03%
2位:相手の浮気 14.97%
3位:相手の束縛 10.03%

別れた理由では「価値観の不一致」が同じく約8割と、こちらも価値観が最も多い結果となりました。価値観が男女の関係に密接に関わっていることが分かりますね。

情報提供元/株式会社バチェラーデート

また、詳しく分析をしてみると「価値観を重要視」すると回答した人のうち、約7割(65.2%)が交際相手と別れる原因に「価値観の不一致」を挙げている事が分かりました。価値観はお付き合うする上でも付き合い続ける上でも重要なファクターなんですね。

恋愛で「ここは譲れない」と思う価値観は?

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価値観と一言で言っても、中身はいろいろですよね。具体的にどんな価値観が譲れないと感じるのでしょうか。株式会社withが20代の男女400名を対象に実施したアンケートをもとに、20代男女が譲れない価値観をご紹介します。

Q.恋愛において最も大切にしたい、譲れない価値観はなんですか?

情報提供元/株式会社with

1位 お金に関する価値観 24.8%
2位 趣味に関する価値観 15.3%
3位 人付き合いに関する価値観 14.0%
4位 感情に関する価値観 13.5%
5位 家族に関する価値観 12.3%

最も多かった回答は「お金に関する価値観」で24.8%でした。ですが、グラフを見ると分かるとおり、回答はひとつの選択肢に偏らず、さまざまな選択肢にバラけていることがわかります。「譲れない価値観」には絶対的なマジョリティというものはなく、人それぞれのようです。

長く続く関係を築くために大切な価値観は?

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交際相手と持続可能な関係を築くには価値観が重要だということが判明しましたが、そもそも持続可能な関係を築くのに必要な価値観にはどんなものがあるのでしょうか?

Q.長く付き合うために大事だと思う価値観は何ですか?

情報提供元/株式会社バチェラーデート

交際を長続きさせるために大切なこと1位は「連絡の頻度/会う回数」でした! 具体的な意見としては「連絡の頻度が合わないとイライラする」「これが合わないと他の人間関係も崩れる」などがあり、パートナーとして、お互いが関わる頻度がどれほどかというのは長く交際を続けていく上で、切り離せないものであり、非常に重要だと考えられます。

2位は「結婚観」で、具体的な意見に「育児や家事などの結婚後の価値観は絶対に合っていたい」「結婚願望がない人とは付き合えない」などがあり、持続可能な関係において、結婚への意識や子育てや家事への考えの一致は避けられないと考えて良さそうです。

3位は「お金の使い方/金銭感覚」で、具体的な意見に「思ったよりケチだった」「お金をかけるところが互いに違った」などがありました。

上位にランクインした会う回数や結婚観、金銭感覚などは付き合い始めるまでわかりにくかったり、盛り上がりかけている関係に水を差すようで聞きにくいものが多いですよね。とはいえ後からこんなはずじゃなかった…!と思わないように、さりげなく聞いてみたり、共通の友人に相談してみるのもおすすめです。

結婚するなら合っていないと厳しい価値観

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最後に、既婚者に聞いた「結婚するなら合っていなと厳しい価値観」をご紹介します。

1.金銭感覚

  • 「結局お金が大事」「お金で苦労したくない」「ふたりのお金だから」(回答多数)
  • 「離婚の原因になるから」(26歳・専門職)

・何にお金をかけるか

  • 「無駄遣いの考え方」「食費や日用品費、水光熱費、家賃の感覚」(回答多数)
  • 「浪費家だと困るから」(29歳・専業主婦)
  • 「おこづかいの金額でもめることが多々あるため」(35歳・派遣社員)

・貯金・節約の考え方

  • 「子供のための貯蓄など意見が合わない」(回答多数)
  • 「節約の価値感。水出しっぱなし電気つけぱなしなど」(32歳・会社員)
  • 「生活費、趣味、貯金などのお金に関すること。お金の使い方、貯め方が合わないとお互いストレスを感じるから」(27歳・専業主婦)

・金額の高い・安いの感覚

  • 「物の金額の高い安いの価値感」(25歳・専業主婦)
  • 「スーパーに行った時に、その値段が適正かどうかが分からないと面倒なことが多いから」(34歳・専業主婦)

結婚すると家のお財布がひとつになることも多いです。何にどのくらいお金を使うのか、どのくらいの物を高いと思うのかなど、合っていないとストレスがたまりそう。

2.食の好み

  • 「毎日の料理を考えるのが面倒」「気にして食事がストレスになる」(回答多数)
  • 「好きなもの食べたい」(28歳・専業主婦)
  • 「食生活が違いすぎるのも大変」(29歳・専業主婦)
  • 「家でのおかずの品数。もっと欲しいとかストレスでしかない」(38歳・会社員)
  • 「食の好み。国産のじゃないとダメ、食品添加物NGなど」(32歳・会社員)

食事は毎日するものだからこそ、合っていないときのストレスが半端ないという意見が多数ありました。品数や味付け、食材へのこだわりなどチェックしておかなければならないポイントは多そうです。

3.清潔感の程度

  • 「清潔程度をどこまでストレスなく許容できるか」(回答多数)
  • 「掃除の頻度、バスタオル洗う頻度」(32歳・会社員)
  • 「清潔感については掃除など家でのケンカにつながりやすい」(31歳・専門職)

清潔感に関しても個人差がかなりあります。どのくらいで汚いと感じるのかが似ていないと、ケンカの原因になってしまうようです。

4.将来設計

  • 「子供について。結婚してからだと遅い」「子どもや結婚式は人生に大事な決断」(回答多数)
  • 「将来設計、先のことをよく考えているか」(34歳・専業主婦)
  • 「子供に対する愛情をどれだけかけれるか。子供に対しての愛情をがなくて離婚したから」(27歳・専門職)

将来子どもを望んでいるのか、望んでいるならいつ頃なのかなども話し合っておいたほうが良いでしょう。

5.家族との付き合い方

  • 「家族との付き合い方」(回答多数)
  • 「親の老後について」(33歳・専業主婦)
  • 「家族の理想像。どんな家族になりたいかイメージがあるほうがより高めあえる」(38歳・専門職)
  • 「親戚付き合いの考え方。自分側の親戚付き合いが多いので、それを面倒くさがないでくれるのはありがたいので」(38歳・パート)

結婚とはふたりだけでするものではなく、家と家が関わることです。そのため、親の老後の世話や同居の可能性、どのくらいの頻度で会いに行くのかなどもチェックしておきたいですね。

6.生活リズム

  • 「休日の過ごし方。インドアとアウトドアが違えばきつい」(29歳・専業主婦)
  • 「ひとり時間のとり方。つねに他人が居るのはある意味ストレスだから」(36歳・専門職)
  • 「休みの日の過ごし方、家事分担。確認しないとケンカになるから」(27歳・専業主婦)

何時に寝て何時に起きるのか、休みの日はどうやって過ごすのが好きかなども重要です。どちらかが相手の生活リズムに合わせないとならない場合、どこかでムリが生じます。

7.異性との距離感

  • 「浮気のライン。離婚の原因になるから」(26歳・専門職)
  • 「束縛。何時に帰ってくる、誰と会うなど」(32歳・会社員)
  • 「異性との距離関係。浮気などを無駄に心配しないため」(34歳・専業主婦)

浮気は離婚原因の上位にあがる問題。どこからが浮気と判断するのかは曖昧なため、事前に「○○をしたら浮気だと思う」と話し合っておきましょう。

8.家事への考え方

  • 「家事の出来具合。できるはそれぞれ違うからどれくらいできるのか直接確認する」(22歳・専業主婦)
  • 「自炊の頻度、家事分担など。生活基盤の意識で何かずれがあると大きな歪みにつながると考えているから」(27歳・会社員)
  • 「家事へのやる気、分担への意欲経済感覚。夫の家政婦になる訳ではないので、家事や自分のことをどれだけやってくれるかが大事」(28歳・公務員)

夫婦共働きの場合、家事はどのくらい分担できるのかも重要です。同じ時間仕事をしているのに、どちらか一方ばかりが家事をしていたら不満もたまります。

9.趣味に対する考え方

  • 「趣味に対する考え方」(33歳・専業主婦)
  • 「趣味に対してどれだけお金を使うか」(28歳・専門職)

趣味は人生を豊かにするために必要ですよね。結婚したからという理由で趣味を禁止されたり、趣味にかける時間・お金を制限されることはかなりの苦痛です。

10.コミュニケーションスキル

  • 「コミュニケーションスキル高いか。楽しく過ごせる基礎ポイント」(37歳・農林漁業)
  • 「人とのコミュニケーションの取り方。自分が一番気になる大事な価値観だから」(30歳・専業主婦)

結婚してからも仲良く過ごせるかどうかは、コミュニケーションがカギを握ります。愛情表現の方法や話し合いのスキルなど、相性がよくないとストレスを感じてしまうでしょう。

【まとめ】

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価値観の一致は恋愛において不可欠。どの価値観を重要視するかは人によって違いがありますが、お金や束縛度、相手の異性との距離などはかなり気になる人が多いことがわかりました。長くお付き合いを続けるためにも、価値観が一致するか早い段階で見極める必要がありそうですね。