「好きになってはいけない人」に恋をした経験がある人は12%!きっぱりと諦めるには?

「好きになってはいけない人」と恋愛したことはある?

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既婚者など、好きになってはいけない人っていますよね。ですが、好きになる気持ちを意図的に止めることは難しいもの。そんなとき、どうすれば相手を忘れられるのでしょうか。今回は好きになってはいけない人を好きになったことのある女性の割合や、忘れ方などをまとめました

「好きになってはいけない人」を好きになったことはある?

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20代女性に聞いてみました。

Q.好きになってはいけない人を好きになったことはありますか?

ある 12%
ない 88%

実際に「好きになってはいけない人」に恋をしたことがある人は12%とかなり少なめ。とはいえ、10人に1人は経験があると考えると、意外と身近な話だともいえるかもしれません。

「好きになってはいけない人」とは?

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では好きになってはいけない人とは具体的にどんな人なのでしょうか。

  • 既婚者
  • 恋人がいる人
  • 先生
  • 友達の彼氏

いちばん最初に思いつくのはやはり既婚者。恋愛をスタートさせてしまうと不倫の関係になってしまいます。また、恋人がいる人や、先生・生徒の関係の人、友達の彼氏なども一般的に好きになるとやっかいなことになります。

「好きになってはいけない人」との恋愛、その後は?

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気になるのは好きになってはいけない人に恋をしたその後ですよね。経験者の話を見てみましょう。

1.自然に終わった

  • 「自然にはなれた」(女性・アルバイト)
  • 「いつの間にか忘れた」(女性・派遣社員

特別に何かアクションを起こしたわけではなく、自然に任せていたらそのまま終わったという人も。好きという気持ちを表に出さなかったのは正解かも。

2.諦めた

  • 「トラブルになりたくなくて諦めた」(女性・アルバイト)
  • 「きっぱり諦めた」(女性・会社員)

諦めるというのは理性的な選択ですよね。トラブルになったあとのことを考えれば、これがいちばんかも。

3.お付き合いに発展したけど…

  • 「付き合ったけど、その後別れた」(女性・無職)
  • 「奥さんにバレてもう会わないことを条件に別れた」(女性・学生)

好きになってはいけない人とお付き合いしたという人も! とはいえ、良い結果になった人は少ないようです。

諦めたり自然と離れたり…禁断の恋なので、静かに終わるのが一番ですが、中にはお付き合いに発展したり奥さんにバレたりと、修羅場を迎えている人もいるようです。情熱的な恋は素敵ですが、やはり家庭を壊すようなことは避けたいものですね。

「好きになってはいけない人」を諦めるためにしたことは?

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今、禁断の恋に悩んでいる方のために、諦めるためにどんなことをしたのか諸先輩方に聞いてきました。これは、禁断の恋に限らず使えるので、恋を諦めたいときに参考にしてくださいね!

1.冷静になった

  • 「将来がないと割りきった」(女性・無職)
  • 「このままでは幸せになれないと、改めて考えた」(女性・会社員)
  • 「友達として割り切る」(女性・派遣社員)

恋に落ちた瞬間はとても気持ちが盛り上がっているもの。ですが好きになってはいけない人なら、まずは冷静に判断できるまで頭を冷やしましょう。

2.新しい恋で埋めた

  • 「新しい恋をした」(女性・会社員)
  • 「別の彼氏をつくった」(女性・会社員)

別の恋をすることで切り替えができますよね。新しい恋人とお付き合いをしていれば、知らぬ間に相手を忘れられるかも。

3.別のことを考えた

  • 「考えないようにした」(女性・会社員)
  • 「趣味を作った」(女性・会社員)
  • 「友達とたくさん遊んで忘れた」(女性・学生)

好きになってはいけない人のことを考えないために、別のことに集中したという意見も多く見られました。趣味など熱中できることがあると苦しみが減りそうです。

4.物理的に離れた

  • 「遠くに引っ越した」(女性・会社員)
  • 「引っ越して音信不通になった」(女性・学生)

よく顔を合わせていたり、連絡を取れる関係でいると、なかなか諦めるのが難しくなります。できるなら物理的に離れるのもおすすめです。

「今楽しいからいい」ではなく、この先のことを考えると自然に答えが出たという意見が目立ちました。あとは、恋愛で負った傷には新しい恋愛を。新たに好きな人や趣味ができて忘れたという人も多かったです。傷ついた分、きっと次は素敵な恋ができるはず!

「好きになってはいけない人」を好きになったら…諦めるための心理テクニック

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好きになってはいけないとわかっていても、好きな気持ちを諦めるのは難しいですよね。なるべく苦しまずに好きな人を諦める心理テクニックを認定心理士の脇田さんに聞いてみました。

1.彼と会う・目にする回数を減らしていく

心理学者であるザイアンスは、好意は会った回数に比例するという単純接触の効果を発見しました。何度も目にしたり相手と直接会うことで、人はその対象に愛着がわきどんどん好きになっていくのです。そのため、もしも恋を諦めたいなら、気になる彼と会う回数や目にする回数を意図的に減らしていかなければなりません。そうしているうちに、だんだんと自分の中における相手の占める存在が希薄になり、諦めるふんぎりをつけられるようになるはずです。

2.たくさんの異性と接点を持つように心がける

社会心理学者のウォーチェルは、希少価値について実験をしました。被験者に同じ味のクッキーが入ったふたつのビンを渡し、1枚とって食べてもらうのですが、片方のビンにはクッキーが10枚入っているのに対し、もう片方のビンにはクッキーが2枚しか入っていませんでした。そして、被験者にそれぞれのクッキーの味を聞いたところ、2枚入ったビンから取り出したクッキーのほうがおいしいと答えたのです。中身は同じ味なのに、です。

このことから、人は希少性の高いものに価値を見出だす傾向があるのです。これは好きな人に対しても同じで、相手は特別な存在だという思い込みが激しければ激しいほど、諦めるのが困難になってしまいます。そのため、諦めたいときには異性との接点を増やすように心がけましょう。ウォーチェルの実験でいうクッキーの数を増やすのです。そうすれば、彼に対しての希少性が薄れ、意識が彼だけに向かわない状況をつくり出せるはずです。

3.「彼はそんなに魅力的じゃない」認知的不協和を解消する

タバコやギャンブルが良くないことは周知の事実ですよね。でも、どうして人はやめられないのでしょうか。それは自己正当化をしたいという心理がはたらくからです。心理学者フェスティンガーは、自分の行動を合理化する理由づけを人は求めていると提唱しました。たとえば、タバコやギャンブルはストレス解消にいいと思うことで、本当はやめたほうがいい嗜好品を続ける理由を自分に与えるのが、まさにそれです。恋愛もまさしく同じで、相手の非を認めずに、別のものにこじつけているといつまでも諦めることができません。付き合いを続けていたとしても、きっといい関係にはならないだろうと自分で自分を納得させることも、決断するうえでは大切なのです。

4.彼を嫌いになるために必要なイメージ操作法とは

米国の心理学者であるアロンソンとリンダーは、評価の表し方と印象をの関係について検証しました。その結果、最初に相手をけなしてからほめていくのが、最も好印象を抱くという結果が出ました。つまり、頭の中で相手のことをけなして、でもこんないいところもあるし… とフォローしてしまうと、いつまも諦めがつかなくなるのです。そこで考え方としては、最初に相手のいいところをどんどん出して、その後で悪いところを考えるようにしましょう。相手に対する気持ちがだんだん冷めてきて、諦めるのに必要な心の勢いがつくはずです。

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【まとめ】

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好きになってはいけない人を好きになってしまうと、辛いことも多いかもしれません。その相手との幸せな未来を思い描くことが難しいのなら、なるべく早く忘れる努力をしたほうがいいかも。実らない恋心をずっと抱え続けるのは苦しすぎますよね。

(アンケート/株式会社クロス・マーケティング QiQUMOにて調査)