家事アドバイザー矢野きくのさん直伝! 夏の節電のコツ&おすすめアイテム
猛暑日が続いている今、エアコンなどの家電の使用頻度が増え始め電気代が気になったり、電力がひっ迫していることで節電対策をしたいけれど何から始めていいかわからない…とお悩みの人も多いですよね。
そこでeBay Japan合同会社の調査を元に家事アドバイザー矢野きくのさんに伺った「夏の節電のコツ」をご紹介します!
矢野さん直伝! 夏の節電ポイントと簡単にできる節電法
夏の節電ポイント
政府の要請により一時的に電力の使用を抑えるのと、節電をすることは切り離して考えていただきたいです。
節電は、部屋の室温をまず下げることが大切です。ベランダに打ち水をすると気化熱により家を通る風が涼しくなるのですが、保水タイルや人工芝を敷き詰めることで、すぐに水が蒸発してしまうコンクリートより長時間気化熱効果を得ることができます。
ベランダに敷くのが難しい方は、植木鉢をたくさん置いて水をあげると打ち水と同じような効果が見込めるのでぜひ試してみてください。
節電に繋がる調理法
高温で調理をする揚げ物や長時間火を使う煮込み料理をすると室温が上がってしまうため、なるべく調理時間を短く済ませることを心がけていただくだけでも節電に繋がります。
煮込み料理の際は、加熱済みのカット野菜やレトルト食品を活用したり、麺を茹でたい場合は、水でほぐすだけで出来上がるものを使用し火を使わずに流水でさっと仕上げたりなどなるべく調理時間を短くする工夫をして、室温の上昇を抑えることを意識してみてください。
ひと工夫でできる節電方法
エアコンを効率的に使うためにサーキュレーターを使用している方も多いですが、サーキュレーターの置き場所を見直すだけで簡単に節電できます。部屋全体を冷やす為にサーキュレーターを使用し、冷気を部屋中に回すという使い方をしている方が多いですが、エアコンの風が当たる場所にサーキュレーターを設置し、冷気を届けたい場所に向けて風を送るのがポイントです。
また、エアコンを使う前の段階で、一度部屋の室温を下げるのも大切です。南側と北側など窓を2箇所開けるのが効果的ですが、風の通りやすい窓開けの組み合わせは家によって異なるので実際に試してベストな方法を探してみてください。お引越しの際も、窓の位置など確認してお家選びをするのがおすすめです。
節電に関する最近のトレンドは?
節電に対する皆さんの興味は高まっている印象です。電力需給ひっ迫警報など、使用する電力を抑えないといけない状況が増えているのに加え、直近の4~5年ではハンディ扇風機や首にかけるタイプの小さな扇風機が特に人気になりましたね。首を冷やすネッククーラーなどのひんやりアイテムも浸透しているイメージです。
節電のためのおすすめアイテム5選
サーキュレーター
空気を循環させるサーキュレーター。エアコンから冷気が届く場所から、冷気を当てたい場所に向けて配置するのがポイント。
冷感ジェルマット
ジェルの働きで吸熱・放熱を繰り返し、ひんやり温度が持続する冷感ジェルマット。普段設定しているエアコンの設定温度を少し上げて使うのも◎! ピロータイプも併用することで、熱がこもりやすい頭部もひんやりして寝つきが良くなる効果も期待できそう。
保冷時間が長い水筒
保冷力の強い水筒。冷蔵庫の消費電量は多く、開閉の回数が多いほど電力を消費するため、冷たい飲み物を入れて、水筒から飲むようにするのがポイント。リモートワーク中や休日のビンジウォッチングのお供にも、水筒があるとその場から離れずこまめに水分補給ができて便利です!
オーニング
直射日光の差し込みを和らげるオーニング。直射日光が入ると室温が高くなってしまうため、まずは日差しを遮り、室温をあげないように工夫するのが大切。光を遮りすぎないものを選べば、くもりや雨の日に家が暗くなってしまう心配がないのも嬉しいですね。
人工芝
ベランダに敷き詰められる人工芝。打ち水をしてもすぐに乾いてしまうコンクリートの床でも、人工芝を設置することで打ち水効果が持続しやすくなる!
@yanojapan
矢野きくの
家事アドバイザー。家事の効率化、家庭でできるSDGsを中心に、テレビ、講演、コラム連載などで活動。働く人向けの時短家事術、50代からシニア層への家事改革などをアドバイス。「食育指導士」「食生活アドバイザー」の資格も持ち、食品ロス削減をテーマにした講演なども行う。100円ショップや業務用スーパーでのお得な買い物術の紹介や、便利グッズの開発にも携わる。
便利なアイテムを駆使して節電しながら暑い季節を乗り越えて
夏ならではの節電のコツを頭に入れておくことで、エアコンの効果が薄れるほど暑くなるこれからの季節も節電はもちろん家の中を快適に保つことも♡ サーキュレーターの位置を動かしてみたりオフィス用のタンブラーや水筒を家でも使ってみるなど、まずは簡単にできることから始めてみてくださいね。
情報提供元/eBay Japan合同会社