エアコンの節約術。真夏の「つけっぱなし」vs「こまめに消す」どっちがお得?
梅雨があけ、一気に暑くなってきましたね。2021年の夏は昨年より猛暑かつ暑い期間が長くなると予測されており、エアコン稼働が増えることが予想されます。しかも外出自粛で長時間家で過ごすことが増えた……ということで気になるのが「エアコンの電気代」。
そこで今回は、エアコンの節約術をパナソニック エアーマイスターの福田風子さんに教えていただきました。少しでも自宅環境を快適にしつつ、消費電力・電気代を抑える方法を伝授します!
Q.「つけっぱなし運転」と「こまめに消す運転」、どっちがお得?
冷房使用時において、住宅の断熱性、室内熱負荷などの環境によるものの、実は外気温によって、どちらがお得かが変ります。
外気温が35℃以上の猛暑日の場合は「つけっぱなし」運転がお得。一度室内を適温にすればつけっぱなしでも少ない消費電力でキープできますが、外出の度にオフにしていては室温の高い部屋を急速に冷やすために多くのパワーが必要になり、消費電力が増えてしまいます。
30℃程度までであれば、室内温度がそこまで上がらないため「こまめに消す」運転の方が電気代の節約につながります。
夏本番前に必見! エアコンの節約術5つ
【1】エアコンのフィルター掃除
エアコンの汚れは、能力の低下、消費電力の増加、本体の寿命を縮めることに。実際、1年間掃除しないと年間で約25%も電気料金が無駄になってしまうそう。自分でエアコンフィルターをお手入れする方法をご紹介します!
・自動お掃除機能が搭載されていない場合
窓を開けてマスクをした状態でエアコンフィルターを取り外し、掃除機でほこりを取り除いてください。油汚れやヤニ汚れ、においが気になるときは、柔らかい布やスポンジで軽く拭くように水洗いし、汚れがひどいときは薄めた中性洗剤でつけ置き洗いをします。洗った後は広げた新聞紙の上にフィルターを立てかけて十分に陰干しします。カビがある場合は浴室に運び、丁寧に洗い落としてください。
・自動お掃除機能が搭載されている場合
自動お掃除機能付きでも油汚れやヤニ汚れ、においは取れないので、同じようにフィルターを取り外して水洗いや薄めた中性洗剤でつけ置き洗いし、直射日光やドライヤー乾燥を避けて十分に乾かしてください。お掃除機能付きでもフィルターから取り除いたホコリを本体内のダストボックスに溜めるタイプが多いため、自分でほこりを取り除く必要があります。
【2】冷房運転時に最適な風向きと風量を知る
冷たい空気は低い場所にたまるため、上向きで風を送ると広範囲を冷やせます。扇風機などを併用し、冷気のムラをなくすのもオススメです。
また設定温度を下げるよりも風量を上げる方が節電に。冷房を1度上げ、風量を上げれば年間約1200円以上節約できます。
【3】部屋の中に直射日光が入らないようにする
窓から入ってくる日光は意外にあなどれません。カーテンやブラインドはもちろん、窓の外にすだれや緑のカーテンなどを設置するのも有効的。カーテンの場合は窓との間に空気の層ができるので、断熱効果もあります。
【4】エアコンの室外機の周りに物を置いたり、囲ったりしない
室外機の周辺に物を置いたり、熱の吹き出し口を塞ぐと、エアコンの冷房効率が大きく低下する場合も。物を置かず、周りを整理整頓するだけでも節電効果やエアコンの効きが高まるので、こまめにチェックしましょう!
【5】古いエアコンなら買い替えたほうが安く済むことも
エアコンの進化により節電性能も飛躍的に向上しているため、10年以上前のエアコンを使っている場合は、買い替えることで消費電力を大きく抑えられる可能性が高まります。快適性は間違いなく向上するでしょう◎。
少し工夫をすることで、格段に電気代を抑えながらも、快適に過ごせそう。本格的な夏が到来する前に、賢くエアコンの節約術を身につけましょ!
情報提供元/パナソニック