仕事や旅行などで海外が解禁になり始めた人もいるとは思いますが、イギリスを初めとした欧州諸国はまだまだ渡航が難しいもの。実は2022年は、イギリスのエリザベス2世女王陛下が即位からちょうど70年を迎える節目の年なのです。
70年ものあいだ、女王であり続けるって…もはやレベルが段違いで理解しようにもしきれない! という感はありますが、このおめでたい節目を日本でお祝いしながら英国に思いを馳せつつ、イギリスの食文化に触れてみませんか? 今回は、小田急ホテルセンチュリーサザンタワーで体験できる渡英ホカンスについて実録レポしちゃいます。
そもそも「プラチナ・ジュビリー」って何?
あらためて「プラチナ・ジュビリー」とは、英国エリザベス2世女王陛下の在位70周年記念をお祝いする式典や行事のこと! プラチナ=70年、ジュビリー=記念祭・祝祭を意味します。バッキンガム宮殿周辺では2022年6月2日に、チャールズ皇太子やウィリアム王子夫妻などロイヤルの面々が参加し、記念パレード「トゥルーピング・ザ・カラー」が行われました。
「ホカンス×ヌン活」@小田急ホテルセンチュリーサザンタワー
実は日本でも格式高いホテルを中心に、「プラチナ・ジュビリー」をお祝いできるアフタヌーンティーがいくつか展開されています。昨今インスタ映えとして流行しているアフタヌーンティー(ヌン活)は英国発祥の文化。今回は、小田急ホテルセンチュリーサザンタワーで今だからこそ味わえる「プラチナ・ジュビリー アフタヌーンティー」や「世界周遊プレート」の英国版を体験してきました♡
渡英気分を東京新宿で♡プラチナ・ジュビリーの祝い方3つ
小田急ホテルセンチュリーサザンタワーで、楽しめる3パターンのお祝い方法をご紹介します!
【1】英国式アフタヌーンティーでお祝い(日帰りでもOK!)
渡英と言えば…、アフタヌーンティー! シェフパティシエールの鎌内由希子さんが、こだわり抜いたという「ザ・クイーンズ・コレクション」はサクランボ色の帽子を象ったケーキ。ベースとなっているのは『ヴィクトリア・ケーキ』で、英ヴィクトリア女王(1819年5月24日 – 1901年1月22日)にちなんで名づけられ、今でもイギリスの家庭で親しまれているデザートです。
鎌内さんご自身が「エリザベス女王と言えば、ピンク色の帽子をお召しになった姿」が一番に思い浮かんだそう。共感できる方も多いのでは? 英国産の小麦を使用したスポンジケーキにジャムを挟んだシンプルな味×外側の苺チョココーティングのコンビネーションがとても魅力的した♡
そして、アフタヌーンティーに欠かせないのはスコーン! どこのアフタヌーンティーでも、セイボリーやデザートはさまざま個性的ですが、スコーンは必ずと言っていいほど出てくるアイコン的存在。こちらのスコーンはイギリス産小麦を使用し、国産の小麦よりも、灰分が多くミネラルが豊富で、さっくりホロホロな食感が楽しめるんです♪
プラチナ・ジュビリー アフタヌーンティーの開催に合わせてアレンジされたのは、インドのアッサム、スリランカのセイロン、ケニアの高品質茶葉を使用した伝統的なブレンドティー“イングリッシュ・ブレックファスト”と、ベルガモットが香る人気のフレーバーティー“アールグレイ”の2種類。
飲み物はほか紅茶、ハーブティーやフレーバーティー、コーヒーなどから自由に1時間半飲み換えができますよ。イギリスを代表する老舗ティーブランドのティーは、セイボリーやスイーツの味わいをいっそう引き立ててくれ、気分もリラックスさせてくれる至極の味わいでした♡
アフタヌーンティーがいただけるのは、20階のラウンジ サウスコート。新宿の景色も20階から眺めると、自分の知っている東京じゃないみたい。東京の時計台がなんだかロンドンのビッグ・ベンに見えてきました♪
【2】世界周遊プレートでお祝い(日帰りでもOK!)
つづいて、自由に海外を渡航しにくい今だから“食”で世界周遊~プラチナ・ジュビリーのお祝いに再び訪れる世界文化発祥の地 イギリス~のワンプレート・ランチorディナー。このボリューム+1drinkで¥4,000って、ホテルディナーとしてはとってもリーズナブル♪
筆者的お気に入りは、イングリッシュ・ミートパイ&白身魚のフィッシュ&チップス。実はイングリッシュ・ミートパイは、アフタヌーンティーですでに遭遇していて「おいしすぎた…。ぜひもっとビッグサイズでまた巡り会いたい」と思っていたところ、数時間後にまた会えるなんて。愛しのミートパイちゃん…。ほどよいトマト味と肉汁のコラボレーション、そしてサクサクパイがふわりと包み込むこのミートパイ。定期的に朝ごはんで食べたくなるほど気に入っちゃいました。
あとはとにかくビールが好きな筆者だからこそ、瞬く間に食べ終えてしまったフィッシュ&チップス。主張しすぎない塩味と、白身魚のほろほろ感がクセになる。もちろん嫌いじゃない方はレモンをしっかり絞ってくださいね!
こちらのワンプレートディッシュはサザンタワーダイニング「バル」内で楽しむことができ、時間はランチ11:30~15:00かディナー17:30~21:00の好きな時間から選ぶことができちゃいます。筆者的おすすめは夜♡ ライトアップされた夜景を地上20階から眺めつつ、おいしい英国式メニューに舌鼓ってとっても素敵じゃないですか!
【3】最大24時間滞在OK!「ホカンス」でお祝い
そして最後はサザンタワーツインルームで、ゆっくり休みながら時計台をビッグ・ベンに見立てて渡英気分で幸せな眠りについて。実は今13時にチェックインして翌日13時にチェックアウトできるという大判振る舞いすぎる24時間滞在プランが提供されているんです!
日ごろ頑張る自分へのご褒美や、ここぞというタイミングで集中できるワーケーションスポットとしてなど、ひとりひとりのニーズに合わせて24時間利用ができるホテルなんて、本当にありがたいですよね。今回筆者は、溜まりにたまった原稿を2つも書き上げることができ、ウェブミーティングもいつもより仕事デキる風で乗り切ることができましたよ♡
何はともあれ、英国エリザベス2世女王陛下は70年もの間イギリス国民のため、さまざまに努力をしてきたはず。その歴史・功績、そしてエリザベス女王が経験した苦労を理解しきるには数日(数か月?いやもっと?)かかることでしょう。
未曽有の感染症、そして戦争、世界を見ても日本を見ても歴史的転換点を迎えた今、簡単に海を渡れはしないけれど、気持ちを外に向けることはできます。楽しいアフタヌーンティーやおいしい英国式ディナーをきっかけに国外の文化に触れ、視座を高めたり知見を深めたりすることで、エリザベス女王のような洗練されたレディを目指したいと心から思うホテルステイでした。