「うちは第一志望ですか?」就活でのドキッとする質問、こう答える方が多数!

『御社が第一志望です!』は言うべき?

4月もそろそろ下旬。スーツを着こなして髪を整えた就活生をたくさん見かけます。その凛々しい姿の裏に実はこんな悩みも…

「『御社が第一志望です!』は嘘でも言った方がいい?」

「内々定。一つに絞ったほうがいいのかな…」

そこで今回は、株式会社学情が2023年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に行ったアンケートをご紹介します!

調査の背景

【Z世代とは】1990年代半~2010年代生まれの世代。ご覧の皆さんの中には、まさに!という方も多いのではないでしょうか。

【主な特徴】物事を現実的に捉え、競争よりも「協調」を求める。

この特徴は、就活にもよく表れているようです。

それではアンケート結果を見ていきましょう!

「第一志望ですか?」ウソはつかない、が約半数。

第一志望でない企業から、「当社は第何志望ですか?」という質問が!ドキッとしつつ、「第一志望とは回答しない」とした学生が約半数に上りました。

23卒の皆さんからは、こんな声があがっています。

・正直に答えたほうがいい。ウソはつきたくない。

・第一志望と答えて内々定を出してくれたら申し訳ない。

 

「何が何でも内定がほしい!」というガッツも素敵です。ただ最近は【企業には誠実で、素直でいたい】という考え方も広がってきているようです。

「内々定が複数、に抵抗がある」は4人に1人

同時に複数の内々定を持っていることについて、「抵抗がある」「やや抵抗がある」の回答が24.1%を占めました。また、3月時点での内々定獲得社はひとりあたり平均2.00社であるのに対し、保有社は平均1.55社というデータもあります。

内々定を頂くと同時に「辞退」という判断も行っているようですね。これも「内定までもらってしまうと、辞退するのが申し訳ない」という心が表れています。

「セミナーに参加しても、選考は受けない企業も」が4分の3

セミナーに参加したものの、選考に参加しなかった企業があると回答した学生が、75.1%に上ります。

「選考に参加しなかったことがある」と答えた方に、その理由を尋ねると…

コロナ禍とあって、説明会の多くがオンラインで行われています。この数年は説明会により気軽に参加できる、というのも一つの要因でしょう。

23卒の就活生の多くが、仕事内容や雰囲気を見てから「自分に合うな」と思える場所を丁寧に絞っているようです。以前の就活では「とにかくエントリーする!」という軸がありましたが、最近は現実的に選考へ進む傾向が見られます。

おわりに

「これを言えば絶対に選んでいただける!」そんな答えのない就活。さまざまな葛藤のなかで、今年も多くの就活生が春を迎えました。

企業に対して誠実に、素直に。そんなZ世代の特徴が表れたこの記事が、少しでも参考になれば幸いです!(筒渕朱音)

 

情報提供元/株式会社学情