働く人の「平均ランチ代」「高いな…と思うランチ代」ぶっちゃけいくら?

会社員500人に聞いた! ランチの平均金額は?


会社員にとって日々のランチはリフレッシュの1つでもありますよね。ランチで食べるものや過ごし方は人それぞれですが、無頓着だと痛い出費になりかねません。会社員の人たちが普段のランチにいくらぐらいお金をかけているのか、また、どんな場所で食べているのかって意外と気になりますよね。

そこで今回は、Spicomi調査がオフィスで仕事をしている全国の20歳〜65歳の会社員498人を対象に行ったアンケートを元に「日々のランチ代」について調査しました。コロナ禍でランチ事情も変わってきているはず。さっそく見ていきましょう。

平均年収は「約400万円」


まずはじめに、今回回答してくれたみなさんに「年収はいくらですか? 」と聞いてみることに。結果はこちら。

年収はいくら?

全体平均391.1万円
男性平均
506.4万円
女性平均
323.0万円

男女や年代によってバラつきはあるものの、今回の調査対象者の年収を平均すると「約400万円」という結果に。多すぎず、少なすぎずという一般的なところではないでしょうか。次は、いよいよ本題のランチ代について見てみましょう。

ランチ代は「500円台」が多数派


続いて「1日のランチ代の金額はいくらですか? 」と聞いてみました。結果はこちら!

ランチ代の金額は?

全体平均:575.8円
男性平均:561.8円
女性平均:584.1円

ランチ代の全体平均は「約575円」という結果に。また、平均年収は男性より女性の方が低いですが、ランチ代は女性の方が高くなっています。オシャレなカフェランチをしたり、健康や美容に気を遣ったランチをする頻度が高いことが影響していそうですね。

年収による大きな差は見られませんでしたが、年収が1000万円以上の人や東京在住者はランチ代が高い傾向になっていました。多少のバラつきがあるとはいえ、多くの人が500円台に収めているようです。

また、ランチ代の金額帯を分かりやすくするために、金額帯についても聞いてみると以下のような結果に。

ランチ代の平均金額

300円未満12.4%
300円〜500円30.7%
500円〜700円29.9%
700円〜900円18.1%
900円〜1000円5.8%
1000円〜1200円2.6%

性別や年代を問わず、73%の人が「700円未満」の金額帯で回答しています。「900円以上」はわずか1割未満という結果に。コロナ禍で外食ランチが減っていることも関係していそうですが、500円~700円辺りが現在のランチ平均額と言えそうです。

次は、ランチが高いと感じるラインを探ってみました。

ランチ代、高いと感じるのは「700円くらいから」


多くの会社員がランチを500円台で収めていることが分かったところで、次は「ランチで高いと感じ始める金額は? 」と聞いてみました。結果はこちら。

ランチで高いと感じ始める金額

500円〜700円7.2%
700円〜900円20.5%
900円〜1000円21.9%
1000円〜1200円28.7%
1200円〜1500円14.7%
1500円〜2000円5.2%
2000円以上1.8%

「700円台」から少しずつ割合が高くなり始め、「1000円~1200円」が約29%と最も多い結果に。確かに、たまには1000円以上のランチもいいですが何日も重なると大きな出費になりますよね。

平均額が500円台で、700円から高いと感じ始める人が増えることが分かりました。「700円」がランチ代の安い/高いのボーダーラインとも言えそう。次は、「贅沢ランチ」の基準を見てみましょう。

贅沢ランチの判断基準は「1000円以上」


ランチで700円を超えると「ちょっと高いな…」と感じる人が増えてくるようですが、たまにはリフレッシュも兼ねてちょっと奮発したいものですよね。ということで、ここでは「ランチでちょっと贅沢をするときの金額はいくらですか? 」と聞いてみました。結果はこちら。

ランチでちょっと贅沢をする時の金額

500円〜700円6.4%
700円〜900円10.0%
900円〜1000円18.9%
1000円〜1200円29.3%
1200円〜1500円17.9%
1500円〜2000円11.8%
2000円以上5.6%

「900円台」から徐々に増え始め、「1000円~1200円」が約29%で最も多い結果に。先ほどの「ランチが高く感じ始める金額」でも「1000円~1200円」が最も多かったので、やはり1000円辺りが贅沢の基準なのかもしれません。

物価が高めの東京などの都市部だと、もう1つ上の「1200円~1500円」「1500円~2000円」辺りになってくるかと思いますが、ランチでお札を減らすと贅沢だと感じる人が多い傾向にあるようです。

次は、具体的に何を食べているのか探ってみました。

意外にも「手作りのお弁当」が多数派


日々のランチは高くても1000円未満に抑えたいという会社員の人たちの気持ちが見えてきました。では、具体的にどんなランチをしているのでしょうか? ということで、次は「ランチで主に食べているものは何ですか? 」と聞いてみました。結果はこちら!

【ランチで主に食べているもの】

自分のお弁当32.3%
コンビニ22.9%
近くの飲食店21.5%
社員食堂7.8%
近くのお弁当屋7.4%
テイクアウトやデリバリー3.8%
その他4.2%

約3割が「自分のお弁当」と回しました。そのうちの約4分の3は女性という結果に。ランチ代を節約するために、夕飯の残りものなどを上手く使いながら手作りしている人が多いようです。偉い…!

続いて「コンビニ」「近くの飲食店」が僅差で並んでいます。主に飲食店で食べる人のランチ代は、男性平均728.5円/女性平均806.6円で、外食する場合は女性の方がお金をかける傾向がうかがえます。昨今利用する人が増えている「テイクアウト・デリバリー」は、会社員のランチではあまりメジャーでないことも判明しました。

また、具体的なコメントも寄せられたのでいくつか紹介します!

【普段のランチではどんなものを食べていますか? 】

  • ファストフードでクーポンを利用し、ハンバーガーやパスタ。また、フードコートを利用して、うどんやラーメン、牛丼などを食べています。(神奈川県/27歳女性)※ランチ代:600円
  • 会社でコンビニの弁当やカップラーメン、別途醤油やドレッシングを用意しています。(兵庫県/59歳男性)※ランチ代:350円
  • 会社の近所にある和食屋さんか、チェーンレストランに行き、日替わりをよく食べています。(大阪府/43歳女性)※ランチ代:800円
  • 会社の周りにあまり飲食店がないため、ほぼ毎日同じものを食べています。新しいお店ができたら行くようにしています。(東京都/29歳男性)※ランチ代:800円
  • 外に出てお弁当屋さんでお弁当を買って、会社に戻って食べています。色々なお弁当屋さんに行くようにしています。(山梨県/42歳男性)※ランチ代:750円
  • 会社内にある食堂でおかずだけ買っています。白米はおにぎりにして家から持参です。(鳥取県/34歳男性)※ランチ代:200円
  • 気分転換も兼ねてランチは外食。定食屋からレストランまで、色々なものを食べます。ランチ激戦区なので、少しうろうろすれば、1000円くらいのコスパの良いランチが食べられます。(大阪府/43歳女性)※ランチ代:1000円

ファストフードやコンビニ、お弁当屋さん、食堂…など様々な楽しみ方が出てきました。お米だけ自宅から持参という人も。ランチ激戦区にオフィスがあるというのもとってもいいですね♪

ちなみに、「ランチで外食をする頻度は? 」と聞いてみると次のような結果に。

週に1回46.8%
週に2回17.9%
週に3回10.4%
週に4回6.0%
週に5回18.1%
週に6回0.8%
 

外食は出費がかさみやすいことやコロナ禍の影響もあってか、「週に1回」が最も多くなっています。一方、「週に5回」と回答した人も2割近くいるようです。今はなかなか難しいかもしれませんが、ランチは社員同士のコミュニケーションの場でもあるので、そういった繋がりを大切にしている人も少なくないと言えそう。

最後は、ランチを食べる場所を見てみましょう。

6割以上が「社内」


ランチの楽しみ方は人それぞれというものの、自宅からお弁当を持参している人が多いことが見えてきましたね。最後は「ランチを主に食べる場所はどこですか? 」と聞いてみました。結果はこちら。

社内の自分のデスク35.7%
社内の休憩室やスペース29.7%
飲食店20.5%
社員食堂9.2%
公園1.6%
その他3.2%

コロナ禍ということもあり、約65%の人が「社内」で食べているようです。色々なことに気を遣わないといけないご時世ですが、ランチタイムはリフレッシュの時間でもあるので、自分なりに工夫したいものですね。

以上、働く会社員たちの「日々のランチ代」について紹介しました。ランチはなるべく500円台で済ませたい、また、700円辺りから高いと感じ始める人が多いことがわかりました。また、手作りのお弁当を持参している人も多く、それぞれ金額を抑えるために工夫しているようです。午後の仕事の集中力に繋がる大切なランチタイム。節約しながらも工夫して、良い時間が過ごせるといいですね♪(澤夏花)

情報提供元/株式会社UOCCSpicomi調査