意外とプラスの意味も？「卑下する」とは。自分を卑下する人の心理と上手な対応方法
自分をわざとおとしめるようなことを言ったり、「私なんてダメだから」といつもネガティブ発言をしていたり……。こういう人ってあなたの周りにも1人くらいはいるのではないでしょうか？ そこで今回は、自分を卑下する人の心理や特徴、卑下する人への上手な対応法をご紹介します。
Contents
卑下するの意味は？
卑下するの正しい意味って知っていますか？
ひげ【卑下】
1 自分を劣ったものとしていやしめること。へりくだること。
2 いやしめて見下すこと。また、そのさま。
自分をあまり高く評価しすぎていると、自慢ばかりと言われてしまいますが、自信がないせいで下に見せようとし過ぎても嫌われてしまいますよね。
卑下の類語・対義語は？
卑下には多くの類語・対義語があります。あわせてみてみましょう！
卑下するの類語
謙遜
けんそん【謙遜】
へりくだること。控え目な態度をとること。また、そのさま。
自虐
じぎゃく【自虐】
自分で自分をいじめ苦しめること。
卑屈
ひくつ【卑屈】
いじけて、必要以上に自分をいやしめること。また、そのさま。
卑下するの対義語
尊大
そんだい【尊大】
いばって、他人を見下げるような態度をとること。また、そのさま。高慢。横柄。
自慢
じまん【自慢】
自分で、自分に関係の深い物事を褒めて、他人に誇ること。
誇示
こじ【誇示】
誇らしげに示すこと。得意になって見せること。
自分を卑下する人の心理とは？
自分を卑下してもあまりよいことはなさそうですが、なぜ卑下し続ける人がいるのでしょうか？ その心理を見てみましょう！
先に卑下することで自分を守ろうとしている
人から下に見られたり欠点を指摘されたりするのって辛いですよね。そのため、先に自分で自分を卑下して身を守ろうとしているのです。卑下する人を攻撃してくる人ってあまりいませんからね。
共感してもらいたい
何かを人にお願いしたいけれど、直接頼むのは不安という場合にも、卑下することでヘルプを出すことがあるようです。自分はできない人間だとアピールして助けてもらおうとしているのですね。
予防線を張っている
あまり自信がないことをして失敗をしてしまうと、精神的なダメージが大きいですよね。それを予防するために、最初から自分はできると思ってないと卑下することも。テストの前に「今回は全然勉強してないや」なんていうのもこの一種かも？
自己卑下は承認欲求
人には周りから認めてもらいたいという承認欲求があります。自分を卑下することの裏には、謙虚な人だと思われたいという気持ちも見え隠れしています。
卑下する人の特徴
では自分を卑下する人にはどんな共通点があるのでしょうか？
自信がない
今までの環境や性格・経験などから自分に自信を持てない人は、自分を卑下するような発言が多くなります。「自分はダメな人間だ」と思い込んでいるため、卑下しているという自覚はあまりないのかもしれません。
褒められても疑う
人から褒められたら嬉しいはずですが、自分を卑下する傾向がある人は、相手の気持ちを疑ってしまいがち。社交辞令で言っているのではないかと感じてしまうため、素直に「ありがとう♡」と言えません。
承認欲求が強い
自分を卑下する人の心理でも説明したとおり、このタイプの人は承認欲求が強いことがあります。人から認めてもらいたいという思いが人一倍あるため、自分を貶めてでも構って欲しいと思ってしまうのです。
自分を卑下する人との上手な付き合い方
自分の近くに自己批判ばかりしている人がいると、どう付き合ったらよいのか悩んでしまいますよね。上手に付き合うコツをご紹介します！
相手を上手に褒める
まずは相手を褒めることを考えてみて！ 卑下する人は、自分に自信がないけれど、本当は認められたいという矛盾した欲求を持っています。褒めることで相手が自信を持ってくれれば、だんだんんと自虐的な発言は減っていくはず。一貫性を持って褒め続けるのがポイントです。
共感してあげる
卑下することで自分をわかってほしいという気持ちに応えるためには、共感してあげることが大切です。話を聞きながら「その気持ちわかるよ」「私も同じことを感じたことがある」などと伝えて相手を安心させてみては？
ある程度話を受け流す
正直、それほど親密な関係にならなくてもよい相手もいますよね。そういう人が卑下するタイプだった場合、付き合っていくのにストレスを感じてしまうでしょう。相手との距離を縮めなくてもよいのであれば、真面目に話を聞き過ぎずにスルーすることも身を守る意味で重要ですよ。
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【まとめ】
自虐的なことを言って周りを笑わせるセンスに長けた人もいますが、それも頻度が多すぎると引かれてしまいます。自分を卑下することで自信をよりなくしてしまう可能性もあるので、あまりおすすめはできません。それよりも自分の好きな部分を見つけてアピールしたほうが、ハッピーになれますよ！
