よく知っている生き物の名前でも、ひらがなやカタカナではなく漢字表記で見せられると、急に読めなくなってしまうことがあります。たとえば、水族館で人気の「猟虎」や「海豚」、身近に見かける「石竜子」など。
そんな「知っているのに読めない」生き物の名前シリーズから、本日のお題はこちら。
「飯匙倩」。
見た目はものすごく難解な日本語……に感じられますが、じつはこちらも多くの人が知っている生き物の名前なんです。いったいなんと読むのか、ヒントをもとに推理してみてくださいね。
・ヒント1 蛇の仲間です
「飯匙倩」とは、蛇の仲間のこと。全長1.2〜2.3メートルほどもある大きな蛇です。
・ヒント2 奄美・沖縄列島に多い
日本で「飯匙倩」が主にすんでいる地域は、奄美列島や沖縄列島など南の島です。旅行に行く際は注意が必要ですね。
・ヒント3 別の漢字で書くと……
「飯匙倩」を別の漢字表記で書くと、「羽布」となります。
3つのヒントでピンと来た方もいるのでは? ということで、さっそく正解を見てみましょう♪
■正解は……こちら!
「飯匙倩」の読み方、正解は「ハブ」でした! 漢字3文字の読み方が2文字になるパターンなので、難易度高めだったのではないでしょうか。
ちなみに小学館デジタル大辞泉によると、飯匙倩とは次のような生き物です。
「クサリヘビ科の毒蛇。毒性が激しく量も多い。全長1.2〜2.3メートル。頭部は大きく三角形をし、淡灰褐色で黒褐色の斑紋がある。夜間や雨天に行動しネズミ・鳥などを捕食するが、人畜の被害も多い。奄美・沖縄諸島に分布し、近縁種にヒメハブや八重山諸島のサキシマハブ、吐噶喇(とから)列島のトカラハブなどがある。」
毒性が激しく人間や家畜の被害も多い、とのことなので、飯匙倩の生息域に足を踏み入れる際は注意したいですね!
CanCam.jpの日本語クイズは、毎朝6時に更新中です。他の問題にもチャレンジしてみてくださいね!(豊島オリカ)