◆お互いのライブパフォーマンスや、秋ツアーについて教えて!
次なるふたりの共通点は「とにかくダンスとライブが大好き!」ということ。それぞれのグループのパフォーマンスをぐいぐいエネルギッシュに引っ張っていく存在。「お互いのパフォーマンスについてどんなことを思ってる?」「今日、いいライブだったなって思うのはどんなとき?」など、ライブ中のいろいろについてうかがいます!
Q.お互いのダンスやライブでのパフォーマンスについて、どんなことを思ってる?
亜佑美 最っ高ですよ莉佳子は。パッと目がいく存在感があるのはもちろん、視界に入らなくても感じるくらいの、ものすごいエネルギーを放っている人です。少し前に、莉佳子がハロー!プロジェクト全体のコンサートをお休みせざるを得ないことがあったんです。その中で私と莉佳子と何人かで一緒にやっていた『Fiesta! Fiesta!』という曲のときに「あ、莉佳子がいない。いつもよりエネルギーが足りない」とふと感じて。もちろん「違うそんなことない、がんばんなきゃ!」って思うんですけど、心のどこかで莉佳子の不在を感じちゃって…。いないからこそ、それだけ普段から意識してる存在なんだな、ということを改めて実感しましたね。
莉佳子 …ニヤニヤが止まらない(笑)。そんなこと言ってもらえるんですか!?
亜佑美 言うよ(笑)。あのときは「莉佳子がいないんだな」ということを思わされちゃったのが普通に悔しかったし、もっとがんばんなきゃいけないなって。
莉佳子 でも石田さんもすごいじゃないですか。石田さんは私の中で大きな存在で、一緒にライブできているのが嬉しいです。ステージに立っているときのキラキラ感や瞳の輝きが素敵で、とにかく元気がもらえるんです。夏のハロコンで、3人くらいずつの少人数で歌うメドレーがあったんですけど、私の出番は石田さんの次だったから、ステージの袖で待機しているときにずっと石田さんのこと見て「いい!かわいい!」ってめっちゃ叫んでて(笑)。
亜佑美 袖で見てるのわかってるからね(笑)。莉佳子がそこにいるんですよ、視界にいるんですよ。だから尚更「あ、がんばろっ!かわいくやろっ!」ってスイッチも入ります。
莉佳子 あはっ。着替えで会うタイミングあたりで「かわいかった」って言って(笑)。
亜佑美 ね、莉佳子はね、言うんですよ。ありがたいなぁ〜って(笑)。
莉佳子 でも、そうやって毎回見ているのに、いつ見ても同じものがなくて全部違うんですよね。ずっと見てるからこそ「今日はここがいつもと違う、特にここが輝いてる」って感じるんです。もちろんダンスが上手なのもパフォーマンスのセンスがあるのも前提にあって、その上で石田さんにしか出せない空気感だったり、ときには面白さがある。これこそ「だーいし感」!
Q.「今日、いいライブだった」って思うときってどんなとき?
莉佳子 いいライブしたときって、あふれるものがあるんですよ。
亜佑美 めっちゃわかる〜!
莉佳子 まったく言葉で表せないんですけど…もし言葉にするなら、胸のあたりから「ドドドドドッドッ、バーン!」って、何かがあふれるんです(笑)。でもたぶん、お客さんも同じような感覚じゃないかな?
亜佑美 わかるわかるわかる。「えっ!?今日楽しかったよね!?」ってお客さんと通じるときがあるよね。
莉佳子 私、夏のハロコンで1週間お休みしたときにそれを思って。復帰1日目はとにかくめっちゃ楽しくて、体力が無限にあった。正直結構体力を削られるダンスのところも「みんなと踊るってこんなに楽しいんだ…!わ〜楽しい〜ッ!本当にライブ大好き!」と実感して。お休みを経たからこそ「当たり前ってないんだな、一回一回を大事にしないといけないな」と感じました。ハロー!のメンバーって、みんなライブへ賭ける思いや気合がすごい。改めてそういう刺激をくれる方がたくさんいるステージに一緒に立てるって奇跡だなって思うんですよ。それに、石田さんがこうやって私について何か言ってくれていること自体も奇跡です!
亜佑美 え、私!?
莉佳子 だって私は石田さんたちモーニング娘。の10期さんが好きでハロー!にハマって、「だーいしかわいいー!」と言ってた側ですよ(笑)。なのに、今こうして当たり前のように隣にいて…よくよく考えるとすごいことですよ。人生何が起きるかわからないな、と思います。一緒にツアーをまわったりして…。そう、春に「花鳥風月」というツアーで、石田さんと一緒に「チーム風」として一緒に全国をまわったあのツアーは、毎回楽しかった。「どこの公演が楽しかった」じゃなくて、全部!
Q.今年の春&秋に一緒のチームで全国ツアーをして…実際どう?
亜佑美 最近は各グループの単独ツアーができていなくて、「花鳥風月」が単独ツアー的な存在だったから、あのツアーは特に印象的だったよね。普段一緒に活動しているわけじゃないハロー!の各グループの子がそれぞれ2〜3人ずつ集まった13人で1ツアー乗り切ると聞いたときの「え?」というところから始まって…。全部がイレギュラーな公演で、まさに苦楽をともにしたような仲。普段のグループとは違うメンバーが集まったぶん、毎公演、今まで感じられなかったような刺激を常に感じられたのがよかったな。
莉佳子 でも春の初日はめちゃくちゃ不安でしたよね。「みんな頑張ろうね、緊張する〜」って。
亜佑美 そう、でもみんなの「緊張してるけど頑張ろうね」という気持ちもステージでアイコンタクトをするたびに感じて、その緊張すらも楽しめたのはよかった。何よりさっきの「えっ!?今日楽しかったよね!?」と通じあったのがまさにこれで、お客さんを巻き込んで「今日、一緒に楽しめたよね」というのがお互い意思疎通できて、よかったなぁと。
莉佳子 チーム風のいい雰囲気を作ってくれていたのも石田さんですよね。
亜佑美 いやいや、みんな「石田さんが」って言ってくれるけど、私はチーム風のひとりひとりがあの空気感を作ってくれていたと思っていて。みんなすごく励ましあえる子たちだし、誰かが失敗してもそこをフォローして褒める子がいたり、みんなが疲れていても率先して盛り上げてくれる子がいたり。そういう空気感に私は助けられていて…。
莉佳子 いろんな役割の子がいますよね。たとえば石田さんは楽しくわーってするときも、みんなをきゅっと締めてくれるときもある。私は基本は「ウェーイ!」って感じだけど「やるときはやるよ、みんな!」みたいな(笑)。そんな中で冷静に見てくれる子がいたり、静かに笑っていてくれる子がいたり、いい具合にミックスされてましたよね。
亜佑美 されてた! 改めていろんな子がいるからこそ、ハロー!プロジェクトって面白いなぁと。
莉佳子 橋迫 鈴ちゃんもめちゃめちゃ楽しそうだったな。秋にチーム風でもう1回ツアーを回ると発表されたとき、グループLINEにいちばんに「皆さんまた一緒ですね」って真っ先に送ってきてくれたのがすごく意外で。鈴ちゃんはアンジュルムのメンバーなのでいつも見ているんですけど、チーム風だと不思議と悪ガキ感や少年っぽさが出てきて、また新しい一面が見えたんですよ。
亜佑美 一緒にいる子が違うから、普段のグループの立ち位置とは違うキャラクターが出てきたりするよね。私も普段モーニング娘。のときはリーダーっぽいことはしてないし、実はそんなにしゃべるタイプではない(笑)。モーニング娘。の加賀 楓ちゃんも、チーム風のときはわかりやすくすごく自由にやっているな、と思っていて。かえでぃーはモーニングにいるときは後輩も結構いて、先輩後輩のはざまで中間管理職…というか「自分のパフォーマンスはこういう風にしていかないと」とすごくいっぱい考える子なんですけど、風のときは「考えることよりも、今を楽しんでる」感じがする。グループとして普段背負っているものを一回置いて、楽しんでいる…という印象かな。
莉佳子 そう、私もパフォーマンス中に感じたんですよ! 普段アンジュだと楽曲の雰囲気もあってキメが多いんですけど、風のときはまったく気にしないでやってました(笑)。ここでこうキメなきゃとか一回全部忘れて、ただただ楽しくて。自然の表情や流れに身を任せて、ふっと肩の力を抜いた状態でライブができていたから、一公演一公演楽しめてたのかなと…。もちろんアンジュでしっかりキメるのもそれぞれのよさがあるし、また違ういろんなライブのよさを知れたなと思います。
亜佑美 どっちがいいとかじゃなくて、それぞれのよさがあるよね。
莉佳子 新しい挑戦で探り探りでしたしね。
亜佑美 そう。しかも、春のツアー限定だと思っていたら、秋にまたあると聞いて「え!?どうしよう!?」ってびっくり(笑)。各グループで知るタイミングに少しだけ時差があって、私は公式にマネージャーさんから連絡が来るより先にグループLINEで知ったという…(笑)。
莉佳子 先にお知らせが来たメンバーに「詳細詳細!詳しく詳しく!」みたいな(笑)。春にツアーを回りきっているので前回よりは不安はないんですけど、これが出る頃にはどうなっているんだろう? リハ、乗り切れてるかな(笑)。
亜佑美 楽しみだけど緊張するよね。しかも秋は「続・花鳥風月」と「続」という言葉がついているくらいだから、期待もされているかもしれないし…。「前回行けなかったから今度こそ行く!」という方も、「前回見たからこそ、続って付くくらいだからすごいことになってるんだろうな…」と期待してくれている方も、どう思われるんだろうなぁと。
莉佳子 わかります…!
亜佑美 がんばんなきゃなって心配(笑)。でも、こうしてたくさんライブができるってありがたいよね。
莉佳子 ほんと、ありがたいです。秋も頑張りましょうね!