10月16日に30歳の誕生日を迎えられた、元CanCam専属モデルの徳澤直子さん。前回のインタビューでは、学業と育児を両立している徳澤さんの近況をお聞きしました。
★その記事はコチラ→ 【独占】徳澤直子、本日30歳に!お誕生日記念インタビュー
今回は、モデルとして多忙に過ごした20代前半から、出産、大学受験etc.めまぐるしく状況が変わっていった20代後半と10年間を振り返り、徳澤さんが想うこととは?
Woman Insight編集部(以下、WI) 17歳〜26歳まで、『Seventeen』と『CanCam』の専属モデルとして大活躍していた徳澤さん。改めて、20代を振り返ると?
徳澤直子さん(以下、徳澤) 20代の前半は「モデル」という仕事に費やしていて、後半は人生のステージがどんどん変化していったという印象です。CanCamの専属モデルになったのが19歳の頃で、そこから6年。“青春”という時期をモデルとして過ごしていましたね。ちょうど先日友人とも話していたのですが、表紙をやらせていただいたり、本を出させていただいたり……、たくさんのありがたい経験をさせていただいたのですが、当時を振り返ると、「自分でよかったのかな」という気持ちでしたね。
WI どういう意味ですか?
徳澤 実は、モデルとして「もっと上を目ざしたい」という感覚はあまり持っていなくて、与えられた目の前のことをやってきただけだったので。でも、中途半端に終わるのは嫌だったから、一人で表紙を飾ることを目標にしていました。その後は自分の中でモデルとしての目標を失ってしまって、まわりの方からの「もっとやる気を見せてほしい」というプレッシャーはひしひしと感じていたのですが、自分は自分らしくありたいし、繕うことはできても、どこかでガタがくるって考えていて。このままではお互いにとって良くないなって思っていました……。
WI カバーモデルとして大活躍している裏側で、徳澤さんなりの悩みを抱えていたんですね……。
徳澤 CanCamモデルとして活動している間は、ずっと自分探しをしていた感じです。女性誌に出る立場として、“憧れの存在”というイメージを作ってもらうのですが、これでいいのかな?って悶々とすることもありました。もっと違う自分になりたい、そういうふうに思うこともありました。今は本当にやりたいことに集中できているから、20代の前半と比べると、モヤモヤした心境から抜けられたような感じがしています。
WI 徳澤さんにとって、いちばんやりたいこと、と言うのは勉強をすることだったんですか?
徳澤 CanCamモデルのころから、何か勉強はしたいと思っていて、当時も通信の大学に入ったこともあったんですが、仕事が忙しくて途中で続けられなくなってしまって。当時は、特にこれを専門に勉強したいっていうのはなかったんですけど、その後渡米して出産したり、あと妊娠中に発生した震災から何かを自分なりに感じたり、その他様々な経験から、自分がやりたいことが明確になってきました。
WI 具体的に大学では何を学んでいるんですか?
徳澤 医療分野です。主に、人の身体や心の働きについて学んでいます。勉強は、目的というより、自分の可能性を広げるための手段として考えています。もちろん年齢や環境のことを考えるとリスクもあるし険しい道であることは自覚していたのですが、諦められずに、今挑戦しているという感じです。
WI 子育てもあるのに、学生になる夢を「今は無理」とあきらめなかったのがスゴイですよね。
徳澤 この先、いちばん若いのって「今」だから、思い立ったから「今」やるしかないと思ったんです。自分から行動することの大切さを娘にも伝えられたらいいなと思いますし。あとはモデルをやっていたときは弱みと感じていた自分の性格も、環境が変わると強みになるんだということもわかりました。あのとき行動してなかったら、こうしたことも感じられなかったし、思い切りも大切だなと実感しています。
WI 実際のところ、受験勉強は大変じゃなかったですか?
徳澤 改めて振り返ると、よく受験したなぁって思います(笑)。娘が生まれて1年も経たない時期に、1日10時間くらい勉強する日もありましたから。でもそれは、今まで(勉強を)やらないできたことだから、チャラかなと思ってます(笑)。
常に穏やかでフラットなように見えて、周りに流されない意志の強さ、目標に向かって努力する姿勢に、昔と変わらない徳澤さんらしさを感じます。次回は、徳澤さん流の育児、大学生活について、さらに詳しくお届けいたします。(小森智子)
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