皆さんは今使っているクレンジングに、満足をしていますか? 小学館女性インサイト研究所が女性603人にアンケート調査をしてみたところ、約3割の女性がクレンジングによる肌トラブルの経験がありました。80%以上の女性が夜は“W洗顔”を実践。しかも「乾燥が気になる」と答えた女性の多くがしっかり洗いすぎている傾向にあるようです。肌トラブルにならない、正しいクレンジング方法とは?
■小学館女性インサイト研究所調査:10-50代の女性603人が回答
Q.クレンジング(あるいは洗顔料)を使って、肌トラブルに見舞われたことはありますか?[複数回答]
1位 吹き出物ができた……63人
2位 肌がつっぱったり、乾燥した……53人
3位 湿疹が出たり、肌がかぶれた……39人
過去に見舞われた、クレンジングや洗顔料による肌トラブルとして多かったのが、『吹き出』『乾燥』『かぶれ』。
なかには 「いつも敏感肌用を使っていたのに一般的なクレンジングを使ってみたら、肌荒れがヒドくて、さらに頬の乾燥が悪化し、化粧水をつけたりし たら刺激になって痛くて大変でした。約1カ月かけて元の状態に戻しましたが、もう二度と経験したくないです」(25歳/会社員)という人もいました。
それぞれの肌とクレンジングの相性もあるので、皆さん、自分に合ったクレンジングや洗顔料選びに苦労しているようです。
Q.クレンジングを購入するときのポイント。[複数回答]
1位 洗浄力……406人
2位 低刺激……272人
3位 保湿力……257人
4位 クレンジング後の肌の質感……211人
5位 価格……207人
Q.今のクレンジングの不満は何ですか?[複数回答]
1位 メイクや汚れ落ちが悪い……103人
2位 毛穴の汚れまで落ちない……101人
3位 洗った後に乾燥する……51人
4位 肌のザラつきがとれない……49人
5位 肌のくすみがとれない……39人
クレンジングを選ぶ条件は、皆さんどこにあるのでしょうか? 今の“クレンジングへの不満”とあわせて見ると、女性のリアルな現状が見えてくるようです。
肌トラブルで挙げられていた声に、「洗浄力はあっても、その後のゴワつき、乾燥。保湿はあっても、メイク落ちが悪い」(36歳/会社員)とありまし た。購入ポイントでは『洗浄力』と、『低刺激』や『保湿力』をあわせて選択している人が多く、この3点のバランスが女性がクレンジングに求める大事なポイ ントに。
そのため、「今使っているクレンジングへの不満」も、購入ポイントで上位に上がった要素が多くランクインしていました。肌への負担や優しさを気にしつつも、洗い上がりのスッキリ感が欲しい!というのが、世代問わず女性の本音のようですね。
Q.夜のクレンジングで使っているものを教えてください。
【全体】
【肌質別】
「よりスッキリ洗いあげたい!」という女性の皆さん。夜のクレンジングでは、80%以上が“W洗顔”を実践しています。しかも意外なことに、オイ リー肌の人に比べて、乾燥肌の人がW洗顔の割合が高いという結果に。メイクの濃さにもよりますが、しっかりメイクや汚れを落としたい願望が、肌の乾燥を必 要以上に加速させている場合もあるのかも?
美容雑誌などで活躍中のビューティースキン スペシャリスト 深澤亜希さんは、「クレンジングを見直せば、肌トラブルを回避できます」とおっしゃいます。深澤さんが正しいクレンジングのポイント4つを教えてくれました。
■クレンジング剤を肌にのせる時間は、1分以内にする
■クレンジング剤は、手のひらで温めてからメイクとなじませる
■洗い流すお湯の温度は、人肌(32度前後)がベスト
■肌をこすったり、強くマッサージしたりせず、とにかく優しく優しくメイクとなじませる
力を入れてこすらないのはもちろん、肌の上でいつまでもクレンジング剤がある状態が肌にとって負担になるので、それを避けるだけでも肌トラブルを減 らすことができそうです。正しいクレンジング方法に加え、アイテムを選ぶ際は、肌のうるおいは落とさず、素早くすっきりメイクが落とせるものを選ぶよう心 掛けましょう!(さとうのりこ)
メイクを落として、きれいは落とさない!
肌質や質感で選べる4つのクレンジングが新登場
Nature & Co(ネイチャー アンド コー)から肌へのやさしさにこだわったクレンジング4品が発売。クリーム、オイル、ミルク、ローション、それぞれに異なるオーガニック抽出オイルを配合。素材そのものの良さを引き出すために着色料やパラベンは使用せず、後肌にまでこだわった優しい使い心地が特長です。
Nature &Co(ネイチャー アンド コー)/コーセーコスメニエンス
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