「孑孑」って、なんて読む？「ここ」じゃなくて、あの生き物のこと
ひらがなで書けばみんな知っている言葉なのに、漢字で書くと急に読めなくなってしまう。そんな日本語って、結構たくさんありますよね。
たとえば、同じ漢字をふたつ重ねる「区区」や「然々」。
身近な食べ物を表す「心太」、「若布」、「韮」、などなど。
そんな、読めそうでなかなか読めない日本語クイズ！ 本日あなたに読んでいただきたいのは、コチラの日本語です。
「孑孑」という日本語。
なんと読むか、分かりますか？ もちろん「ここ」や「しし」ではありません。
じつはこの言葉は、生き物の名前のひとつなのです。
この生き物は、実際に見かける機会はあまりないかもしれません。でもひらがなで書くと、あなたもきっと聞いたことがある……そんな生き物なんですよ。
ヒントは、夏におなじみの生き物に関係があること。さらに言えば、夏になると周辺を飛び回って肌を刺してくる小さな「あの虫」の幼虫の名前です。（※この先に虫の写真は出てこないのでご安心を！）
……なんとなく、想像ができたでしょうか？ そう、正解はコチラです！
「孑孑」の読み方、正解は「ぼうふら」でした。
「ぼうふら」とは、蚊の幼虫のこと。
夏になるとプ～ンと飛び回る、あの「蚊」の赤ちゃんが「ぼうふら」です。ぼうふらは水中にすんでおり、身体は短い棒のような形をしています。
そのぼうふらを漢字で書いたものが、「孑孑」。
この「孑」という字は、子供の「子」とよく似ていますが、「けつ」や「げつ」と読む別の漢字なんです。日本語、奥が深いですね！
CanCam.jpの日本語クイズは、毎朝6時に更新しています。もっと驚きを味わいたい方は、他の問題にもチャレンジしてみてくださいね♪
（豊島オリカ）
