マニア「垂涎」ってよく見るけど…なんて読むのか、知ってる?
日常でちょこちょこ見かけるのに読み方が分からない日本語、ってありませんか?
たとえば、ビル街で見かける「定礎」。
ビジネスメールで見かける「御中」、「何卒」。
アルバイトの求人欄で見かける「閑散期」や「繁忙期」、などなど。
よく考えると読めそうで読めない。そんな日本語って、結構たくさんありますよね。
さて、そこで日本語クイズのお時間です。本日読んでいただきたいのは、コチラ。
「垂涎」。
CanCam.jpの記事でも、「マニア垂涎」や「●●好きな人垂涎」といった形で使われているこの日本語。でも「見たことはあるけど、読み方は知らない」という人も、結構多いのではないでしょうか?
「垂涎」の意味を辞書で引いてみると、こう書かれています。
(1)食べたくてよだれを垂らすこと。
(2)ある物を手に入れたいと熱望すること。(例「垂涎の的」)
「垂涎」の「垂」は垂れるという意味、そして「涎」は「よだれ」という意味です。
では、この二文字が合体するとなんと読むのでしょうか? 正解を見てみましょう。
「垂涎」の読み方、正解は「すいぜん」でした。(※「すいえん」「すいせん」とも読みます。)
ちなみに「マニア垂涎」といったふうに使われる場合は、(2)のほうの意味です。
思わずよだれを垂らしたくなってしまうほど欲しいアイテム、という意味で使われます。日本語って、ひねりが効いていて面白いですね。
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(豊島オリカ)