宝くじ売り場で見る「一粒万倍日」って読み方知ってる?意味わかる?
日本語って不思議なものです。よく知っている言葉でも漢字で書かれると読めなかったり、自分では正しく読めているつもりの言葉がじつは間違っていたりすること、結構たくさんありますよね。
たとえば、「進捗」、「汎用」、「御中」、「押印」、「施策」といった日本語は、間違った読み方をしている人が多い言葉の代表格です。
読めているつもりでひょっとしたら間違っているかもしれない日本語クイズ、本日のお題はこちらです。
宝くじ売り場でたまに見かける「一粒万倍日」。あなたは正しく読めていますか?
デジタル大辞泉(小学館)によると、「一粒万倍」という言葉の意味はこちら。
「(1)わずかなものが非常に大きく成長することのたとえ。また、少しでも粗末にできないという気持ちをも表す。
(2)稲の別名。」
「一粒万倍日」は日本の暦の上で月4〜7回ほどの頻度で訪れる吉日で、何かを始めるのに良い日であると言われています。たった一粒の小さなタネが大きく成長してたくさんの実をつけるように、小さな投資が膨らんで大きな成果を生んでくれるのが「一粒万倍日」。だから宝くじ売り場の宣伝文句やのぼりに大きく登場するのですね。
多くの人が「ひとつぶまんばいび」と読んでしまいがちですが、じつはこれ、間違った読み方なんです。では、正しくはどう読むのでしょうか?
正解を見てみましょう。
「一粒万倍日」の読み方は、「いちりゅうまんばいび」でした。(いちりゅうまんばいにち、と呼ばれることもあります)
一粒万倍日には、貯金、投資、開業・開店、仕事、結婚、種まきなど、大きく育ってほしいことを始めると良いとされています。お財布を新調するのも縁起が良いそうです。
ただし借金などマイナスのことも大きく膨らんでしまうと言われています。カレンダーを見て「一粒万倍日」と書かれていたら、ちょっと気にしてみると良いかもしれませんね。
ちなみに、本日5月30日はまさに「一粒万倍日+大安」! 何かやってみたかったことを始めてみると、いいことあるかも♪(豊島オリカ)