「デートの食事代は男性が払うのが自然」な人の割合、こんなに変わった
恋愛、働き方、消費の感覚も、世代ごとの特徴ってありますよね。とくに最近は「平成では当たり前だと思われていたことだけど、この価値観って令和になったらどうなるんだろう?」と考えることもあるのではないでしょうか。
今回は最近何かと話題の「デートの食事代は誰が払うのか」問題について、世代別に見ていきましょう。参考にしたのは、東京ガスの都市生活研究所のレポートです。
■若い世代では当たり前。「デートの食事代は割り勘」
それでは1972〜1988年生まれ平均39歳と1946〜1971年生まれ平均60.5歳のデートの食事代の価値観を見てみましょう。
◆「デートの食事代は、男性が払うのが自然?
- 1946〜1971(昭和21〜46)年生まれ:平均66.2%
- 1972〜1988(昭和47〜63)年生まれ:平均36.2%
1971(昭和46)年以前に生まれた「創食~遊食」世代は6割以上が「男が払うもの」と答えたのに対し、1972(昭和47)年以降に生まれた「選食~ゆる食」世代は約4割という結果に。
いわゆるバブル期までの世代と就職氷河期以降の世代では、価値観が大きく異なっていることが伺えます。
バブルと就職氷河期の間ですらこの差があるなか、筆者の周りの女性20代にも「デートの食事代」について聞いてみると、
- 「初めて、2〜3回目など付き合う前はちょっと多めに出してもらいたいけど、付き合ってからはワリカンで良い」(24歳・女性)
- 「同年代ならワリカンで構わない。デートで奢られすぎてしまうと後々面倒ごとに巻き込まれそう」(25歳・女性)
などデートの食事代がワリカンであることに疑問を持たない人が多いこともわかりました。
また、カップルの中には食事も含めたデート代を同じ財布で管理している人も。食事で派手にお金をつかうカップルが少なくなっているかもしれないですが、付き合っている時からお金の管理がしっかりしていたり、ふたりともしっかり働いていたりと頼もしい一面も伺えました。
■都市生活研究所オリジナル世代区分「食・世代」って?
先ほどのグラフで記載されていた「食・世代」は、都市生活研究所が作成した世代区分です。昭和生まれ(昭和元年~昭和63年生まれ)の生活者を「食」という切り口で定義しています。
言われてみれば「食生活」って時代背景(社会事象、流行、教育)や生活者の価値観の変化などと密接に関わっていますよね。CanCamの読者の皆さんは「ゆる食世代」で食へのこだわりや男女の役割など規範意識が薄い(ゆるい)世代と定義つけられています。
どこかに豪華なご飯を食べに行くステータス的なものよりは、週末のご飯をパートナーと一緒に作る、お家でちょっと贅沢する、そんな過ごし方が好きな人って多いですよね。この食生活「令和」の時代ではどうなるのでしょうか?(かすみ まりな)
情報提供元:東京ガス/都市生活研究所
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