もうそろそろ…と思っているあなたに。「彼氏にプロポーズさせる」心理テクニック
付き合いはじめてしばらく経って、そろそろ……という時期に入っても、一向に結婚に向かっていかないカップルはいるものです。
相手が言わないなら、自分からプロポーズしてしまえばいいのですが、「相手から切り出してほしい」というこだわりが強い人にとっては、個人的には悩ましい膠着状態。そんな自分の思いに気づいていない限り、相手との温度差は広がるばかり。
そこで今回は、恋人からのプロポーズを誘い出す心理テクニックをご紹介します。
■まずは自分の魅力をアピール
結婚生活をする上での懸念材料を提示して、話し合いを重ねることで不安を払拭してから……という段階を踏むのもひとつの手ですが、まず相手にプロポーズする意欲を湧かせたいなら、期待を膨らませてあげるのがいいでしょう。
心理学の世界でローボールテクニックと呼ばれる技が有効です。これはアメリカの心理学者チャルディーニが提唱したもの。まずは受け入れられやすいポイントをアピールして、相手を前のめりにさせておいてから、好ましくないポイントを提示する手法です。つまり、「私と結婚するとこんなに素敵なことがある」というプレゼンをしたうえで自分の短所を伝えれる。そうすることで、短所を受け入れやすくなるのです。
■似た者同士を目指すことで距離を縮める
心理学者・マースティンの実験によると、人がパートナーに選ぶのは自分とつり合いがとれている相手だと提唱しました。これをマッチング仮説と言います。付き合いたての頃は、自分が持っていない要素を相手に見出して惹かれますが、いざ結婚となると価値観や考え方が似ている方が安心感を抱きやすいのです。
彼がなかなかプロポーズをしてくれないなら、もしかしたら彼の中に「お互いがつりあっていないのでは」という不安があって、結婚生活がイメージできていないのかも。その点について、あなた自身も深く検討してみるといいでしょう。
■自分から妥協することが決断の近道に
結婚において、どうでもいいことはたくさんあります。そして、どうでもいいことにこだわっていると、決断に至らないことも多々あります。話し合いも長引けば長引くほど、お互いを受け入れられなくなる可能性が高まります。最優先すべきことをまず探りましょう。ウェイン州大学のキャロリン・シャンツ博士の調査によると、相手に譲ってあげることで言い争いの77%が解決できるという結論が出ています。このように妥協点を見つけ、譲れるところは片っ端から相手に譲ってしまい、自分にとっての最優先となるものだけを手に入れる、それが彼にプロポーズを決断させる近道だと言えます。
結婚は女性にとっては憧れかもしれませんが、男性にとっては責任の場であることが少なくありません。そのため、自分自身が結婚できる状態なのか、そして、独身の気ままさを捨ててもいいのか悩みに悩むでしょう。そんなとき、彼に決断をさせる方法は、幸せな未来をイメージさせること。あなたと結婚すると、こんなハッピーが待っているのだと、彼にありありと思い描かせることです。そうすれば、きっと彼から最高のイエスをもらえるはず。(脇田尚揮)
認定心理士。Ameba公式No.1占い師として雑誌やTVなどに取り上げられ、現在テレビ東京「なないろ日和」にてレギュラーコーナー担当。また、自身が監修したアプリ 「マル見え心理テスト」はTBS 「王様のブランチ」 などでも紹介され、120万DL。著書『生まれた日はすべてを知っている。』(河出 書房新社)。