◆人気のコンビニおにぎりランキング、1位は鮭VSツナマヨ!
コンビニに行くとつい買ってしまいがちなもの。そう、おにぎり。小腹がすいたとき、お昼ご飯を買いにコンビニに来たとき、いかなる時でもおにぎりはあなたを誘惑をしてきます……。
なんといってもあのコスパの良さ! そして温めなくてもおいしく、匂いも気にならない。
そこで今回は一般社団法人おにぎり協会が株式会社セブン‐イレブン・ジャパン、株式会社ファミリーマート、ミニストップ株式会社、株式会社ローソン(50音順)に聞いた「コンビニおにぎり」に関するアンケート結果をお伝えいたします。
まずは各会社の「通年人気おにぎりベスト3」を紹介します。
◆2017年4月-2018年3月通年人気おにぎりベスト3は?
【セブンイレブン】
1位 具たっぷり手巻ツナマヨネーズ
2位 手巻おにぎり熟成仕立て紅しゃけ
3位 手巻おにぎり熟成仕立て紀州南高梅
【ファミリーマート】
1位 直巻焼しゃけ
2位 手巻シーチキンマヨネーズ
3位 直巻和風ツナマヨネーズ
【ローソン】
1位 手巻おにぎりシーチキンマヨネーズ
2位 手巻おにぎりあらほぐし焼さけ
3位 新潟コシヒカリおにぎり焼さけハラミ
【ミニストップ】
1位 手巻ツナマヨネーズ
2位 手巻紅しゃけ
3位 手巻紀州南高梅
各会社で1位が最も多かったおにぎりは「ツナマヨ(シーチキンマヨ)」という結果に。なんとファミリーマート以外の会社の1位という圧倒的強さを誇りました。
ツナマヨは若い方には特に人気なのではないかと思います。マヨネーズは色々なものに合いますし、若い世代にはマヨネーズ好きの人が多いようにも感じます。また人気の理由はツナマヨの「こってり」とご飯の「あっさり」の味わいが絶妙で止まらないところにあるのではないでしょうか。
そして2位は「鮭」でした。大人から子どもまで幅広い世代に人気な鮭は、迷った時に手に取る方も多いのではないでしょうか。また鮭はご飯との相性が抜群に良く、パクパク食べることができます。
3位は「梅」でした。おにぎりの具といえば梅であるように感じます。梅もまたごはんとの相性が抜群によく、程よい酸っぱさで元気が出てくる味です。
定番の味はどの会社もあまり差がない結果になりました。続いて各会社の最近のおにぎりについて調べてみました。
◆最近のおにぎりは健康志向・がっつり!ストーリー性も!
昨年のおにぎり調査でもトレンドだった健康志向おにぎり。各社ともさらに力を入れているようです。「もち麦おむすびのような健康米を使用した商品の販売が伸長。今後も健康米のおにぎりを強化していきます」(セブン‐イレブン)、「一般的な大麦に比べ約2倍の食物繊維を含む『スーパー大麦』を使用したおにぎりを展開していきます」(ファミリーマート)など、昨年登場し出した健康志向おにぎりに、すでに差別化を狙う動きが見られます。またミニストップでももち麦入り商品が伸長。男性も抵抗無く食べられるように、具材が見える「もち麦入り十六穀米おにぎり」を発売しました。
私も最近は健康志向おにぎりを買うことが増えましたが、思ったよりもお腹いっぱいになりますのでおすすめします。各社健康志向おにぎりに去年よりも力を入れていっているようなので、まだ食べたことがない方は是非お試しください。
また健康意向とは反対にがっつり系おにぎりが復活している会社も。一時期、女性向けの商品が目立っていましたが、男性が喜ぶおにぎりの新商品が多数登場。各社へのアンケートを行なった結果、おにぎりを購入している層で上位にランクインしているのは30~40代の男性というデータが出ました。こうしたデータを背景に、再びターゲットにあてたがっつり系おにぎりが目立つようになってきたとも言えそうです。
ファミリーマートでは、2017年度に発売されたおにぎりの中で「具、たっぷり! 牛カルビ」「炙り焼 肉巻おむすび」など具材比率が高い商品が人気となっています。新シリーズ「男飯シリーズ」をはじめ、「具、たっぷり!シリーズ」など、濃い味付けをしたがっつり系の商品や、ボリューム感のある商品を展開中。
一方ミニストップでは「手巻牛ステーキ」(150円)や「手巻とろサーモン」(140円)など高単価で付加価値の高い商品が伸長。メイン客層である30〜40代の男性をターゲットとした商品への注力も進めています。ターゲットを絞った、がっつりおにぎりも一度食べたらハマってしまうかもしれませんね。
またミニストップの新顔おにぎり「海苔弁当みたいなおにぎり」や「餃子ライス」は、外観のインパクトからネットで話題になり、ツイッターでも多くの反響がありました。
「キャッチフレーズがついた商品や見た目でのインパクトがある商品がやや伸びています」(ファミリーマート)など、「話題性のある商品を買ってみよう」という消費者の積極的な購買行動がうかがえます。これは、おにぎりという低価格な加工食品にまで、ストーリー性を求められる時代になったとも言えるかもしれません。
◆通年商品は品質向上やパッケージにひと工夫
先ほどのランキングの通り、通年で販売されている商品の中で人気な商品は、4社とも「鮭」「シーチキンマヨネーズ/ツナマヨ」「梅」がランクインしました。
セブン‐イレブンは、商品の品質向上で年間を通して基本商品の販売が伸長。精米基準、炊飯基準を厳格に管理し、「米」のうまさを追求しました。
ファミリーマートでは、手巻の海苔は有明海産を用い、米には軟らかさと硬さのバランスをとるためブレンド米を使用するなど、お米、海苔、塩など商品品質の向上へのこだわりが目立ちました。
ローソンは商品の製法を改良。おにぎりの成型時とフィルム包装工程時にかかっていた圧力を「新・ふっくら包み製法」で低減。ごはんの重量は変えずにおにぎりの厚みを約10%アップさせ、ふんわりふっくらとした食感に仕上げたといいます。
ミニストップは、パッケージで「シズル感」を表現。パッケージ上部に画像を載せることで商品のイメージがつきやすいようにして、商品名の文字サイズも大きく読みやすくしました。
各社新商品だけではなく、通年で発売されている商品の改良も日々行われています。
いつも同じ味のおにぎりしか買わないという方も多いと思います。もちろん定番人気の味も美味しいですが、期間限定のものや新商品を手に取ってみてはどうでしょうか。新たな味にハマってしまうかも。また、しばらくコンビニのおにぎりは食べていないという方、久しぶりに食べたら驚くほど美味しくなっていると思います。コンビニのおにぎりもあなどれません。みなさんも是非チェックしてみてください! (ほんじょうみゆき)
情報提供元:一般社団法人おにぎり協会
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