コンビニおにぎりのこだわりと進化が止まらない!
6月18日は「おにぎりの日」!
おにぎりは日本人にとって欠かせないソウルフードのようなものですよね! 外出先でのご飯用に、おにぎりを作ったり購入する人は結構多いのではないでしょうか。
今回は明日6月18日が「おにぎりの日」ということにちなんで「コンビニ各社のおにぎりへのこだわり」をご紹介します!
【コンビニ別】おにぎり人気の具材ランキングTOP3
<セブン-イレブン>
1位「具たっぷり手巻 濃厚マヨのツナマヨネーズ」
2位「手巻おにぎり 旨味熟成紅しゃけ」
3位「手巻おにぎり たたき梅肉紀州南高梅」
<ファミリーマート>
1位「手巻 シーチキンマヨネーズ」
2位「直巻 焼しゃけ」
3位「手巻 紅しゃけ」
<ミニストップ>
1位「紅しゃけ」
2位「ツナマヨネーズ」
3位「辛子明太子」
<ローソン>
1位「手巻おにぎり シーチキンマヨネーズ」
2位「手巻おにぎり 焼鮭ほぐし」
3位「金しゃりおにぎり 焼さけハラミ」
皆さんが普段食べているおにぎりはランクインしていましたか? コンビニ全社でツナマヨ系としゃけ系おにぎりが人気なことがわかります。
コンビニ各社では、これらの定番おにぎりの品質をさらに高めて販売する気運が高まっているようです。
もはや定番! 健康志向のコンビニおにぎり
コンビニでご飯を買うときにどうしても気になるのが健康面ですよね。近年の健康志向ブームにあわせてコンビニ各社では健康的な商品が増えており、おにぎりもそのうちの1つです。
<ファミリーマート>
ファミリーマートでは、前年度に引き続き、スーパー大麦を中心とした商品開発を行っています。今後は、幅広い年代をターゲットに、定番具材である鮭やシーチキンマヨネーズなどもスーパー大麦シリーズとして展開する予定です。
<ローソン>
ローソンも健康志向おにぎりとして、もち麦を使用したおにぎりを継続して展開。2020年5月には、見た目がカラフルで楽しい女性向けの新シリーズ「まぜおにぎり」として「5種雑穀の柴漬ひじきおにぎり」の販売を開始しました。
<セブン-イレブン>
セブン-イレブンでは2020年の注力ポイントに「健康感のある雑穀米等を使用した商品を開発予定」と回答があったことから、2020年-2021年も引き続き健康志向のおにぎりが店頭に並ぶことが予想されます。
近年のコンビニおにぎりの「食感」へのこだわり
<セブン-イレブン>
セブン-イレブンは「新潟県産コシヒカリおむすび 塩むすび」や「新潟県産コシヒカリおむすび 熟成炙りたらこ」などの、お米に注力した新商品を発売しています。
お米への負荷を軽減させる精米を可能したセブン-イレブン専用開発の精米機によって、よりふっくらとした口当たりのおにぎりを実現。お米の品質を追求した結果、首都圏エリアで販売をしている新潟県産コシヒカリを使用したおにぎりが特に人気を集めました。
<ファミリーマート/ミニストップ>
ファミリーマートは「熟成さばおむすび」や「手巻 ザクっとラー油」、ミニストップは「明太バター焼おにぎり」や「ねぎ油香る玉子炒飯」など、両社は風味やこれまでにない食感、見た目に特徴のある新商品を発売。具材の美味しさと満足感のあるボリュームで人気を博しました。
<ローソン>
2018年度は「悪魔のおにぎり」(*白だしで炊いたご飯に天かす・天つゆ・青のり・あおさを入れたもの)が大ヒットしたローソン。鶏そぼろや福神漬など食感の異なる具材を詰め込んだ「悪魔のおにぎり カレー醤油味」をはじめとする新作フレーバーや、餃子や担々麺など人気料理のやみつきになる部分だけを集めた「ここだけにぎり」など、今年も一風変わった新商品を発売。
トレンドに敏感な若年層のみならず、幅広い年齢層から支持を集めました。ローソンは、「悪魔のおにぎり」ヒットをきっかけに商品の多様化が進んでいます。
各社とも定番にせよ新顔にせよ、具材の組み合わせやお米などで「食感」を楽しませようとするものが多かった1年といえそうです。
各社のコラボおにぎりが注目の的に
セブン-イレブンの「ペヤングそばめしおむすび」やファミリーマートの「味覇チャーハン」、ミニストップの「牛角カルビめし(カルビ専用ごはん風)」、ローソンの「チキンラーメン ローストしょうゆ風おにぎり」など、今年度はメーカーとのコラボ商品も続々登場し注目を集めました。
これは、おにぎりの値引きで集客増を目指す従来のやり方に加え、おにぎりそのものに話題性を持たせ、認知や集客を狙おうとする各社の考えが垣間見えました。
「食感」の次は「食材」! コンビニおにぎり最新トレンド
今回の調査で、各社ともにおにぎりの品質を高めるためのお米や具材など食材の質に注力していることが判明。特に、おにぎりの味を左右するメインであるお米は、さらなる美味しさを追求しています。
<セブン-イレブン>
「美味しいお米に対するお客様ニーズは継続しており、さらに品質を高めた商品を開発予定」
セブン-イレブンでは、前述のお米の精米方法はもちろんのこと、海苔の焼き方や産地にもこだわり、より「家庭で作るお母さんのおにぎり」に近づけられるよう「進化」させるとのこと。また、雑穀米等を使用したおにぎりの開発にも着手するようです。
<ファミリーマート>
「美味しいお米と海苔、そしてさまざまな食材を使い、お客様に美味しさと食べる楽しさをお届けできるようにしていく」
ファミリーマートでは、2019年度に好評だった「塩麴熟成鮭はらみ」や「熟成さば」などこだわりの食材を使ったおにぎりを受け、さらに品質を向上させるためにお米や海苔の選定、具材の調理方法などの見直しを行うとのこと。
また、明太子やいくらを使った「魚卵づくし」やたけのこを使った「たけのこづくし」など、その食材を好きな人におすすめの「づくし」シリーズを発売開始。食材本来の味を楽しめる商品を開発していく予定とのことです。
<ミニストップ>
「粒立ちよくふっくらとしたおむすびをポイントにこだわって改良していく」
ミニストップでは、炊飯時の調味液や炊飯油を工夫して粒立ちよくふっくらとした炊きあがりなるようごはんの製法に注力するようです。
<ローソン>
「海苔は手巻シリーズと金しゃりシリーズで産地の異なる海苔を使い分け、お米は厳選した国産米をブレンドし粒立ち良くふんわりとした食感に。引き続き、主力商品の食材にこだわり、品質を追求する」
ローソンでは、主力商品である「手巻シリーズ」「金しゃりシリーズ」の品質向上にさらに注力するとのことです。
上記のアンケート結果から分かるように、2020年~2021年は各社、お米の選定や精米方法、海苔の使い分け、具材の品質などを見直し、定番おにぎりの品質をさらに高めて販売する動きが予想されます。
こだわりは環境問題にまで
今や、プラスチックゴミによる環境汚染が問題になり、レジ袋の有料化をはじめ、各業界でさまざまな取り組みが行われています。
そんな、プラスチック問題を軽減するために、セブン-イレブンでは2017年、ローソンでは2020年からおにぎり包材の一部に植物由来のバイオマス原料を活用したフィルムの使用を開始しています。そのほかにも、フィルムの厚みを薄くし、プラスチック使用量を減らすなど、各社ともに環境問題に取り組んでいます。
こうしてみると、コンビニ各社でおにぎりがこだわりづくしで作られていることがよくわかります。今後出かけ先でコンビニでご飯を買うときに、今回紹介されているおにぎりの具材やこだわりポイントにぜひ注目してみてください!(山口彩楓)
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