ずっと正しいと思っていた漢字の読み方が、実は大人になってから間違っていることがわかった、なんて恥ずかしい経験をしたことはありませんか? 最近では、PCやスマホなどの普及で漢字を書くことが少なくなってしまって、普段読めている言葉も漢字になると読めなかったり、意味を勘違いしていることも多いですよね。
たとえば、「鯣」、「美人局」、「忽ち」、「拗らせ」、「巣窟」、「月極」、「匿う」、「続柄」などなど…。
そんな、読めそうで読めない、間違えやすい漢字をリサーチ! 多くの人が読み間違えていたり、読めなかった漢字をご紹介します。
■知らない人が9割!「早急」の正確な読み方が「そうきゅう」じゃないって知ってましたか?
たとえば、「この仕事を早急に処理してほしい」など、ビジネスシーンでもよく聞く漢字。さて、みなさんはこの漢字なんて読みましたか? CanCam世代の女子100名に聞いてみました。
Q.「早急」どう読みますか?
そうきゅう…90%
さっきゅう…10%
9割の女子が「そうきゅう」と回答しました。
しかし、本来の正しい読み方は、「早急(さっきゅう)」って知ってましたか?
意味は、みなさんご存知のとおり「非常に急ぐこと。極めて差し迫っているさま」(小学館『現代国語 例解 辞典』より引用)ということ。「さっ」は「早」の慣用音で、本来の正しい読み方は「さっきゅう」なんです。
ただ、「そうきゅう」は、「早」の漢音による読みで、読めないわけでもなく、アンケート結果のように読み間違える人が大多数のため、現在では辞書によっては項目や語釈のなかに「そうきゅう」と追加しているものもあります。なので、「そうきゅう」も間違いではありませんが、本来の正しい読み方は「さっきゅう」です。もしかしたら、近い将来は「そうきゅう」という言葉が正しくなっているかもしれませんね。(松本美保)
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