「今の若い子は夢も目標も野心もなくてつまらない」なんて、もう言わせません。夢を叶えたい女の子たちが集まって、目標を立ててひとつひとつ、みんなで夢に近づいていく「StartUP!Girls」というコミュニティがあるんです。2014年1月に立ち上がったばかりで、参加者は現在63人。月に1度ミーティングを行い、目標の宣言と達成の確認を基本としています。また、FacebookグループやLINEを使って常にお互いを高め合う工夫も。
この「StartUP!Girls」を立ち上げたのは、元モデルにして、現在は写真を扱うITベンチャー会社に勤務しながら「かわいい写真」にまつわるプロジェクトを多数実行している、スーパーアクティブな女性、市岡麻美さん。そんな市岡さんにコミュニティ立ち上げの想いや今後の展望についてうかがいました。
【ここまでのインタビューはコチラ】
第1回→ 「好き」を仕事に輝く市岡麻美さんが芸能界を辞めた理由
第2回→ 市岡麻美さんに学ぶ「写真をかわいく撮る」「写真にかわいく写る」簡単なコツ
第3回→ かわいい写真はアプリで作れる!絶対DLすべきカメラアプリ2つ
Woman Insight編集部(以下、WI) 「StartUP!Girls」を立ち上げようと思ったきっかけはなんですか?
市岡麻美さん(以下、市岡) もともと「100人女子会」という、恋も仕事も頑張りたい女子のためのキャリア系セミナーイベントを主催していました。「100人女子会」は、まず私自身が「自分の名前で仕事をしていく」という自分の夢をどうしたら実現できるかということに興味があったことから始まったイベントです。その理想像に近い方にお話を聞きに行きたかったんですが、聞くにしても「ただ会いに行って仲良くなる」ってなかなかできないので、それならイベントを主催してそれをきっかけに会ったらいいんだと。せっかくイベントをやるなら、「同じ思いを持った女の子たちに学びの場を提供したいな、自分の夢を形にしていく女子を増やしたいな」と思って、「100人女子会」の形になりました。イベントを通して、はあちゅう(伊藤春香さん)や安藤美冬さんなどとお会いして仲良くなりました。
WI そんな素敵な「100人女子会」ですが、やめてしまったのですか?
市岡 今はいったんストップしています。「100人女子会」という言葉がインパクトが強くて、「女子会の人」って思われるようになってしまったんです。それで「今の女子会はこうだってお話をしてください」と呼ばれるようになってしまったりして、あれ、違うな、と。私自身は別にいわゆる「女子会」はしなくて、どちらかというとパソコンに向かって作業ばっかり(笑)。さらに、100人女子会の運営自体、時間も労力もかかるのでいったんやめました。
WI そこで「StartUP!Girls」を立ち上げようと思ったということですね。
市岡 はい。私がしたいことである、「女の子がキャリアアップしたり、いろんな夢を叶えながら人生を楽しく過ごす人が増えること」を叶えるコミュニティは何か欲しいな……と思っている中で、「StartUP!Girls」を思いついたんです。年末年始は受験生のように毎日ファミレスにこもって立ち上げのための準備をしていました(笑)。
WI どうやって思いついたのですか?
市岡 まずルーツとしては、受験勉強をするときも「一緒に勉強しよう!」っていうのが大好きだったこと(笑)。あれに近い感覚で一緒に頑張れる人を見つけたかった。自分がやるっていうことを宣言して、本当にそれを達成できたのか審査してくれる人がいる。そうするとやりたいことをきちんとできるようになっていけるのかな、と思ったんです。
WI そこで、周囲の友達だけで終わらせるのではなく、たくさんの人を巻き込んでコミュニティ化するという発想が面白いですよね。
市岡 最初は本当にやる気のある3人くらいでいいや、って思っていたんです。でも、「もっとやりたい人がいたら嬉しいな……」って募集してみたら、2~3日で63人の方からご応募いただいて! 応募フォームもポチッと押すだけで気軽に応募できるものではなく、自分の叶えたいことや今それに向かってやっていることを書いてもらう形にしたので、本気の人が集まりましたね。みんな「今年こそ私は変わりたいんです!」と熱い想いを書いてくれて……。
WI 63人ものコミュニティを運営していくのは、正直大変ではないですか?
市岡 コミュニティ運営が初めてなので知らないことばかりですが、いろんな人にコミュニティ運営について相談したり、本を読んで勉強したり。知ったことをすぐに実験できて、しかもそれに全力で応えてくれるメンバーがいるので、すごく楽しいです。しかも主催の自分が目標を達成できないなんて絶対にありえないので(笑)、いいプレッシャーにもなっています。自分でもそういう環境が欲しかったので、ありがとう、という感じですね。
WI 「StartUP!Girls」を、今後こうしていきたいという展望を教えてください。
市岡 まず、一番の目的は自分とみんなが夢を達成していけるようになること。コミュニティを運営していく上での実験場で、少人数でいろいろ試して質の高いチームを作った上でなら、そのうちいつか人をもう少し増やして大きくしていってもいいかな、と思います。でも、まずは言ったことをちゃんと実行できる環境を作りたいので、大きくするのは二の次三の次です(笑)。あとは、webのメディアを作りたいなと考えていますね。
WI どのようなメディアにしたいと考えていますか?
市岡 女の子たちが頑張っていることを発信していくメディアにしたいです。「自分の名前で仕事がしたい」という女の子が多かったので、そういう子たちには自分のやりたいジャンルのコラムを書いてもらってもいいな、とか。メディアを立ち上げるプロセス自体、webのディレクターをやってみたい人やwebデザインをしたい人、カメラマンをしたい人など、夢を叶えるためのラボとして実験していろいろ自由にやっていける場を作れればいいな、と思いますね。
「StartUP!Girls」のお話をしている市岡さんは本当にキラキラ輝いていて楽しそう! ただやみくもに頑張るのではなく、きちんと目標設定をしてそれを達成できているかをきちんと見るコミュニティがあれば、ひとりでやるよりも夢に近づけそうです。次回は市岡さんに「StartUP!Girls」で採用している、夢に近づく方法についてお聞きします。(後藤香織)
次回はコチラ→ 必ず早起きできる!目標を実現できる!夢に近づく3つの方法
市岡麻美さんブログ「Sweet Photo Kitchen」→ http://asamiichioka.com/
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