『AneCan』専属モデルとしてトップを走り続け、12月29日に34歳のお誕生日を迎えた押切もえさん。この2013年と33歳を振り返ってもらいました。
Woman Insight編集部(以下、WI) お誕生日おめでとうございます! 33歳、そして2013年を振り返ってお伺いしたいのですが、どんな年でしたか?
押切もえさん(以下、押切) 今年一番大きかったのは、やはり本を出したことですね。
WI 初の小説『浅き夢見し』の発売は8月7日でしたが、原稿を書き終えたのはいつだったんですか?
押切 原稿を書き終わったのは6月初旬です。その後何回か校正があって。実際に書いてた期間は半年で、そこから発売とかプロモーションとかをやって。いつも雑誌やテレビのお仕事がメインで、ここまで長く時間をかけてものを作ったのは初めてなので、その間にいろんなことを考えて葛藤したりしていました。
WI 今回の小説は、なぜこのタイミングで出したんですか?
押切 考え始めたのは3年前で、本当はもっと早く出したかったんです。ただ自分のスケジュールや経験不足で、今までそれに追い付けていなくて、書き始めたからにはやり遂げたいっていう気持ちがありました。
WI 活躍されて忙しい中で時間をつくることって、一般の方でもなかなかできないと思うんですけど、書く時間を作るのは大変だったのでは?
押切 元々は、刺激を受けたりインプットするために、映画や本をたくさん見るようにしていたんですけど、キリがないので途中から一切見ないようにしました。
WI 他にもいろいろ我慢されていたんですか?
押切 絶つとか、耐えるとかいうことを、徹底的にやりました。とにかく空き時間は書かないと、っていう感じで追い込んでいて、ジムすらも行けなくなってしまいました。人づきあいは相当悪かったです(笑)。ひとつ友達と遊ぶ約束をしてしまうと、そのまま自分が流されてしまうのでほぼ断っていましたし、大事な誕生日会でさえも最後しか顔出さない、と決めてました。
WI いろいろおつきあいも多いでしょうから、断るのも大変でしたね。
押切 わかってくれる人はわかってくれるけど、行けない理由を発表したいけど言えないっていうモヤモヤした気持ちがあって。友達の誘いを断っているときは、やっぱりつらかったです。決断するって、何かをやりとげるって、そういうことだなって思いました。それだけに、書き終えたときには達成感があって本当に気持ち良かったです。もっとバランスよくできたら一番良かったんですけど(笑)。
3年の構想を形にできたことが、一番の2013年の思い出という押切さん。楽しみを絶って、ストイックに自分を追い込んで書きあげたというところに、押切さんの執筆への本気さと真摯に取り組む性格が感じられます。次回は、ファンから「頑張り屋」と支援されている押切さんが、34歳になって2014年をどう過ごしていこうとしているのかをお届けします。(安念美和子)
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