日中のムシャクシャ、布団の中まで持ち込んではいませんか?
早く忘れたい嫌なことほど、何度も思い出しては「あ〜っ!」と叫びだしたくなるもの。これを断ち切ってぐっすり眠りにつくために、“頭の夜活”をおすすめします。
▼頭を使って集中すると、ストレスが減る!
思考って、ループする性質があるんです。夜は昼間の疲れで頭がぼうっとしているため、その傾向も強くなります。
その上、嫌な記憶は脳にとっては“刺激的”。だから、忘れたいことほど思い出しては落ち込む、イライラ・モヤモヤする……のループに陥りやすいんだとか。
そこでおすすめなのが、全く別のことで脳のワーキングメモリー(思考領域)をいっぱいにする方法です。あなたにも経験がありませんか? 仕事でクタクタだったのに、ゲームに没頭するうち気持ちがスッキリしていたこと。悩んでいたのに、単純作業に熱中したら気持ちが軽くなったこと。
短時間でも頭を使って集中すると、脳はリフレッシュされるんです。
それに、「これをすれば落ち着く」という自分なりのセーフティゾーンを持っていると、ストレスにも強くなります。帰宅後のプライベートな時間にちょっと頭を使う“夜活”を取り入れることは、ストレス軽減・リフレッシュに効果大と言えるでしょう。
▼頭を使う“夜活”におすすめの趣味10選
「頭を使うっていっても、何をしたらいいの?」と思う方もいるかも。たとえばこんなことがおすすめです。
(1)ゲーム
戦略を練らずに勝てるタイプのものではなく、囲碁・将棋・チェス・バックギャモンなど、ちょっと頭を使うボードゲーム系がおすすめです。スマホアプリにもたくさんあるので、まずは探してみましょう。
(2)パズル
ピースを当てはめて絵を完成させる、昔ながらのパズルです。固いピースをパチンパチンとはめていきましょう。ストレス解消のコツは「ちょっと難しい」と感じるものに挑戦すること。初心者なら500ピース程度、経験者なら1,000ピース以上がおすすめです。
(3)計算ドリル
以前、100マス計算が流行りましたね。書店では、いろいろな大人向けのドリルを見かけます。計算による軽いストレスが前頭葉を活性化。問題が解けた瞬間にドーパミンが放出されて、達成感と解放感を味わえます。
(4)読書
活字が好きな人には、本がおすすめです。文字を追いながら同時に場面を想像することで、脳のさまざまな部分が活性化。紙をめくる感触にもリラックス効果があるそうです。
(5)映画
ストレス解消に映画を見るなら、「物語の世界にのめり込む」ことを心がけましょう。映画館に行くのが一番ですが、もしおうちで見るなら、部屋を暗くする、トイレやドリンクの準備を済ませる、スマホの電源を切るなど、集中するための工夫を。
(6)楽しみのための勉強
仕事とは全く関係ない、楽しむためだけの勉強をしてみましょう。歴史好き、鉄道好きなど、趣味のある方はぜひ突き詰めてみてください。
一風変わった楽しい資格を目指すのも◎! たとえば「きき酒」系の検定は、ワイン、日本酒、ビール、焼酎……とジャンルごとに存在します。他にもダイエット検定、温泉ソムリエ、忍者検定など本当に多種多様。「自分の好きなこと + 検定」で検索してみると、新しい世界がひらけそうです。
(7)メイク・ヘアスタイルを研究
新しいメイクやヘアアレンジを研究・練習したいなら、夜がおすすめ。朝は遅刻が心配ですが、夜ならどんなに失敗しても洗い流せばOKです。夢中になって鏡を見つめ、「できた♡」と満足する頃には、昼間のモヤモヤは吹き飛んでいることでしょう。
(8)料理
料理もストレス発散にピッタリ。メニュー選びから食材の切り方、味付け方法、片付けに至るまで、頭のいろいろな部分を使います。段取り力や決断力も身につきますよ。
(9)ドライブ
車の運転が好きなら、軽いドライブに出てみましょう。運転って、無意識下で脳みそをフル回転させていますよね。前方・後方、サイドミラー、歩行者に標識に信号……あらゆることを瞬時に判断するので、短距離のドライブは脳のリフレッシュに最適です。
(10)妄想
布団の中でも思いきりできる脳の体操、それが“妄想”です。「こんなことが起きたらいいな」とか「もし宝くじが当たったら何をしようかな」とか、ワクワクする想像を自由に膨らませてください。
上司に嫌味を言われてムカムカしても大丈夫。「あいつがいなくなって、好みのタイプの上司が異動してきたら……」と、楽しい妄想に変えちゃいましょう!
ちょっとだけ頭を使い、集中・没頭することでリフレッシュを図る“夜活”。ぜひあなたも実践してみてくださいね。
(豊島オリカ)
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