こんにちは!ファイナンシャルプランナー/MBA、そしてマイナンバー管理アドバイザーの横川楓です。
今回のテーマはマイナンバー。すっかり存在を忘れていたけど、年末調整の際に書かないといけなくて急いで思い出した!なんて方も多いのではないでしょうか。
なんだか危ないイメージのあるマイナンバーですが、実はとても便利な一面もあるんですよ!
もう制度として確立されたものなので、私たちの生活とは切っても切り離せないのが現実。
まずはマイナンバーがなにかをしっかり理解して、うまく活用していきましょう!
■今更聞けない!マイナンバーって?何に使えるの?そんな疑問にお答えします!
◆マイナンバーって何?
マイナンバーとは、国民一人一人が持つ12桁の番号で、一生同じ番号を持って生きていくものです。
この番号がどのような時に必要なのかというと、社会保障や税、災害対策の手続で必要となっていきます。
つまり、みなさんも最近提出されたであろう年末調整や、確定申告、生命保険や医療保険、年金などの手続の際にマイナンバーを使うこととなるのです。
◆マイナンバーはどう便利?
ほとんどの方が通知カードのままだと思いますが、マイナンバーのメリットを受けるには、まずはマイナンバーカードをゲットする必要があります。
マイナンバーカードにすることで、できることの幅がぐっと広がるのです。
たとえば、マイナンバーカードでできることの一つが、住民票や印鑑証明、戸籍証明書等のコンビニ交付です。利用できる市区町村や店舗が限られていますが、急に必要になったときに気軽に入手できるのはありがたいことです。
また、確定申告を電子申告する際にも、マイナンバーカードを利用して確定申告することとなります。
そして、来年7月にマイナポータルというポータルサイトの運用が開始されることで、さらに便利になっていきます。
マイナポータルでは、自分に関する情報をどこの行政機関が利用したかチェックすることができるほか、児童手当や予防接種、オンラインで認可保育所への入所申請などを行えるようなるなど、子育てに関する申請がとても充実していく予定です。
また、将来的には引越しの際の異動の手続もマイナポータル上でできるように計画しているようです。
結婚、出産、なかなか外出の難しい子育て中など、わざわざ出向いてしなければいけなかったさまざまな手続きが、オンラインでできるというのはとても便利ですよね!
◆会社にはマイナンバーは提出しなければならないの?
この記事を読まれている人の多くが実際にマイナンバーを利用する最初の機会といえば、年末調整など会社への提出書類への記載ではないでしょうか。
もしマイナンバーを記載せずに書類を提出したとすると、働いている会社にマイナンバーを求められるという状況になるかと思いますが、マイナンバーの提出自体は任意ではなく法令に定められた義務である一方、拒否しても私たち自身に罰則はありません。
しかし、会社としては私たちがマイナンバーを出さなかったことを記録し、単なる義務違反でないことを証明しなければならず事務的な負担が増えることになるため、提出を拒否するというのはあまり好ましい行動とは思われないでしょう。
会社に所属している以上は、なかなか提出しないという状況は難しいのかもしれませんね。
◆最後に…
マイナンバーの利用範囲は、現時点では法律で社会保障、税、災害対策の3つと限られており、その他の場面では利用してはいけないことになっています。
なんといっても重要なのは、マイナンバーをむやみに人に教えず、マイナンバーカードを絶対になくさないようにすること。
ただ、必要以上に恐怖感をもたなくても大丈夫です。クレジットカードやキャッシュカードなども、絶対になくしてはいけない物ですよね。それらのようにしっかり管理し、便利な部分はその恩恵がちゃんと受けられるように活用していきましょう。(横川楓)
横川 楓
24歳で経営学修士(MBA)を取得し、その後ファイナンシャルプランナー(AFP)に。
マイナンバー管理アドバイザー、マネーマネジメント検定2級などの資格を取得し、現在は新宿にある税理士事務所に在籍中。
元地下アイドルという経歴をもち、最近のマイブームは変身できるカメラアプリとポケモンGOという26歳。・Blog http://ameblo.jp/kaede-yokokawa/
・Twitter(@yokokawakaede)https://twitter.com/yokokawakaede
・Facebook https://www.facebook.com/横川楓-1287714024649472/
【あわせて読みたい】