「ゆとり世代」と言われるのは、諸説ありますが、1987年4月から1996年3月生まれの人。
宮藤官九郎さん脚本のドラマ『ゆとりですがなにか』(日本テレビ系)のおかげか、はたまた5月10日に馳浩文科相が「脱ゆとり教育」を宣言したからか、「ゆとり世代」の話題は絶えません。
そんな中で気になる言葉を発見。それは「これだからゆとりは……」というお馴染みのセリフではなく、「ゆとり第一世代はゆとり教育の影響をほとんど受けてないぞ!」というものです。
これを聞いたドップリゆとり教育(93年生まれ)の私は「えっ? ゆとり第一世代は他のゆとり世代を馬鹿にできる権限でもあるの?」と驚きを隠せませんでした。
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政府が大々的にアピールしたことで「ゆとり世代」というイメージが生まれ、それが新たな若者なじりに発展した気もします。
最初の社会に出た「ゆとり世代」として会社で「これだからゆとりは……」なんて言葉をこの世代の中でも一番多く投げられているかもしれません。
ですが! 同じゆとり世代の中で「私は第一世代だからゆとり感じたことないんだよね!」な〜んて言葉は、自分がされた嫌なことを他の人にしているようなものなのでは。
このようにゆとり世代の間で起こっている「ゆとり格差」について、今回扱っていこうと思います。