少女漫画界の巨匠・篠原千絵先生の名作『天は赤い河のほとり』が、1995年「少女コミック」での連載開始から約30年の時を経て、待望の初テレビアニメ化。累計発行部数2000万部を超える、世界で愛される本作は、現代から紀元前14世紀の古代オリエント世界・ヒッタイト帝国に突然召喚された主人公の少女・夕梨(ユーリ)が、自らの手で運命を切り開く、重厚なストーリーが魅力の本格大河ロマン。
アニメオープニングテーマ『暁の空』と、ナレーション、そして夕梨(ユーリ)のボーイフレンド・氷室を演じる七海ひろきさんに、作品の魅力や主題歌制作秘話などを聞きました。
―本日はよろしくお願いします。まず七海さんは原作マンガの大ファンとのこと。キャストとしての出演、そしてオープニングテーマを務めるという話が決まったときの心境を教えてください。
まず、ドラマCDはありましたが、意外にもアニメ化はされていなかったので、「アニメ化されるこの名作を見てみたい!」と、いちファンとしてとてもうれしくて。学生時代に夢中で読んでいた大好きな作品なので、もし関われたらそんな幸せなことはないな、と思っていましたが、主題歌を歌わせていただけることになり、率直に、本当にうれしかったです。キャストとしてはナレーションと氷室役を担当させていただきますが、オーディションでは、違う役を受けていました。
―そういうパターンもあるんですね!
はい。その他の役も、何人分か自分でマンガの中から自主的にセリフを抜粋して「この役のセリフを録音したので、よかったら聞いてください」と送らせていただきまして。オーディションを受けた役は残念ながらご縁がなかったのですが、そこからナレーションと氷室が決まりました。
―出演と主題歌が決まったとき、何か事前に準備されたことなどはありますか?
ナレーションをする上で、作品全体を理解した上で臨みたいということと、主題歌の作詞も担当することになったので、改めて原作をすべて読んで挑みました。氷室が出ているシーンも重点的に読み返しました。その上で脚本を読むと、本当に原作の世界観をリスペクトして書かれていると感じたので、原作が好きな方も、アニメから入る方もどちらも楽しめる作品になると思います。ぜひたくさんの人に見てほしいです。
―主題歌の作詞について、好きな作品のアニメの主題歌を書かれるというのは、なかなかドキドキするのではと思ったのですが、どうやって考えられたのでしょうか?
主題歌を歌うと決まった後、いくつか候補がある中から、今回の異国情緒溢れる曲を選びました。私から「作詞をさせていただきたいです」と申し出て機会をいただき、3週間ほどかけて、最初から最後まで読み直しながら考えました。いくつかのエピソードを自分の言葉で表現したいと思いながら書いていきました。1番はユーリがヒッタイトの世界に来て翻弄されながら生きていく決意、2番はカイルと出会い、この世界に残ろうとしたところ、最後は物語の結末まで入れ込みたいという気持ちで作詞しました。でも、作詞をしないといけないのに、つい話に夢中になりすぎることを何度か繰り返しましたね(笑)。
―もちろん、すべてがこだわりの言葉かと思いますが、特にお気に入りのフレーズを挙げるならどれでしょうか?
いちばん聞くのはサビの部分だと思い、耳に残るようなものにしたかったので、時間をかけて考えました。1番と2番は同じフレーズではありますが、趣の違うものにしたい、という気持ちがありました。
―七海さんが思う「天は赤い河のほとり」のマンガの魅力とは、どのようなところですか?
まずは、壮大な歴史ロマンの中で描かれる人間ドラマでしょうか。もちろん恋愛模様もあるのですが、跡目争いなどの政治や人の生死など、歴史の中で渦巻くさまざまなキャラクターの人生が描かれています。少女漫画ではありますが、男性でこの作品のファンの方もいらっしゃって、性別年齢を問わずに読み応えがあり、読んでいて本当に飽きさせない展開が素晴らしいです。そして、キャラクターが魅力的。
―今回演じる氷室は、原作マンガでは最初と最後に登場する重要なキャラクターのひとりかですが、氷室の魅力はどんなところにありますか?
原作では、最初はユーリがヒッタイトの世界に行く前にボーイフレンドとして、最後は考古学者として登場します。全編を通して世界を外から見ているキャラクターで、アニメですべてを表現するのは難しさも感じつつ、いただいたセリフを通して、まだひとりの少女だったユーリが、ボーイフレンドとして一緒にいたいなと思える人物像でいられたらいいな、と思いながら演じました。
―アニメを機に作品に初めて触れる方もいらっしゃると思いますが、ユーリと氷室以外に「アニメから入ったよ」という方に注目してほしいキャラクターを教えてください。
本当にどのキャラクターも魅力的なので難しいですね…! 個人的にはルサファが好きです。アニメでどこまで描かれるかはまだ内緒ですが、ルサファがどうなっていくのかをアニメで見つつ、原作も読んでいただけたらなと…。心が抉られるかもしれませんが、ぜひこの感情を揺さぶられる体験を皆さんにもしてもらいたいです。ただ、他にもさまざまな素敵なキャラクターがいて、見る人によって好みは違うと思うので、ぜひお気に入りのキャラクターを見つけてほしいです。
―原作で、特に好きなシーンを挙げるならどれでしょうか?
こちらも本当にいろいろとあります(笑)。ひとつ挙げるなら、序盤のエピソードで、ユーリが病気が蔓延してしまっている場所をキレイにし、患者の皆さんを元気にしていくものがあります。そこの患者だった人がユーリについて語るんですが「泥だらけでも、着飾ってなくても、どんな姫君よりきれいだ」と表現するところがとても素敵で好きな場面です。ユーリの心の美しさがわかるようなシーンが好きかもしれません。このままユーリの良さについてお話してもいいですか?
―お願いします。
主人公のユーリを中心に物語が進んでいくのですが、ユーリがとにかくいい子で純粋で、頭もよく、運動神経もよく、本当によくできた人で「これはみんな好きになるよね!」というキャラクターで。最初は敵対していたキャラクターでさえ、どんどんユーリの魅力に落ちていくのも面白さのひとつです。もちろん作品中の男性陣もみんな好きになっていくわけです。でも、読者の私たちがユーリを大好きになるエピソードがたくさんあるので、それがとても自然で、おそらくユーリを嫌いになる人はほとんどいないだろう、というところが、この作品の大きな魅力のひとつだと思います。
―宝塚歌劇団「宙組」で上演されましたが、そちらもご覧になりましたか?
観ました。私はもともと宙組にいて、2015年から星組に組替えになり、2018年に上演していたので、「宙組にいたら出られたのか…!」という思いも、正直ありました(笑)。でも、自分が出ていると観られないので、客席から宝塚の豪華な世界観、キレイな衣装、素敵なセットでこの作品を観られたことは、結果的によかったです。楽屋で、宙組の皆さんと「原作のここがいいよね!」「このキャラが好き」と話していたのを覚えています。
―さまざまなお話ありがとうございます。それでは最後に、CanCam読者に向けて、「天は赤い河のほとり」について、1分プレゼンをお願いします!
はい、まず「天は赤い河のほとり」と書いて「てん」ではなく「そら」です。ここを決して間違えてはいけません。最初、私は普通に「てん」だと思って読み始めました。これを読んでいる皆さんはぜひ「そら」と覚えてくださいね。
主人公ユーリを中心にさまざまなキャラクターが出てくるのですが、どのキャラクターを好きになるかによって、最後のシーンを見たとき、何をどう感じるか、人それぞれ異なると思います。すべてのキャラクター、ストーリー展開、そしてユーリがどうなっていくのか…。すべての原作を読み、アニメを見て、楽しんでいただけたらうれしいです。何度読んで、何度見ても楽しく、勉強ができて、ちょっと頭がよくなったような気にもなれる作品です。ぜひ楽しんでください!
テレビアニメ「天は赤い河のほとり」は、日本テレビAnichU枠にて7月7日より毎週火曜25:29〜(※放送時間は変更になる可能性がございます)、BS日テレでは7月8日より毎週水曜24:00〜放送です。ぜひチェックしてみてくださいね。

テレビアニメ「天は赤い河のほとり」
日本テレビ:AnichU枠にて7月7日より毎週火曜25:29〜
BS日テレ:7月8日より毎週水曜24:00〜
※放送時間は変更になる可能性がございます。
公式サイト https://www.vap.co.jp/sorahaakaikawanohotori/
公式X https://x.com/tenkawa_anime
公式TikTok https://www.tiktok.com/@tenkawa_anime
TVアニメ「天は赤い河のほとり」オープニングテーマ
2nd SINGLE「AKATSUKI」発売中
2nd SINGLE「AKATSUKI」購入ページ https://773.lnk.to/AKATSUKI_CD
七海ひろきARTIST WEB SITE https://nanamihiroki-artist.com

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