佐藤浩市、太鼓判。「本田翼の最後の芝居は期待してください」

tm_0010月8日都内にて、第149回直木賞を受賞した作家・桜木紫乃原作の映画『起終点駅 ターミナル』の完成会見が行われ、出演者の佐藤浩市さん、本田翼さん、中村獅童さん、和田正人さんとメガフォンを取った篠原哲雄監督が登壇し、本作への熱い思いを語りました。

速報はコチラ→ 【速報】佐藤浩市、本田翼に「ちゃんとやれよ。だから若い役者はなめられるんだ」

tm_01今年の第28回東京国際映画祭クロージング作品に選ばれた本作は、約1か月を果ての街・釧路で撮影し、25年前に愛する女性を目の前で失った傷を持つ弁護士・完治と孤独を背負い人生に迷う敦子が出会い、孤独を分かち合い、そして再びそれぞれの人生の一歩を歩き始めるという物語。

tm_02いままで明るく前向きな役が多かった本田さんのキャスティングに佐藤さんは、今回の環境の中で彼女に「一抹の不安を持った」そうですが、稽古の段階から見てきて「服の上から見える傷を演じるのではなく、服を一枚一枚脱いだ心の傷は見えない。敦子がこの子でよかった。皆さん安心してください」と太鼓判を押すと、「安心しました」とほっとした表情の本田さん。
佐藤さんはエピソードとして、本田さんの撮影前半に撮ることになっていた裁判所のシーンを佐藤さんが「北海道ロケが終わってからお願いします」とスタッフにお願いしたエピソードを語り、「最後の芝居は期待してください」と彼女の見どころをPR。「とてもお優しいかたです。感謝しております」と恐縮の本田さんでした。