話題の3人の意外な共通点とは?宮川大輔&桜井ユキ&超特急・草川拓弥【独占インタビュー前編】

10月27日から、新宿バルト9 他で公開される映画『サクらんぼの恋』。この作品は、お笑い芸人・宮川大輔さんが主演の、ジーンと感動できるピュアラブストーリー。しかも、なんと宮川さんは初のラブシーンがあるそう…♡  これは見逃せない!!ということで、映画『サクらんぼの恋』に出演する宮川大輔さん&桜井ユキさん&超特急・草川拓弥さんに、制作中の話やお互いの印象など、いろいろ聞いてきました♪

初めましての1時間後にはキスシーン! だからこそ、自然な雰囲気で撮影できた。

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CanCam編集部(以下、編集部):映画『サクらんぼの恋』では、宮川さん演じる弱気で優しい45歳の独身男性が、桜井さん演じる恩田リナに惹かれていく様子が印象的でした。

宮川さん:演じるのはすごく楽しかったですね。僕の役は、冴えない45歳の童貞の男。どう演じればいいのか悩みましたが、演じているうちに自然となりきれたというか。桜井さんと掛け合いながら、自然と役づくりできました。

編集部:普段の明るく元気な宮川さんとは、まったく違うキャラですよね。

宮川さん:そうなんですよ。なので、あえてあまり考えないように演じました。そんなん、なんぼ考えてもわからないじゃないですか(笑)。そういえば、作中にキスシーンがあるんですが、実はそこを初日に撮影していて。

桜井さん:「はじめまして」って言った一時間半後くらいにはもう、そのシーンの撮影だったんですよね(笑)。

宮川さん:正直驚いたけれど、それが逆によかったなと思います。自然と好きになれたというか。だから役作りを意識せず、そのまま気持ちの流れで演技できたんです。

桜井さん:私も同じです。最初は「このシーンから撮影するの!?」とちょっと不安だったんですが、そこで気持ちが通い合ったからこそ、後々のシーンもスムーズに演じられた気がします。私が演じた恩田リナには、自分との共通点がなかったんです。なので、演じてみて生まれたものを大切にしていました。

編集部:草川さんは、桜井さん演じる恩田リナの弟という役どころでしたね。演じるうえで気を付けたことなどはありますか?

草川さん:僕が演じた大地は、すごい不器用で、自分に素直になれない部分がある人物。そこは僕と共通点があるなと思っていました。ただ、ピュアなラブストーリーの中では〝邪魔〟な役どころ。台本を読んで宮川さんと桜井さんの役に感情移入していたので「邪魔するなよ~!」と思ったりしていました。なので、演じていてちょっと複雑な心境でした(笑)。

まるでドラえもん⁉ 草川さんは、不思議な雰囲気の3.5次元ボーイ

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編集部:みなさん今回が初共演だとお聞きしました。お互いの第一印象と、演技を通して感じた印象を聞かせてください!

宮川さん:桜井さんは、初めて会ったとき「きれいな方やなぁ~」と純粋に思いました。共演していて、とても一緒に演技しやすい人だと思いましたね。引っ張ってくれるし、受け止めてくれる。それに、腹のくくり方が違うなって!すごく、かっこいい女性なんです。

桜井さん:ありがとうございます! 宮川さんの第一印象は…うーん、はじめましてのあとにすぐキスシーンだったので(笑)。

宮川さん:そこは嘘でもなんかゆーてよ!(笑)。

桜井さん:最初は「いつもテレビで見てる人だ!」って思いました(笑)。ただ、もっとテンションの高い方かなと思ったんですけど、意外と落ち着いていらっしゃって。演技中も、大胆さよりも繊細さの方がはるかに勝ってる方なんです。演技をしていても、リアルと芝居の境目がいい意味でなくて。だからこそ、頭で考えて芝居せず、生まれた感情を大事に演じられました。すごい頼もしかったです

草川さん:僕も、宮川さんの落ち着いた感じに驚きました! 実は僕、昔から宮川さんの『すべらない話』が大好きで、ファンだったんです。お祭り男の印象もあったので、もっとテンションの高い方かと思っていたのですが…実際は落ち着いていて、優しい方でした。本番中以外にも、気さくに話しかけてくださったり、寒い日には宮川さんの車の中で休憩を取らせてくださり、ホットココアまでくださったり! その気遣いに感動しました。

宮川さん:撮影が真冬で、超過酷やったんです。暖をとれるのがライトだけみたいな状況で、ほんまあの時は寒かったなぁ(笑)。草川くんは、第一印象からかっこよさを感じましたね。でも、かっこいいだけでなく、真面目な男です。芝居に対して真剣だし、芯がしっかりある。

桜井さん:私の草川くんは第一印象は…なんか人間離れしてるというか。容姿や雰囲気がかっこいいってのはもちろんあるんですけど、何ですかね…ちょっと床から浮いてる感じ?(笑)

草川さん:えええ! 僕、ドラえもんじゃないですよ~(笑)

桜井さん:なんていうか、三次元の世界じゃない、0.5次元ぐらい違う感じなんですよ(笑)。

草川さん:2.5次元ですか、僕⁉

桜井さん:うーん、3.5次元の人かな(笑)。なんとも不思議な雰囲気をまとってるんですよ。自然と弟のような雰囲気を醸し出していて、愛嬌があってほおっておけない感じ。だからこそ、いい姉弟を演じられた気がします。

草川さん:そんな風に思ってくれてたんですね! 桜井さんは、いい意味でギャップのある方でした。すごく独特な雰囲気があるので、人見知りな自分は、最初なかなか話しかけられなくて…。でも、みなさんと食事に行った際、すごく和気あいあいと話してくださいました。それに、芝居に入ると「自分はこう思う」っていう事をはっきり周りに伝える方なんですよ、桜井さんって。それを見てすごく勉強になったし、本当に頼りになる姉みたいでした。
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実はみんな人見知り! コミュニケーション下手でもできる、人と仲良くなるコツ

編集部:みなさんとても仲良しなんですね! お仕事柄、はじめましての人と会う機会も多いと思うのですが…人と仲良くなるコツってありますか?

宮川さん:実は僕、すごい人見知りなんですよ。

草川さん:僕もです!

桜井さん:私もそう! この3人は、みんな人見知りですよね(笑)。仲良くなれたのは、偶然かもしれないです(笑)。

草川さん:人見知りでも周りと仲良くなるコツって難しいですが…周りに〝合わせること〟ですかね。でも、合わせすぎると、疲れてしまうこともあると思うのでバランスが大事な気がします。

宮川さん:うんうん。だから俺は、あんまり気にせえへんようにしてるかな。ついつい気を使ってしまう性分だから、普段は意識しないようにするんです。その分、ご飯食べに行ったり飲みに行ったりして、どんどん本当の自分を見せていくようにしていますね。その方が、早くみんなと打ち解けられるんです。

桜井さん:私も同じですね。あんまり周りを気にしないようにします。あとは、頑張ってみんなと仲良くしようとしないというか。考えすぎると距離感はかりすぎてしまうんです。〝仲良くならなきゃいけない〟と思うと変な壁ができちゃうので、自然に任せることも大事なんじゃないかと思いますね。

草川さん:それ、すごくわかる気がします!

宮川さん:人見知りって〝自分が強い〟っていうことなんじゃないかなと思うんです。だからこそ、普段からあんまり頑張りすぎると疲れてしまう。なので、適度な距離感を保つのも大事かな。その分、食事したり飲みに行ったりする機会を大事にしてますね。

編集部:「これ以上やったら疲れちゃうな」という、自分の限界を理解することも重要なんですね。

桜井さん:そうですね、自分が人見知りだってことを認めちゃうのも重要かな。それを一度受け入れると、人間関係が楽になると思いますよ。

後編では、作品の見どころやプライベートのお話をお伺いします! お楽しみに♡

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映画『サクらんぼの恋』 10月27日から、新宿バルト9 他全国順次公開

お人好しな性格のせいで周囲からバカにされ、冴えない日々を送っていた45歳の童貞男が、 大ファンだったAV女優と出会い、ピュアな恋に落ちる姿を、ハートウォーミングに、そしてリアルに描いた恋物語。単なるラブコメでは終わらない、切なさと感動に溢れた人間ドラマは必見!

【プロフィール】
●宮川 大輔(みやがわ だいすけ)
1972年9月16日生まれ、京都府出身。お笑い芸人として、様々なメディアで活躍中。俳優としても活動しており、話題のドラマや映画に数々出演。●桜井ユキ(さくらい ゆき)
1987年2月10日生まれ、福岡県出身。2011年女優デビュー。映像を中心に活躍中。2018年には映画『真っ赤な星』の公開も控える

●草川拓弥(くさかわ たくや)
1994年11月24日生まれ、東京都出身。俳優として、ドラマや映画で活躍。メインダンサー&バックボーカルグループ・超特急のメンバーとしても活動している。

撮影/斎藤大嗣 スタイリスト/平野 彩(宮川さん)、岡村春輝(桜井さん)、山本隆司(草川さん) ヘア&メーク/石川奈緒記(桜井さん)、青山佑綺子(草川さん) インタビュー/衛藤理絵

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