「今月もやってきた…」生理中やその前は心身ともに不調になりがち。痛みやだるさ、イライラ、気分の落ち込みなど人によって症状や重さはさまざまだけど、生理の悩みを抱えている女性は実際にとっても多いですよね。でも、なかなかまわりにホンネを話せないデリケートな問題…。
そこで今回は、普段あまり言えないみんなの「生理あるある」をご紹介。利用者数70万人の生理・PMSの共有アプリ「ケアミー」を運営する株式会社ヘルスアンドライツが20~49歳の既婚男女400人(女性200人、男性200人)を対象に実施したアンケートをもとに、自分やパートナーが生理のときのホンネを探っていきます。「あるある!」「みんなも同じ気持ちなんだ」と共感することで、すこしでも悩みや不安が和らぐきっかけになれば嬉しいです。
【既婚女性200人に聞いた】自分が生理の日あるあるTOP10
まずは既婚女性200人に「自分が生理の日あるある」を聞き、多かった回答順にランキングにしたものがこちら。
1位:普段なら気にならないパートナーの些細な行動にイライラ
「普段なんとも思わないことでイライラ。そのことを伝えればいいのに口では伝えず、相手に嫌な思いをさせてしまった」
「『イラついている』とか『言い方が感じ悪い』とか言われた。自分はそんなつもりはなくて、優しくしているつもりだったので、腹が立って言い返してケンカになった」
最も多かったのが、パートナーのちょっとした行動にイライラしてしまうこと。PMS※に悩む女性は本当に多いですよね。イライラしてしまうのはホルモンバランスの変化が原因だから仕方のないこと。だけど、やっぱりメンタルが安定しないのはツライし、思わずパートナーに当たってしまうことが申し訳ない…! そして中には、いつもと言動が違うことをパートナーから指摘されたという方のように、自分では気づかないうちにPMSの症状が出てしまうこともあるよう。
※PMS(月経前症候群)とは?
女性ホルモンの変動などの影響で、生理前3~10日間に表れ、生理が始まると治まる精神的、身体的症状のことを指します。抑うつや不安、イライラなどの精神的症状や、頭痛や腰痛などの身体的症状が代表的。
2位:デートなどの大切な予定の日に体調が悪くなり、その日を楽しめない
「デート中、頻繁にトイレに行くのを理解してくれない」
「旅行直前に生理になってしまい、温泉を楽しめなかった」
次に多かったのが、生理とデートの日が重なってその日を楽しめないこと。とくにお互いにやっと仕事の休みがとれて、旅行や温泉にいく予定を立てたのに…となればガッカリ。生理が重いときやメンタルが不安定なときは、無理せずデートを延期することも大事。でも、体調の良し悪しは何日目かによっても変わるから「心身ともに元気だったら生理中でもデートをしたい」と思う女性もいますよね。そんなときは、生理中でも楽しめそうなデートプランに変更するのもアリ!
3位:普段はケンカにならないようなことで、パートナーとケンカになってしまう
「いつもなら許せる流せることも流せず、イライラした口調で当たってしまい、パートナーも生理だからと言うことを理解してくれなくて…デート中にケンカをして会話もなく気まずい空気が続いた」
1位にも挙がった「イライラしてしまう」ことから、ケンカへ発展してしまうケースも少なくないようです。ホルモンの変化や体調の波によって、ちょっとしたことが普段以上に気になったり、イライラしやすくなったりするのはごく自然なこと。その不満をパートナーに面と向かってぶつけたことで、関係にヒビが入ってしまうこともあるある…!
そのほか「些細なことでも涙が出てしまう」「気分が急に落ち込んでしまう」といったメンタルの不調や、それらの不調を「パートナーにうまく伝えることができない」といった悩みがランクインする結果に。生理中って、自分の感情をコントロールすることがいつも以上にむずかしくなりますよね。
【既婚男性200人に聞いた】パートナーが生理の日あるあるTOP10
次に既婚男性200人に「パートナーが生理の日あるある」を聞き、多かった回答順にランキングにしたものがこちら。
1位:パートナーが不機嫌になったとき、その理由が生理やPMSのせいか分からない
「パートナーが些細な理由で怒りはじめて、こちらもケンカを買ってしまって…状況が悪くなって冷静になったときに生理のせいだと分かって後悔した」
最も多かったのが、パートナーの機嫌が悪いことの原因が生理やPMSなのか、それ以外のことなのか判断できないこと。「生理のせいならある程度は仕方がないから、イライラした気持ちを受け止めてあげたい」と思っている男性も多いですよね。心身ともに不調が起こりやすい女性は、あらかじめ「イライラしてしまうかもしれない」などと伝えることで、パートナーも心の準備がしやすくなるはず。
2位:生理やPMSで体調が悪いのは分かっても、自分がどのように手助けできるか分からない
「どのくらい辛いことかわからないため、話しかけにくい」
「直接的な言葉で大丈夫かと言ってしまって嫌な顔をされた。デリケートな話なので嫌だったんだなと後から反省した」
一方、パートナーが生理であることを知っていてもうまくフォローできない、という意見も多数派に。たしかに自分がなったことのない感覚を理解するのって、むずかしいですよね。「手助けしたい」という気持ちがあるのは、女性からすれば本当に嬉しいもの。どう接していいか判断に迷ったときは「どうすればいいかな?」と、直接本人に聞いてみるのも手!
3位:生理やPMSの知識はあるが、どう接していいか分からない
「余計な話し掛けをして、無用の怒りを買った」
「どうしたら彼女を怒らせずにいられるのかが知りたい」
続いても「どう接していいか分からない」問題。たとえ知識があっても、人によって重さや症状、パートナーにどんなことをされるのが嬉しいのかが違う場合があるから、戸惑うのは当たり前のこと。
そこで「生理のときにパートナーがしてくれて嬉しかったエピソード」を以下に紹介していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【生理のときにパートナーにされて嬉しかったエピソード】
「『俺は生理を経験できないけど、して欲しいこととかあったらなんでも言ってね』と優しく寄り添ってくれた」
「家事をやってくれた。寄り添ってお腹や腰をさすってくれた」
「温かい飲み物を入れてくれたり湯たんぽを準備してくれた」
「お腹が痛いときにコンビニで温かい飲み物を選んで買ってくれた」
「生理でお腹が痛いと言ったら理解してくれて、無理のないデートプランに変えてくれた」
「急な生理で体調が悪いときにナプキンを買いに行けなくて、パートナーに頼んだら嫌な顔せずに買いに行ってくれた」
「生理だから、と特別なことを言ったりやったりはしてくれない主人だけどそれが逆に気を遣わなくていいので、ありがたい」
「生理中に布団を血で汚してしまったとき、私が汚したものなのに、夫が一生懸命拭いてくれた」
「生理痛に効く足ツボを押してくれたり、レンチンするカイロを温めて渡してくれたり気遣ってくれた」
「生理管理アプリを使って体調やメンタルの管理・把握してくれようとした」
「晩ごはんを買ってきてくれて、子どもを寝かしつけてくれた」
飲み物や湯たんぽなどで体を温めようとしてくれたり、気持ちに寄り添ってくれたり。家事や子どもの対応をしてくれるのも助かる♡
ランキングでは、ほかにも「パートナーの生理日が分からない/聞きにくい」「急に予定をキャンセルされる」などがあるあるとして挙げられました。生理周期は一般的に25~28日と幅があり、人によってはもっと短かったり長かったりバラつきがあるもの。デートの日に突然きてしまうこともあるから、やむを得ず予定をキャンセルすることは許してもらいたい…! でも、だいたいの周期をパートナーに共有しておくと、トラブルも減るはず。信頼できるパートナーだからこそ、デリケートな問題にも向き合うことが大切。もし生理が原因で関係がよくない状態が続いているのであれば、ぜひ一度話し合ってみてくださいね。(Mai)