おなじみの漢字がいくつか合体したような、ユニークな形の漢字って結構ありますよね。その中には、「猋」や「翫ぶ」、「彬彬」のように、珍しいものもたくさんあります。
本日の漢字クイズも、そんな「ユニークな形の漢字」からの出題です。お題はこちら。
目+此で、「眦」。
初めて見た!と思った方も多いのではないでしょうか。日常で使う機会はあまり無いこちらの漢字ですが、いったい何と読むのでしょうか? ヒントを元に推理してみてください。
■ここでヒント!
・ヒント1 言葉の意味
「眦」は、「目の耳側の方の端」を指す日本語です(小学館『デジタル大辞泉』該当の項より抜粋)。一般的には、「眦」よりも「目尻」という言葉でおなじみの部分ですね。
・ヒント2 語源
同じく『デジタル大辞泉』によれば、「眦」という日本語は「目(ま)の後(しり)」という意味から生まれた言葉、とのことです。
・ヒント3 ひらがなで何文字?
「眦」の読み方は、ひらがなで書くと「◯◯◯り」の4文字です。
目尻を表す4文字の日本語といえば……? そろそろ推理できましたか? では、この辺りで正解を見てみましょう。
■正解は、こちら!
「眦」の読み方、正解は「まなじり」でした。(「まじり」とも読みます)
日常会話ではあまり使われない言葉ですが、小説などで見たことがある人は正解が想像できたかも? ヒント2でちょっとご紹介しましたが、この「まなじり」という言葉、もともとは「目(ま)の後(しり)」→「まなしり」だったものが、音が濁って「まなじり」になったのではないかとされています。
変わった形の漢字はまだまだたくさんあります♪ CanCam.jpでは毎朝6時に日本語クイズを更新中。他の問題にもチャレンジしてみてくださいね。
(豊島オリカ)