票+風=「飄」や、次+女=「姿」のように、漢字をよく見てみると1つの漢字として使われているものが組み合わされていることもしばしば。ひとつひとつは比較的簡単ですが組み合わ次第では読み方だけでなく、漢字の複雑さも増します。本日はそんな「読めそうで読めない日本語」から、こちらのクイズを出題!
「彬彬」。
「木」+「杉」=「彬彬」。漢字の組み合わせを見るとそこまで難しくはないようですが、いったいなんと読むのでしょうか?
■ここでヒント!
まずは言葉の意味を確認してみましょう。小学館デジタル大辞泉によると「彬彬」の意味は次のとおり。
1 外形と内容とが調和し、充実しているさま。
2 文化的な事物の盛んに起こるさま。
「文質彬彬」と、四字熟語にも登場している言葉です。「外見的な美しさと内面的な実質との調和がとれているさま」を意味として、見た目や振る舞いなどの姿が美しく、飾らない本質的な人柄を兼ね備えた人物を表現する言葉として使われます。
ちなみに、「彬」は「あきら」や「もり」、「よし」など、人名で使われるときには様々な読み方をされる今回の漢字。ちなみにひらがなで書くと「○○○○」と4文字です。
なんとなく読み方の想像がつきましたか?では、この辺りで正解を見てみましょう。
■正解は…こちら!
「彬彬」の読み方、正解は「ひんぴん」でした。ちなみに、「ひんひん」という読み方をすることもできます。
「木」が2つも漢字の中に入っているので、部首も「きへん(木)」のように思ってしまいますが、実は部首は「さんづくり」。「彩」や「彫」、「形」などの漢字の部首でもあり、飾りや模様などの意味を持っています。「外形と内容とが調和し、充実しているさま」という意味にも通じるところを感じますよね。
CanCam.jpでは毎朝6時に日本語クイズを更新中。日常に役立つような言葉のクイズをたくさん出題していますので、他の問題にもぜひチャレンジしてみてくださいね!(岡美咲)
▼じゃあ「区区」なんて読む…?