社会人1・2年生の仕事の価値観ってどんな感じ?
近ごろ働き方に対する考え方は多様化していますよね。1つの会社で長く働き続けたいと考える人もいれば、いろんな会社で働いてみたいと考える人もいるはず。それでは、社会に出たばかりの社会人1・2年生は仕事についてどう感じているんでしょうか?
ここではソニー生命保険株式会社が実施した「社会人1年目と2年目の意識調査」をもとに社会人1・2年生1000人に聞いた仕事への本音を探っていきます!
Q . 最初に就職する会社でどのくらいの間働いていたい?
社会人1年生に「最初に就職する会社でどのくらいの間働いていたいと思いますか?」と聞いてみたところ、最も多く回答を集めたのは「定年まで働きたい」で22.0%でした。
終身雇用にこだわらない人が増えてきた今、社会人1年生がこう考えているのは少し意外ですよね。ですが、苦しい就活を乗り越えてやっと会社に入ったばかりだからこそ、そこで長く働きたいと強く感じるのかもしれません。
一方、社会人2年生に同じ質問をしたところ、最も回答が多かったのは、なんと「すでに辞めたい」で18.0%でした。「定年まで働きたい」と答えた人は13.6%で、社会人1年生の22.0%と比べるとかなり低くなっていますよね。社会人生活も2年目になると、会社の悪い部分や、理想通りにはいかない現実から目がそらせなくなってくるのかも… 最初に入った会社で働くことへの情熱は、社会人2年目には薄れてくる傾向にあるようです。
社会人2年生が入社後に”がっかり”したことTOP3
社会人2年生の多くが、会社を「すでに辞めたい」と感じてしまっているのは、会社に“がっかり”してしまったからのはず。では一体何にがっかりしてしまったんでしょうか?
社会人2年生に、「入社後“がっかり”したことはなんですか?」と聞いてみると、1位が「給料が少なかった」で32.2%、2位が「ボーナスが少なかった」で27.0%でした。収入面での不満が、会社への失望につながっている場合が多いみたいですね。お金は仕事を頑張るための大きなモチベーションになるので、期待外れの金額しかもらえないと、仕事へのやる気は確かに削がれてしまいそうです。
また、勤続意識別に結果を見てみると、「すでに辞めたい」と考えている人たちが最も多く回答したのは「仕事内容が思っていたものと違った」でした。「こういう仕事をするつもりじゃなかったのに…」と思いながら働くのは辛いですよね。仕事内容に不満があると、やりたい仕事をするために転職しようと考える人が多いようです。
あなたはどんなキャリアを目指す?
理想と現実の間で苦しんでいる社会人1・2年生が多いようでしたね。これを機に、ぜひ自分のキャリアをどうしていくか見つめ直してみてはいかがでしょうか♪(石川智香子)