糖質制限が続かない人に知ってほしい!お米を食べて健康に痩せる方法

やっぱりお米が食べたい…!そんな人でもできるダイエットをプロに聞いてみました♡

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ダイエットといえば、まず最初に思いつくのが「糖質制限」という人も多いのではないでしょうか。とはいえ、どうしても主食が食べたくなってしまったり、甘いものが恋しくて挫折してしまった…なんて経験もあるあるですよね。そこで一般社団法人日本健康食育協会が全国の女性2,000名を対象にした調査を元に炭水化物抜きダイエットと食のプロに聞く「お米を食べて健康に痩せる方法」についてご紹介します♡

糖質制限(炭水化物抜きダイエット)したことある?

最初に糖質制限をしたことがあるか聞いてみたところ、「ある」が21.8%、「実践中」が6.8%、「ない」が71.5%となり、28.6%が経験済みあるいは実践中であることがわかりました。

糖質制限ダイエット中の変化は?

「ある」「実践中」と回答した人に、糖質制限中にどのような変化があったかを尋ねたところ、「痩せた」と答えた人が21.3%いらっしゃった反面、「以前よりも甘いものが欲しい」「イライラしやすい」と感じた人がその数を超え、他にも「気分が落ちやすい」(14.0%)、「筋力が落ちてきた」「糖質以外のものを食べ過ぎてしまう」(共に13.8%)など成功している人がいる一方、体調やメンタルに不調を感じている人も多い結果となりました。

糖質制限をやめた理由についても聞いてみたところ「甘いものへの欲求を抑えきれない」(28.2%)、「イライラしやすくなった」(19.7%)、「気分が落ちやすくなった」など、糖質制限中に出ていた不調が原因でやめた人が目立つ一方、「痩せた」(8.9%)、「体調がよくなった」(1.6%)、「肌の調子が良くなった」(1.2%)と前向きな理由でやめた人はわずかという結果に。短期集中で体重を落としたい! という場合は有効な方法かもしれませんが、長く続けるにはストレスも多くかかると言えそうです。

お米を食べることに対するイメージは?

ダイエットを始めるとなんとなく避けがちという人も多いお米。お米を食べることについて聞いてみると、糖質制限の経験の有無に関わらず、約半数が「日本人の体質に合っている」と回答し、「体調を整えてくれる」(ある:36.5%、実践中:20.7%、なし:27.9%)、「お通じがよくなる」(ある:27.1%、実践中:20.0%、なし:16.4%)、「メンタルを保ってくれる」(ある:24.3%、実践中:21.5%、なし:26.7%)などが上位を占めました。

糖質制限の経験がある人は、お米を摂ることで体調やメンタルが好転することを実感したという人も多いのではないでしょうか?

痩せたければ、お米を食べよう!

食事でのダイエットを考えると、カロリーや糖質を気にし、これらを減らせば痩せると思っている人が多いですが、カロリーは体の中でエネルギーに変わり燃料となって、体や臓器を動かしたり体温を作ることに使われるとても大事なもの。

カロリーが不足すると、体の機能が落ちリバウンドしやすくなるほか、老化が進んでしまう可能性も。カロリーを減らすのではなく、「タンパク質」「脂質」「炭水化物」の3大栄養素のバランスを整えることが重要! これらのバランスを整えることで、消費が増えて痩せやすい体を作ることができます。


例えば、ランチにとんかつ定食を食べるとします。揚げ物など脂質とカロリーの高い料理を食べる時、ちょっと控えめにしようとご飯の量を減らしている人も多いですよね。ご飯を抜くことで、炭水化物の割合と総カロリーは減りますが、3大栄養素の脂質の比率が上がり、バランスの悪い食事になってしまうんです…。脂質自体の摂取量ではなく、割合が大切。炭水化物はエネルギーとして最も燃えやすい栄養素ですが、脂質は燃えにくい性質があります。そのため、このような脂質の割合が高いメニューは、代謝が下がり太りやすく、体脂肪も増えやすいと食事と言えるので注意が必要です。

脂質の割合が高い食事を摂る際は、ご飯を抜いたり減らしたりするのではなく、むしろ増やすくらいにしっかり食べて、おかずの量を控えるのがオススメ! ご飯をしっかり食べると満足感が上がり、エネルギー代謝も良くなって燃えやすくなります。カロリーをしっかり摂っても痩せるためには、エネルギーを燃えやすい体にすることが重要です!

お米ダイエットの基本

お米生活・お米ダイエットの基本的な考え方は、痩せるために食べると言うことではなく、体の機能が上がって活性化した結果として痩せたり調子が整ったりすること。あなたが今までどんな食生活をしてきたか、どんな生活習慣だったかということが、結果が出やすいか出にくいかということに凄く影響しています。体重などの数字の変化ばかりに意識を向けていると、意外とうまくいきません。数字はあまり見ず、自分の体の感覚を優先してやってみる、自分の心と体に向き合ってみてくださいね。

成功するためのポイントは以下の3つ!

(1)食事に感謝して美味しく楽しく食べる

これを食べたら太る、これは体に良いなど食に関する情報がとても溢れています。そのため、ものを食べる時に食べ物に対して、良い悪いという見方をしがちの人も多いのではないでしょうか。食べる時に「これを食べたら太っちゃうかな」などと色々心配や不安を感じていると、折角の食事は体にとって良い働きができなくなってしまいます。私たちの体は、体の機能や考えに凄く反応します。ですから、まず食事の目に自分の気持ちを整えることを意識してみてください。食事の時に毎回、「食べられるって幸せだな」「有難いな」ということを口に出し、食べ物を食べた時には「ああ美味しい」といったように、食べることに感謝し幸せを感じてみましょう。

(2)基本は1日3食!

最近、1日1食や2食の食事スタイルの人が増えており、中には、1日食べない日を作る人もいますよね。食べることを減らすことは、実はとてももったいないこと。私たちの体は、1日の中でリズムを持って色々な体の機能が運営されています。代謝機能や自律神経、ホルモンのバランスなども1日3回定期的に食事をすることで、体の機能が整いやすくなります。そのため、これまで食事の回数が少なかったり、食べる量を減らしていたり、食べない日を作ったりしていた人は、体の機能が少し衰えている可能性があります。

1日3回の食事は、できるだけご飯・味噌汁・おかず一品の一汁一菜。一般的な食事のイメージよりもおかずが少なめのシンプルな定食スタイルを心掛けてください。1日3食に慣れていない人は、無理をせずできる範囲のところからやってみましょう!

(3)早食い禁止

よく噛んで食べる。早食い禁止です。ダイエットでもよく噛むと言われているので、咀嚼回数を意識している人も多いかと思いますが、回数ではなく、丁寧に食べ、そして味わう意識を持ってみるのがオススメ。一口のサイズを少し小さめし、口に入れたら一度箸を置き、咀嚼しながら味わうことに意識を向けましょう。噛んでいると段々口の中で味が変化していきます。この味の変化を感じながら楽しんで食べる。普段よりよく噛む意識で食べた時、自分の感覚がどう変わるか、どんな体の変化があるかと言うことに意識を向けてみてください。同じものを同じように食べていても、どんな気持ちでどんな感覚で食べるかによって、体の変化は驚くほど変わってきますので、是非やってみてくださいね。

お米をしっかり食べて健康的にダイエットを♡

ダイエットのために、大好きなお米を我慢している…! という人もいらっしゃるのではないでしょうか。体と心の健康のためには、無理をせず続けることも大切。また、リバウンド防止のためにもただカロリーが高いものを抜くのではなく栄養バランスを考えることで痩せやすい体作りを心がけてみてくださいね。

今回お話を伺ったのは…

柏原 ゆきよ
一般社団法人 日本健康食育協会 代表理事
10万人以上の食サポートの経験から、日本人の体質とライフスタイルに着目し、お米(雑穀米)を主軸に「しっかり食べて太らないカラダづくり」を目指す独自のメソッドを確立。これまでボクシング世界チャンピオンをはじめとするトップアスリートや企業経営者、モデルなどへ食生活サポートやアドバイスを行い、テレビ・新聞・ラジオ・雑誌など多数のメディアに出演。子どもから高齢者、女優やトップアスリートなど幅広いクライアントへの結果の出るアドバイスに定評がある。

情報提供元/一般社団法人 日本健康食育協会