大掃除は2日間で簡単に!便利アイテムを使って3時間で終了
1日目の「片付け」、“仕分けと収納”でお部屋の物は、すっきりしましたか? 2日目は、いよいよ「大掃除」です。
1日目「片付け」の記事はコチラ→ 大掃除は2日間で簡単に!1日目「片付け」は“仕分けて捨てる”の3時間
大掃除の手順は「上から下、奥から手前」。これはプロも守る掃除の鉄則。場所ごとに、上から下へを守って、時間配分を決めて段取りよくサクサク進行しましょう。そのためのコツは、「適材適所の道具&洗剤使い分け」。これで効率よく掃除が進みます!
今回は大掃除に準備する便利な12アイテムを一挙大公開していきます!
Contents
1LDK程度の3時間大掃除に準備する12アイテム
早速、3時間大掃除に準備する12アイテムをご紹介していきます。
エタノール
吹きかけるだけで嫌な臭いの原因となる菌の繁殖を防止。
古歯ブラシ
タイルの目地や蛇口、排水口など、細かい部分の掃除に活躍。
ゴム手袋
水周りの掃除で使用。汚れや雑菌、手荒れ防止などに。
フローリングワイパー
専用シートをセットして、狭い場所なども楽に掃除が可能。
古タオル
壁や床など広い場所の拭き掃除に。フローリングワイパーに挟んで使っても。
掃除機
床のホコリ吸い取りや、ノズルを替えてエアコンや靴箱の掃除に。
新聞紙
窓拭きに使える他、汚れものを一時的に置くシートにも。
マイクロファイバークロス
吸水性、通気性、速乾性に優れる。細かいちりやホコリ拭きに。
綿棒
細かい隙間の汚れ取りに。PCのキーボードにも。
ストッキング
水周りの水アカ取りに。軽い汚れなら洗剤なしでも。
ラップ
カビなど頑固な汚れは、洗剤をつけてパックすると落ちやすくなる。
洗剤
水だけでは落ちない汚れに。汚れの種類で使い分けを。
“カチカチ汚れ”は「酸性」、“ベタベタ汚れ”は「アルカリ性」の洗剤を選ぶ!
蛇口の水アカやトイレの尿石など、カチカチの水汚れには「酸性洗剤」を、コンロやガス台のベタベタ油汚れにはアルカリ性洗剤を使います。なお、アルカリ性洗剤の代わりに「重曹」、酸性洗剤の代わりに「酢」や「クエン酸」も使えます。
アイテム&洗剤選びがわかったら、さっそく「大掃除」スタート!!
リビング(目安はトータル40分)
年末スピードコースでは、普段掃除できない場所を中心に掃除を。リビングでは、天井、エアコン、窓をピックアップ。
天井(壁)/10分
フローリングワイパーに専用のシート、もしくは古タオルを取り付けて拭きます。
エアコン/10分
エアコンのカバーを開け、フィルター表面のホコリを掃除機で吸い取ります。次にフィルターを外して、シャワーをかけて水洗い。後は、日蔭干しでよく乾かして。
窓/20分
外側は、雑巾で水拭き→アルカリ性洗剤を吹き、水拭き→から拭き。内側は、マイクロファイバークロスで水拭き→から拭きを。窓は、上のほうから、左→右、一段下がって右→左……と下まで拭くと、ムラなく効率的。
水周り(目安はトータル120分)
頑固な汚れはつけ置きや洗剤パックでしっかり落とします。バス、トイレ、キッチンは場所ごとの洗剤をフル活用して。
浴室/40分
●鏡……酸性洗剤(もしくは酸性のクエン酸水)を吹きかけ、ラップを貼りつける。10分後ラップをはがし、水洗い→から拭き。
●シャワーヘッド……水 6:酢 1の比率のものを洗面器に入れ、つけ置き。汚れが落ちたら、古歯ブラシでこすり洗い。
●排水口……古歯ブラシ4本があれば、輪ゴムでまとめた手作り道具が便利。ゴシゴシ洗い、終わったらそのまま捨てられます。
●目地・ドアパッキン……頑固な黒カビには、まず古歯ブラシである程度の汚れを取り除き、カビ取り剤を吹きかけてラップで10分以上パックを。その後はしっかり洗い流して。
洗面台/10分
●鏡……エタノールを吹きかけて、マイクロファイバークロスで汚れをオフ。
●蛇口……軽い水アカ除去には、ストッキングが大活躍。蛇口の裏側など掃除しにくい箇所も楽に掃除ができます。
●排水口……重層かアルカリ性洗剤を振りかけて、奥のほうまで古歯ブラシでこすり洗いを。水で流したら、から拭きして仕上げ。
トイレ/30分
●便器の縁裏……重層あるいはクリームクレンザーを古歯ブラシにつけて、便器の縁裏を磨きましょう。
●ウォッシュレット……ウォッシュレットの吹き出し口は、引っ張り出して掃除。クエン酸水をスプレーして古歯ブラシで磨きます。重曹は穴に詰まるので使わないこと。
●便器の黒ずみ……便器の汚れ部分にトイレットベーパーを貼り付け、上からトイレ用洗剤をスプレーするだけ。そのままつけ置きして、別の場所の掃除へ! 最後に水で流します。
キッチン/40分
●フード五徳……ガスコンロから外したパーツをゴミ袋に入れ、お湯をたっぷり注いで重曹を適量振りかける。30分放置した後、取り出して水洗い→から拭きを。
●排水口……重層 2:クエン酸 1の分量を排水口に注ぎいれ、ぬるま湯をかける。炭酸ガスが発生して発泡するので、その勢いで汚れを除去。落ち切らない汚れは、古歯ブラシで。
玄関周り(目安はトータル20分)
“家の顔”は常にキレイに。玄関は「湿気」と「嫌なニオイ」を取り除き、仕上げに消臭剤や好きな香りのスプレーを吹きかけて完了!
靴箱/15分
靴箱の棚ごとに靴を取り出し、隙間用ノズルをセットした掃除機ですみずみまで吸い取ります。次に、重曹水を含ませた雑巾で棚を拭き→乾いた雑巾でから拭き。湿気を残さないようしっかりと。靴を戻して消臭効果のある木炭を置く。茶殻や布袋に入れた重曹でもOK。
床・ドア/5分
床は、ホウキで大まかな砂やホコリを取って、雑巾で水拭き。ドアも表裏、金具の細かい部分も固く絞った雑巾で拭きます。
【まとめ】
いかがでしょうか? 2日間の「片付け」&「大掃除」で、お部屋がすっきり、気持ち良い空間が完成したら、その状態をキープするのも重要です。汚れをためないための極意、それは“毎朝10秒の掃除”習慣。朝起きて机や家電のホコリをサッと拭く、水周りを使った後にから拭きする……など、簡単にできることを習慣づけていきましょう!(さとうのりこ)
(『美的』2014年2月号)