「いつか、かわいい赤ちゃんがほしい!」と思っている女性も多いはず。でも、「いつか」ではなく「今から」知っておくべきことや、やっておいたほうがいいことがたくさんあります! そこで、『美的』4月号の、産める体作りに必要な知識がたくさん詰まった「妊娠力」特集の一部をご紹介します。
妊娠力アップに重要な体作り。その基本となる「食」の中で、注目したのは薬膳です。薬膳は、女性の体を整える働きに優れています。特集では、薬膳に詳しい「漢方キッチン」代表の阪珠未さんが、体質別に効果のあるオリジナルの薬膳レシピ教えてくれています。下記の各項目をチェックして、当てはまる項目が多いタイプがあなたの体質です。それぞれの体質に合った薬膳ドリンクをご紹介します!(※複数に当てはまる場合は、より強いほうを選んでください)
【1】エネルギー不足で胃腸が弱い「気虚タイプ」
□手足が冷える
□舌が白っぽく、舌の縁に歯の跡がある
□肌のたるみが気になる
□不正出血が起きたり、月経が長引いたりする。経血は鮮血
□おならがよく出たり、軟便になったりする。脱肛もある
→体のエネルギーを与える「ナツメしょうが茶」
【2】エネルギーの巡りが悪くストレスが多い「気滞タイプ」
□首筋や肩がこる
□ストレスが多く、イライラしたり、落ち込んだりする
□月経前は特にイライラしてして精神不安に陥る
□月経時、下腹が張って痛んだり、乳房が張ったりする
□月経前後に便秘がちになる
→気の巡りを良くしてリフレッシュさせる「大葉ジャスミン茶」
【3】血液と栄養が不足し元気がない「血虚タイプ」
□不安感、焦燥感、イライラがある。不眠がち
□経血量が少ない
□月経が遅れがち
□疲れると目の下が落ちくぼむ
□肌が乾燥して、くすんでいる。唇や爪にツヤがない
→血と栄養を補う「黒系食材(黒豆、黒ゴマ)ドリンク」
【4】血液の巡りが悪く月経が重い「お血タイプ」
□眼の下にくまができやすい。シミが多い
□歯や歯茎、舌の色が紫っぽい
□子宮内膜症や子宮筋腫がある
□月経痛がひどく、鎮痛薬がいる
□経血に血の塊が混じっている
→血の巡りを良くする「ハイビスカスティー」
【5】体を温める力が弱く冷えが強い「陽虚タイプ」
□腰やおなか周りに冷感がある。冷えておなかが痛くなる
□脚がむくみやすい
□月経中は冷えが強く、内ももがだるくなる
□汗をかきにくい
□経血の量が少ない、色が薄い
→体を芯から温めるしょうがを使った「スパイスティー」
【6】体の潤いが不足して、のぼせやすい「陰虚タイプ」
□顔や手足がほてることがある。睡眠中に寝汗をかく
□皮膚が乾燥する。口やのどがよく乾く
□やつれた感じに見られることが多い
□月経時、ナプキンかぶれを起こしやすい
□煮詰まったコーヒーかすのような経血が出ることがある
→体液を増やして潤いを与えるクコの実をふやかした「ホットクコ」
【7】水分代謝が悪く、むくみや冷えがある「湿タイプ」
□手足や顔がむくみやすい。体がぽっちゃりしている
□舌の縁に歯の跡がついている。舌が腫れぼったい
□軟便や下痢になりやすい
□おりものが多く、粘りが強い。生臭いニオイがすることも
□手がいつも湿っている。手に汗をかく
→利尿作用がある「黒豆とうもろこし茶」
あなたはどのタイプに当てはまりましたか? 子供を産む/産まないは、もちろん個人の自由です。ただ、「産みたい!」と思ったときには望み通りに産めるよう、自分の体質にあったレシピを見つけて今から妊娠力を上げておくのもいいですね。『美的』4月号には上記薬膳ドリンクの詳しい作り方の他、どんなタイプの人にもオススメの薬膳ドリンク2種類のレシピも公開しています。こちらも是非チェックしてみてくださいね!(松本美保)
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