仕事に疲れたとき、やっぱり癒される場所といえば「家」。家族とご飯を食べたり、会話をしたり、テレビを見たり、疲れが一気に吹き飛ぶ~!
……と言いたいところですが、実はアットホーム株式会社が夫婦共にフルタイム勤務をする20~50代の共働き夫婦にアンケートを取ったところ、全体の3割が「仕事が終わっても家に帰りたくない」と思っている事も明らかに。
自宅が癒しの場所ではないという女性は約2割もいて、男性よりも女性の方がその傾向があることがわかったのです。ではなぜ家が癒しの場所にならないのか……その理由を探ってみましょう!
■自分の家は癒される?共働き夫婦の男女間で大きな差が!
まずはこちら。「家にいて癒されると思う時」を尋ねてみました。
■家にいて癒されると思う時ランキング
【男性(312人中)】
1位……家族でご飯を食べている時(53.8%)
2位……家族で会話をしている時(38.8%)
3位……家族とテレビを観ている時(32.1%)
4位……子どもと遊んでいる時(30.8%)
5位……1人でお風呂に入っている時(27.9%)【女性(312人中)】
1位……家族で会話をしている時(41.7%)
2位……1人でお風呂に入っている時(41.0%)
3位……1人でボーッとしている時(38.1%)
3位……家族でご飯を食べている時(38.1%)
5位……家族とテレビを観ている時(34.3%)
5位……子どもと遊んでいる時(34.3%)
こうしてみると、男性は「家族で過ごしている時間」をあげる人が多かったのに対し、女性は男性よりも「1人でいる時間」によって癒される人が多いことが判明。
本来は癒しの場所であるはずの家が、実は負担になっている人も意外と多く、「仕事が終わっても家に帰りたくない」と思っている男性は29.8%、女性は28.5%とどちらも約3割もいることが明らかに。その理由はというと……
■仕事が終わっても家に帰りたくない理由TOP3
【男性(93名中)】
1位……1人になりたいのになれないから(59.1%)
2位……帰っても家族に歓迎されないから(12.9%)
3位……家事などやることがたくさんあるから(11.8%)【女性(89人中)】
1位……家事などやることがたくさんあるから(62.9%)
2位……1人になりたいのになれないから(51.7%)
3位……配偶者がいるから(22.5%)
ちなみに家事分担について尋ねてみると、分担をしている夫婦は54.2%と半数を超えることが判明。一方で、その分担の割合は「夫:妻=1:9」が最も多い結果になり、女性の負担が圧倒的に大きいことがわかったのです。
家が癒しの場所になっていない人が意外といることから、「たまに1人暮らしがしたいと思うか?」という質問をしてみました。
さらに仕事とウソをついて寄り道をして帰宅した経験がある人も全体の35.3%。男女別に見ると、やや男性の方が多く約4割でした。
また4人に1人の男性が、休日にも仕事の用事とウソをついて出かけたことがあると回答。女性よりも男性の方が仕事のウソをつくことが多いことが発覚!
でももしかしたら、夫婦の関係が円満であれば、自宅が癒しになるのでは? そこでこんな調査も。
まずは夫婦の仲良し度を100点満点で答えてもらいました。すると全体の平均点は63.4点。そして、「自宅が癒しの場」と答えた人の平均は68.2点、「自宅が癒しの場ではない」と答えた人は38.2点とかなり差があることが明らかに。
さらに夫婦の1日の会話時間になると、「自宅が癒しの場」と答えた人は、1日平均74分あったのに対し、「自宅が癒しの場ではない」という人は1日平均36分であることが判明。さらに「自宅が癒しの場」という人の58.4%が日頃配偶者に感謝の言葉をかけていることもわかったのです。
つまり「夫婦仲が良い」「夫婦の会話が多い」「配偶者に感謝の言葉をかけている」ことが、「自宅が癒しの場」になるポイントということになりそうです。家に楽しみがあれば帰りたくなるもの! 忙しいからこそ、自宅を最高の癒しの場所にしたいものですね。(いしかわちえ)
*情報提供:アットホーム株式会社
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