俳優・健太郎「今の自分にさよならしたい」【インタビュー】

健太郎,14の夜,金田役,ヤンキー,性春
80年代を生きる、男子中学生の性春映画『14の夜』が12月24日に公開されます。

タカシ役の犬飼直紀さんをはじめとした14歳の男子たちには、オーディションで選ばれたフレッシュな4人がキャスティング。ほかにタカシが憧れる幼馴染メグミ役にSUPER☆GiRLSの浅川梨奈さん、同い年のヤンキーグループのリーダー的存在・金田役に健太郎さん、タカシの姉に門脇麦さんなど、魅力たっぷりのキャストが注目されています。

Woman Insightでは、金田を演じる健太郎さんにインタビューを行いました。作品について、また健太郎さんの14歳のころ“あるある”などについてたっぷりお聞きしてきました!

 

Woman Insight(以下、WI) 最初に『14の夜』の台本を読んだときいかがでしたか?
健太郎 14歳男子の性春がすごく感じられて面白かったです。14歳の主人公と仲間たち4人のアホさ。中学生ならではの女の子や女性の身体に対する思い……妄想のシーンもあるんですが、自分も「14歳の頃はこんなことばかり考えていたな」と(笑)。共感できる部分も多く、どんどん先を読みたくなる話でした。時代背景が80年代ですが、現代でもリアルに感じられたのも楽しい理由でした。

 

WI 本作の見どころはどんなところだと思いますか?
健太郎 年代関係なく、自分を含め男子中学生の頃はそんなことを考えて生きてきたと思うんです。そういうリアルな妄想劇が見どころだと思います。

 

WI 懐かしいものが多く出てくるのも面白いですよね。
健太郎 大人の方に観ていただくと、「懐かしい気持ちになった」と聞くので嬉しいです。それと、懐かしいものや遊びを知らない小中高生にもその気持ちを感じてもらいたくて。僕は中高一貫教育の学校だったんですが、高校生の僕たちのほうが外で遊んでいて、中学生は校舎の中で遊んでいる傾向があったんです。そんな今の14歳がこの映画を観て外で遊びたい、仲間とワイワイ青春したいという気持ちになってくれたらいいなと思いますね。

 

WI 健太郎さんの役・金田についてお聞きしたいのですが、今回はヤンキーの役ですね。役作りで苦労したところはありますか?
健太郎 不良っぽい、悪めの役をやったこともあるんですが、ビジュアルからもヤンキーという役は初めてでした。自分が演じた金田は、自分より強い人には下から接するんですが、自分より弱い人にはイキがる。でも本当は“芯”を持っているという役だと思って演じていたので、苦労したというよりは、いろいろ考えられて楽しかったです。80年代当時のヤンキーは愛らしさもあると思うので、彼のキャラクターは好きです。

 

WI ご自身と似ている所はありますか?
健太郎 共感できる部分はあるんですが、タイプは違うと思います。でも、タイプが違うから魅力的だなと。14歳の時は同い年の子とワチャワチャしていることが多くて、あんな感じで何も考えずに生きていたのは同じです(笑)。

 

WI 金田の見どころを教えてください。
健太郎 プールサイドのシーンは好きなシーンです。金田の男気を感じていただけると思います。それと、プールに飛び込むんですが……。これは実際の映像を楽しみにしていてください(笑)。