仕事中ずっとPCと睨めっこ。スキマ時間はもちろん、寝る直前までスマホをいじっていると、目が「疲れてます!」と悲鳴をあげますよね……。
そんな「目の疲れ」について、ブルーベリーと並んで目にいい最強の食べ物は「ケール」だということが判明しました! 参考にしたのはキューサイ株式会社が実施した調査です。
まずは、ケールについて。ケール(アブラナ科)はキャベツの一種。普通、キャベツは結球しますが、ケールは不結球性。一年中栽培でき、栄養価が高いことから、青汁の原料として使われています。
青汁と聞くだけで苦い、と連想しますよね。ですが、苦いからこそ栄養や効果も強いんです!
■ブルーベリーとの違いって?
どんなに「ケール」に栄養があるとは言え、美味しいし手に入りやすい「ブルーベリー」を食べれば良いのでは!? と考えますよね。
ブルーベリーとケールは、どちらも目に良い栄養素が豊富に含まれています。ですが、主な栄養素の種類が異なっているので、それぞれ作用する場所が違います。
ブルーベリーは「アントシアニン」という栄養素が多く含まれています。 このアントシアニンには抗酸化力と、目の網膜にあるロドプシンという色素体を活性化させる働きがあります。 (このロドプシンの働きが弱まると、物が見えづらくなったり目がかすんだりします。)
そのため、アントシアニンは目の疲労や視野の拡大に効果があります。
■ブルーライトを吸収する栄養素「ルテイン」
対してケールには「ルテイン」という栄養素が多く含まれています。ルテインは、抗酸化作用と、有害な光から目を守る働きがあります。
そのため、ブルーライトをカットしたり、白内障や黄斑変性症の改善に効果があります。
ルテインは緑黄色野菜の中に多く含まれる栄養素ですが、ケールにはホウレンソウの約2倍含まれています。
以上の目の疲れに効く栄養素についてまとめると、下記のようになります。ブルーベリーと併用してケールを食べると、効果がさらに期待できそうですよね!
ブルーベリー:「アントシアニン」……目の疲労や視野の拡大に効果あり
ケール:「ルテイン」……ブルーライトをカットしたり、白内障や黄斑変性症の改善に効果あり
ちなみに、キューサイ「100歳まで楽しく歩こう課」の調査によると、スマートフォンの1日あたりの使用時間は平均2時間21分。また「スマートフォンの使用によって目のダメージ・不調を感じている」か聞いてみると55.7%の方がYESと回答しました。
にもかかわらず、「スマートフォンによる疲れに何か対策を行っているか」尋ねると、対策している人は43.8%、そのうちPC用メガネなどのブルーライトカットアイテムや目薬など、外側からのケアのみを行っている人が95.2%と大半を占めました。
つまり、眼の内側からのケアを行っている人はたったの4.8%! 外側からのケアだけでは足りないなと感じている人は、「ブルーベリー&ケール」で内側からも自分の目を大切にしてみてはいかがでしょうか。(かすみ まりな)
情報提供元:キューサイ株式会社
【あわせて読みたい】