むくんでいるのは昨夜飲みすぎたから? 頭痛はいつものことだけど、妙に眠いのは生理前だから? と、女性は常にプチ不調を抱えていますよね。
でもよく思い返してみたら、体調がいまひとつの日って、お天気もいまいちなこと、多くありませんか?
『Oggi』9月号によると、どんよりした曇りの日や雨の日に、気分が上がらないというだけでなく、痛みや気持ち悪さ、立ちくらみなど、体調トラブルも伴う場合は『天気痛』の恐れあり!
『天気痛』とは、気圧変動が自律神経に影響を及ぼし、体には痛みなどの症状を、心には気分障害(メンタル症状)と、セットでやってくる状態のこと。
誰もがなりやすいわけではなく、『天気痛』になりやすい人=天気に左右されやすい人、なのだとか。9つのチェック項目で、自分が『天気痛』になりやすい体質か、調べてみましょう。
★『天気痛』になりやすい生活スタイルCHECK表
□運動をほとんどしてこなかった
□デスクワークが多く、猫背になりがち
□どちらかといえば几帳面
□新幹線や飛行機に乗ると耳が痛くなる
□乗り物酔いしやすい
□季節の変わり目に体調を崩しやすい
□夜更かし型だ
□朝食はとらない
□昔、首を痛めたことがある
上記9つに多く当てはまったら、『天気痛』になりやすい生活をしてしまっているかも?
『天気痛』の治療とコントロール方法は多種あり、最も効果的なのは、“自律神経”を整えること。生活改善、ストレッチや運動、鍼灸整体などありますが、今回は生活習慣でできる方法をご紹介します。
●朝1杯の白湯を習慣に
朝の白湯には、体温を上げて無理なく自然に内臓を目覚めさせる効果が。沸かして冷ます「時間のゆとり」も実は自律神経調整に有効です。
●砂糖・カフェインをとりすぎない
砂糖は体を糖化させ、代謝を落として疲れやすくします。また、カフェインは交感神経を刺激して、バランスを崩す原因に。いずれもとりすぎに注意を。
●加工食品は極力とらない
レトルトや缶詰などの加工食品はビタミンやミネラルが失われた状態。現代人はミネラル不足なので新鮮な食材をとるよう心がけましょう。
●手軽な調味料は控えめに
加えるだけでパッと手軽に料理ができる調味料には、化学調味料がたっぷり。体内のビタミンを消費してしまうので、極力控えめに。
●添加物は減らすべし
添加物の分解・排出は体に負担をかけ、体へのストレスになることも。また、中にはミネラルを体外に排出してしまう添加物もあります。
●首にはストールやスカーフを
自律神経は温度の急激な変化に弱く、特に首の冷えは自律神経を乱します。冷房の効いた場所では首の後ろを冷やさないように。
●お風呂は首までつかる
半身浴のデメリットは知らぬ間に首が冷えること。自律神経が弱っていると自覚しているならば、お風呂は首までしっかりつかりましょう。
●夜のコンビニはNG
コンビニの照明はかなり明るく、交感神経を刺激。会社帰りに、真夜中に、ついつい立ち寄ってしまう人は頻度を減らすべし!
●就寝3時間前にすべての電源オフ
スマホ、PC、テレビの光は交感神経を刺激して、リラックスを妨げます。部屋の照明は1時間前から徐々に落として暗くしていくのがベスト。
いかがですか?
ここにあるすべてを「完璧にこなそう」と思わず、「きっちり完璧じゃなくていいから、ひとつでもできることを習慣に」をモットーに!(さとうのりこ)
★詳しくは『Oggi』2016年9月号(小学館)に掲載
【あわせて読みたい】
※これであなたも後ろ姿美人!一回で効果絶大の「ネコ背」解消法
※夏に急増!むくみまくりの「水分過多デブ」にありがちな原因6つ