不倫=既婚者との恋愛。
特に今年は、芸能人の不倫が世間を騒がせ、社会問題にもなっています。
しかし、その裏では一般人の不倫が多いのも事実。
みんなやっているからこそ、著名人の不倫が注目されるのではないでしょうか。
ここに注目し、10年近く取材を続けてきた、ライター・編集者の沢木文さん。彼女は、『貧困女子のリアル』に続き、『不倫女子のリアル』(小学館新書)を発表したばかりです。
沢木さんの最新刊『不倫女子のリアル』を読むと、“稼ぐ妻は不倫する”、“円満な家庭の人も不倫する”、“不倫相手としてはおデブ体型の人の方がモテる”、“既婚者はめったなことでは離婚しない”など、思い込みを覆すような内容ばかり。
中には”年上男性=お金”と割り切って、不倫をしている28歳の派遣社員女性の身につまされる不倫レポートも。
■沢木さんにリアルな女子の不倫事情を伺いました
「働く女性の恋愛をテーマに取材をしたとき、不倫経験がある人が10人中6人くらいいたんです。
きっかけを聞くと、大きな仕事の打ち上げの後や、飲み会の後の流れでなんとなく……ということでした。
女性はだいたい28歳くらいで、仕事にも慣れ、同世代の男性に頼りなさを覚える頃に、憧れの上司や先輩とワンナイトラブする、というのが一般的。
さらに皆大切にその思い出を語ってくれる。
その恋の熱量に、その恋愛行為が1~3回で終わればいいけれど、長期間続いたらどうなるか。
魅力ある年上の既婚男性とアラサー期を過ごしてしまうと、結婚ができない、気が付けば出産適齢期が終わってしまうなどの危険性があるなと感じました」
女性の社会進出とともに価値観や倫理観も変わってきた。
実際に不倫をしている30~40代の女性へのインタビューを通して、都会型不倫の現況と社会的背景を探った本。
『不倫女子のリアル』小学館新書 740円
そこで沢木さんは、未婚女子を狙う既婚男性、そして不倫経験がある既婚女性に取材を広げていきます。
■さて、不倫する男性に多いのはどんな人なのですか?
「家庭が円満で、妻との関係も良好な人が多いですね。
家庭が安定している人は魅力的です。
彼らは、新しい女性にちやほやされたい、再び誰か愛されてみたいと感じています」
不倫願望がある既婚男性の多くは、モテへのルサンチマン(恨みの念)を抱えている。
自分が20代後半~30代にモテたのは、“結婚相手としての条件がよかったから”という見たくない事実を知ってしまった。
自分は家庭を築いているという安全地帯にいながら、別の女性にモテてみたいという願望があるとか。
「つまり、結局、家庭にないものを外部(不倫相手)に求めているんですよ。
そこに過度な献身や依存をすると、法的に保証されない関係の未婚女性のほうがバカをみることが多いようです。
不倫関係を長期間続けてしまい、奥さんが浮気に気が付いて、探偵に調査依頼され証拠固めされたら、探偵調査費用+慰謝料で、100万円以上のお金を払わされたケースもあるようですよ」
ほかにも、不倫にまつわる事情、弁護士のアドバイス、探偵が何を調査で調べるのかなど、気になる内容が盛りだくさんの『不倫女子のリアル』(小学館新書)。恋愛のヒントが見つかるはずです。
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