美を追求し続けたプロだからこそ、知っているのは「やるべきこと」と「やってはいけないこと」。プロたちはあらゆることを実際に試し、本当のことを知っています。日々のケアを「なんとなく」やってしまっていて、自信がない人って結構多いはず。
『美的』12月号では、医師やメイクアップアーティストなどが実践している美容法を特集! 今回は「やってはいけない」ことを9人のプロに伺っています。
◆急激に太ること。皮膚がのびて戻りにくくなります!
「30代からやせにくくなるし、太りすぎると皮膚がのびます。その後ダイエットしてもシワになるだけ……。肌のハリをキープするためにも、程よい筋トレを習慣にしましょう」(ヘア&メイクアップアーティスト 山本浩未さん)
◆ストレスをためたままにしておくこと。血流が悪くなり、顔色や皮膚のハリが低下します。
「ストレスがたまると毛細血管が収縮し、血流が滞って肌細胞の活性も停滞します。美にストレスは大敵。たまに好きな香りのオイルでマッサージしたりして、自分を癒して」(ビューティープロデューサー・『AMATA』主宰 美香さん)
◆低体温を放っておくこと。免疫力が低下してむくんだりくすんだりしてしまいます。
「低体温は免疫力を下げるので、白湯を飲んだり湯船にゆっくり浸かるなどして、日ごろから免疫力アップを心がけて。そうすると幸福感まで高まることを私は実感しています」(ヘア&メイクアップアーティスト・ライフスタイルデザイナー 藤原美智子さん)
◆目頭切開など、顔の造作をいじる手術。これから顔が変わっていく端境期にすると、バランスが崩れます。
「若いころに整形するのと比べ、30代は下垂し、バランスが変わっていく端境期。造作をいじるより、美肌こそが女の格を上げるのです。さあ、スキンケアを頑張りましょう!」(美容エディター もりたじゅんこさん)
◆寝なくても大丈夫!という変な思い込み。確実に老化が加速します。
「まだ若いし、ほとんど寝なくて平気でも、生活リズムの乱れは確実に老化を加速させます。1日6~7時間は睡眠をとる普通の生活を。また、早起きすると人生が変わりますよ」(『美的』エディトリアルビューティディレクター 猪原美奈さん)
◆必要以上にゴシゴシこすること。日々の余計な負担がダメージを進めてしまいます!
「洗顔、マッサージ、お手入れどきなどの際、力が強すぎる人が多いです。肌を触るときは、肌が動かないくらいを目安に。日々余計な負担をかけ続けると、後々深刻に!」(美容コーディネーター 弓気田みずほさん)
◆酸化防止剤や防腐剤の入っているドリンクやサプリを摂取すること。
「防腐剤などの添加物は、肝臓に蓄積されてしまい、身体を脅かします。せっかく美と健康のために頑張っていても逆効果に。日ごろから成分表示をチェックする習慣をつけましょう」(ネイリスト・『トゥーソレイユ』主宰 松下美智子さん)
◆1年中、肌に栄養を与えすぎないこと。肌が甘えて根底力が衰えます!
「肌にごちそうを与え続けると、慣れてしまうので、鍛えるためにときどき“肌断捨離”を。何も塗らない1日を過ごすと、そのときの乾燥、たるみなどの肌状態を知ることができます」(ビューティセラピスト 田中由佳さん)
◆シャンプーの2度洗いや朝シャン。地肌を痛める危険があるので気をつけて!
「頭皮は顔以上にデリケートで、紫外線の影響も大。皮脂を取りすぎるシャンプーの2度洗いや、バリア機能が弱まりダメージを受けやすい“朝シャン”は、頭皮を傷めていると思って」(美髪アドバイザー 田村マナさん)
意外と見落としていたり、ついついやってしまっているようなことばかり。どれも早めに気をつけるだけで、10年後、20年後の肌がまったく変わってくるはずです。(鈴木 梢)
『美的』2015年12月号(小学館)
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