1年中食べられるけれど、冷たい海水で身が締まった冬のシーズンは格別の「カニ」!
「食べ応えで言うと、身が大きいタラバがいちばんでしょう。また、甘みはズワイ、毛ガニ、タラバの順に感じられます。個人的にコストパフォーマンスが良いと思うのは、味噌まで堪能できる毛ガニですね」と語るのは、斉藤水産の羽田重(はだ・かさね)さん。
『Domani』12月号では、そんな「カニ」の特徴を知って味わうための情報を総まとめ! これからの季節存分においしさを堪能するべく、ぜひ覚えておきましょう。
★【レシピ】とろけるほど美味しい!あの名店のカニクリームコロッケが自宅でつくれる!
◆タラバガニ <平均価格 ¥20,000/1杯>
冬にとれる場所は、北海道やアラスカ、ロシアなど。“タラバ”という銘柄そのものに価値があるため、産地によって価格の変動はなく、カニの中でも値段が高め。脚だけで売っているものは解凍品が多くなっています。
【おすすめの食べ方は……焼き!】
タラバガニは焼くと甘みが増すのでイチ推し。包丁で殻の表面を削いでから焼くと食べやすくなっています。
◆ズワイガニ <国産の平均価格 ¥20,000/1杯>
山陰でとれるものは“松葉ガニ”、北陸でとれたら“越前ガニ”というブランド名がつきます。ブランドになるとタラバ並みに価格が上がりますが、ロシア産は1杯¥5,000くらいで購入できます。
【おすすめの食べ方は……鍋!】
冬に需要が多い鍋に。ズワイガニはカニしゃぶにすると、みずみずしく甘みが引き立って最高!
◆毛ガニ <平均価格 ¥4,000/1杯>
家庭でも調理しやすい大きさで、値段もロシア産の¥3,000前後から北海道産の¥5,000前後とカニの中では比較的手ごろ。ほかのカニと違って、茹でても味噌が流れ出てしまうことがないのも特徴です。
【おすすめの食べ方は……茹で!】
毛ガニは塩を入れたお湯で茹で、シンプルに食べるのがいちばん。必ず味噌も味わって!
品種や産地によって値段が大きく変わるカニ。表面が乾いてなくてツヤがあり、持つとずしっと重いものがおいしいのは共通です。あわせて今回の内容を参考に、おいしいカニを堪能してくださいね。(鈴木 梢)
『Domani』2015年12月号(小学館)
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