Woman Insight編集部の鈴木梢です。最近は彼との同棲について考えたり、遠距離恋愛について考えたり大忙しですが、いますぐ籍を入れたいという本音もあります。結婚したいです!
結婚式にも憧れはあるものの、同棲資金やら、遠距離恋愛中の交通費やらを考えると「籍だけ入れて、結婚式は気が向いたらでいいかなあ……」なんて思うこともあるのです。
でも「あきらめる前に誰かに相談しよう! 結婚といえば『ゼクシィ』だ!!」と思い、編集長に相談しに行ってきました!
前回は結婚式に対する意識やトレンドなど、“結婚式の今”について詳しくうかがいましたが、今回はあらためて『ゼクシィ』の秘密について探っていきます。
★前回はコチラ→ 「結婚式=お金がかかる」ばかりじゃない!最近の結婚式って、こんなに自由なんです【ゼクシィ編集長インタビュー】
個性的な付録が多く、とにかく重くて厚い『ゼクシィ』って、実はこんなふうに作られているんです!!
Woman Insight編集部 鈴木(以下、鈴木) 『ゼクシィ』といえば、個性的な付録が多いイメージがあります。
『ゼクシィ』神本絵里編集長(以下、神本) 『ゼクシィ』が大事にしているのは、「花嫁さんに徹底的に寄り添う」ということなんですね。ファッション誌などでも素敵な特集や付録はたくさんありますが、「『ゼクシィ』だからこそできる」ということをとても大事にしているんです。
鈴木 具体的にはどのようなことなのでしょうか?
神本 新生活に使えるものや、結婚準備中に使えるものなど、花嫁さんの気分がちょっとあがるようなものにする、というのを意識して作っています。たとえば、「乙女すぎるドライバーセット」。
鈴木 新生活に使えるもの、結婚準備中に使えるものっていろいろあると思いますけど、なぜドライバーだったのでしょうか……。
神本 新生活で使うものではあるものの、なかなか「ドライバーセットを用意しておかなきゃ!」と思わないですよね。なのでまずは、付録でついてくると便利だと思ったのです。そして、普通だったらドライバーにかわいさは求めないからこそ、かわいいものを提供する価値はあるのではないかと。
鈴木 なるほど!
神本 それに新生活準備のなかで、家具を解体したり、組み立てたりすることって意外と多いんですよね。こういった作業って面倒だし、疲れる……でもそんなときにドライバーセットがかわいかったら、ちょっと花嫁さんの気分があがるんじゃないかと感じています。
鈴木 まさに「花嫁さんに寄り添う」からこその発想ですね!
神本 「花嫁すぎるゴム手袋」や「ベルばらすぎる花嫁専用ゴム手袋」もそうです。わざわざお金を出してかわいいものを買おうとは思わないけれど、かわいかったらテンションがあがるもの。そんなことを意識しています。
鈴木 自分でわざわざ買わないけれど、プレゼントとしていただくとすごくうれしいものってありますよね。『ゼクシィ』の付録ってそんなイメージです。ところで、「花嫁1000人委員会」という組織があるそうですが。
神本 「結婚式が終わったあとに後輩花嫁さんたちにアドバイスをしてください」ということで、本誌内で募集しています。記事全体に関わっていて、彼女たちのご協力で成り立っていると言っても過言ではないんです。
鈴木 具体的にはどんな関わり方をしているのでしょう。
神本 関わり方としてはふたつあります。まず、アンケート。ほぼすべての記事でアンケートをとっているのですが、たとえば結納の体験談や、結婚準備で後悔したことなど……『ゼクシィ』は、先輩花嫁さんたちのそんなリアルなアドバイスを聞くことができるのが特徴といえます。
たとえば「夏のリゾートウエディングは上着がいらないと思うかもしれないけど、意外と冷えるから持っているといい」とか「結婚式の準備中は本当に疲れるからこの栄養ドリンクがおすすめ!」とか(笑)。そういった話はなかなか聞けないと思うんですよね。
鈴木 確かに。私も調べたことがありますが、流れやポイントはわかるけれど、そういった細かいところは知る機会がないです。でもすごく重要ですよね。
神本 そしてもうひとつが、記事の企画自体への協力です。企画前に必ず彼女たちとブレストをするようにしていて、本当に花嫁さんが必要としているのはどんな情報なのかを話し合うようにしています。
鈴木 リアルな声を大事にしているのですね。
神本 たとえば「婚約特集」といっても、花嫁さんたちが婚約について本当に知りたいのは、どんな内容なのか。婚約の手順なのか、先輩たちのアドバイスなのか、場所選びについてなのか……など、いろいろあるんですよね。そこを先輩花嫁さんたちの経験談をもってアドバイスしていただくことによって、企画をよりしっかりしたものに作り上げていくことができるんです。
鈴木 付録にもかかわることはあるのでしょうか?
神本 基本的にはアンケートと企画でご協力いただくことが多いですが、たとえばこの「ベルばらすぎる花嫁専用ゴム手袋」のときには、薄いピンクにするか濃いピンクにするか編集部で悩んで、グループインタビューを実施しました。すると「薄いピンクは汚れやすい」というご意見をいただいて、反映しました。
鈴木 確かに! でも言われてみないと意外とわからない(笑)。リアルな声が必要な場面は、たくさんあるわけですね。
神本 ピンクの色は細かすぎるこだわりですよね(笑)。実際使ってみていただいたあとに、きちんと花嫁さんのお役に立てるものにしたいと、付録担当がこだわって作っています。最近だと、夫婦間で“LOVE弁”を作り合う新婚さんが多いので、『ゼクシィ』2015年5月号ではお弁当キットを付録にし、本誌でも特集を組んでいます。かわいく切り抜いたり、デコレーションしたり……。お弁当キットは、料理が得意じゃない人でも、もっとかわいくしたいという人でも使えるように、今回初めて作りました。
鈴木 最近特に話題になった企画について教えてください。
神本 毎年12月発売号(翌年の2月号にあたる)は話題になるものが多いですね。たとえば、昨年の12月の別冊付録「愛と波乱の結婚準備ダンドリBOOK」。『ベルサイユのばら』のキャラクターが登場するコラボレーションで、原作で叶わなかった、オスカルとアンドレの結婚式までのエピソードを原作者の池田理代子先生自ら執筆されています。式場の予約やドレス選びなどの事前準備をこなしながら、式に臨むオスカルとアンドレの姿を描いています。
鈴木 なぜ『ベルサイユのばら』の企画になったのでしょうか。
神本 『ゼクシィ』はカップルだけでなく、親御さんと読む機会が多いようなんです。『ベルサイユのばら』は、最近の花嫁さんの親御さん世代にも馴染みがあり、花嫁さん世代も知っている。そういった背景があります。また、『ゼクシィ』は2014年11月にアプリをリリースして、雑誌の『ゼクシィ』は雑誌を手に取ってくれたからこそ楽しんでいただけるような内容を意識して作るようになってきています。あとは、ピンクの破れない婚姻届も話題になりましたし、それとセットで作ったのですが、“フォトプロップス”も新しい取り組みでした。
鈴木 “フォトプロップス”って何ですか?
神本 いま、結婚式で流行っているんです。フォト(写真)プロップ(小道具)ということで、写真を撮影するときに使えるアイテムのことですね。披露宴やパーティで使用できるのはもちろん、婚姻届提出時にもフォトプロップスを使ったらどうかということで企画しました。婚姻届を出したときに記念の写真を残す人は本当に多いんです。なので、その写真がもっと楽しくなるように、婚姻届につけられるようになっているものなど、婚姻届提出用のフォトプロップスも入っています。
鈴木 結婚をすぐに考えていなくても、ほしくなってしまう付録や内容盛りだくさんですね!
神本 ありがとうございます。「プロポーズされたらゼクシィを買うのが夢だった」と言ってくださるような花嫁さんも、うれしいことに多いので、きちんと花嫁さんの役に立つ情報とさらに幸せになるような楽しい企画を発信していけたらと思っています。
「プロポーズされたら『ゼクシィ』」……ということで! 次回は最近のプロポーズ事情についてうかがいます。なんだか最近、男性陣がめちゃくちゃがんばってくれているらしいのです……次回をお楽しみに!!(鈴木 梢)
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