みなさん、今日は『節分』ですね。この『節分』にまつわる“アレ”について、「今日のインサイト」会議中、編集部で大討論が起こりました。
スタッフA「先日テレビで、片付けが大変だから『節分』では“落花生”をまく人がいるってやってましたけど、小さいころから、普通に“落花生”ですけど、うち」
スタッフB「だよね! うちは『節分』に“落花生”か“大豆”かで、旦那と言い合いになったことあるよ」
スタッフC&D「え……『節分』に“落花生”って、どういうことですか?」
この一言で、会議がストップ。『節分』にまく“豆問題”(大豆 vs 落花生)で、しばらく大バトルです。
おそらく、『節分』にまく豆は、“大豆”が大多数でしょう。でも、考えてみてください。まいた後の豆は、どうしますか? 聞くと「捨てる」という声がほとんど。食べ物を捨てるなんて……!
その点、“落花生”なら、殻が付いてますからね。投げ終わったあとも捨てずにすみます。拾って、年の数+1個、ちゃんと食べられるじゃないですか(ただし、殻の中に入ったナッツの数を、1とするか2と数えるか……この数問題は、今回は置いておきます)。
という筆者は、秋田出身。ちなみに、大討論した編集部のスタッフAは、福島県、スタッフBは宮崎県、スタッフC&Dは東京都&千葉出身でした。これってもしかして、地域性が関係してるのでは?と思ったので、編集部スタッフが全国各地の友だち&知り合いに、大調査を慣行! 47都道府県の知人にひと通り聞いてみたところ、こんな結果となりました。
●北海道・東北……北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
圧倒的に“落花生派”!!
●関東……茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県
ほぼ“大豆派”!!
●中部……新潟県、富山県、石川県、福井県、山梨県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県
新潟・富山・長野は“落花生派”!
その他の都道府県は“大豆派”!
●近畿……三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県
有無を言わさず、ほぼ“大豆派”!
●中国……鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
“大豆派”のみ!
●四国……徳島県、香川県、愛媛県、高知県
“大豆派”のみ!
●沖縄・九州……福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
宮崎・鹿児島は“落花生派”!
他の都道府県は“大豆派”(一部例外も)!
まとめてみると、『節分』で“落花生派”という地域は、北海道、東北地方、新潟、富山、長野、宮崎、鹿児島。それ以外は、基本的に“大豆派”のようです。
ただし、“大豆派”の地域でも、ごくまれに「落花生をまく」という人も。調べてみると、両親のどちらから“落花生”で育った地域出身だったり……ということが多かったですね。あとは、「食べる豆と投げる豆が違う」という人もいました。
今回調査したのは各都道府県の一部の方なので、地域によっては、「大豆って書いてあるけど、うちは落花生派です!」という方もいらっしゃるかもしれません。
それにしても、“節分は落花生”という文化が根づいている地域が、北海道・東北地方だけはまとまっていて、他の都道府県がバラついているのが不思議ですよね。大豆と落花生の境界線がもっとはっきりあるのかと思っていました。
『節分』は、その字のごとく“季節をわける”ことも意味しています。節切(せつぎり)の暦では、今日が「大みそか」。明日から新しい1年が始まるのです。年末年始にバタバタして、落ち着いて1年を迎えられていないという人は、今日の大みそかに仕切り直し……といきましょう!(さとうのりこ)
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